山梨県の東~南を最近は拡張。甲州市はほぼ終了しており、大月市の未登ピークへと移行することにした。
今日の天気は良いので、富士山が見える場所に行きたい。という訳で、七保町から順に踏んでいく。まずは、大洞岩から。天気は下り坂と思われ、最短で取付できそうな北からアプローチ。
道路脇の踏跡を辿り、沢へ降りて沢型を登ることにした。尾根が行けそうなら修正するつもりだったが、やはり右手が使えないので、大人しく沢型を行くことになった。獣道も利用でき、藪も皆無で稜線に乗る。間もなく、頂上。
今日の展望はこれで満足。間に合った。岩殿山が立派に見える。
大菩薩方面も良く見える。
これから向かう大同山と百蔵山。頂上には、木製の手製標識が転がっていた。
展望は満足して、西へ下る。
ロープが固定されていた。倒壊した社みたいなのがあった。この辺は良かったが、その後、尾根の右を適当に下っていたら、厄介なことになってしまった。足元が緩く、そこそこの斜度。通常であれば、駆け下れるような場所に10分近くは要する羽目になった。
戦没者の墓地らしい。ここから、とても歩きやすい道。つづらで高度を落とす。
碑を通過すると、そこから階段。
日露戦争のものらしかった。そう言えば、同じ大月市のむすび山にも戦争の史跡があったことを思い出す。現在、平和で何より。
大洞岩で見た植物、中々興味深かった。時期を変えても楽しめそうである。
この2つは、4月下旬か5月と8月かな。
リュウノウギクは、日影の株より、いっぱいに日を浴びた株が嬉しそうに見えた。
ここから、車道歩きで、百蔵山登山口を目指す。
岩殿山がここからも中々。四等三角点535.7m。点名『小和田』とその近くの小田和山はちょっと気になる。あれも踏まねばなるまい。
道中、紅葉も楽しめる。
登山口に近い頃に見た、このイチョウ2本は見事だった。
意外に長い車道歩きをこなし、ここから山道。笹薮も刈払いはされている。
藪の中に垣間見れるチャノキとその花が、植林と笹薮の殺風景な中に存在感を示す。以前は茶畑か何か違う作物の畑だったのかもしれない。
それも見られなくなり、完全な植林。道の整備は十分である。古い標識は良いな。車道歩きも山道もペースはほぼ同じ。通常の登山道で手を焼くことはないだろう。
黄色の紅葉がちらほらと見られるようになる。広葉樹も混じってきた。良い傾向。
金比羅宮とされる場所。鐘があり、祭られているのは不動明王のようだ。
少し先にも小さいものあり。
コウヤボウキを一輪だけ見つけた。もう終盤だ。
四等三角点、点名『葛野』。ここは植林の勢力が強い。しかし、暫く進むと薄らいでいく。
広葉樹、アカマツも混じってくる。
赤の紅葉も増えてきたように感じる。
大同山、着。達筆標識があった。展望無し。ひとまず、今回のピークハントはこれで終了となる。百蔵山までも僅かなので向かう。
分岐。この付近が紅葉中々。
少し早いか。
こちらは見頃。
アカマツが多くなる登山道を一息で百蔵山へ。
2度目の登頂。確かこんな山頂だったな。
三等三角点、点名『下和田』。陰にリンドウがいた。
展望の方はというと・・・。富士山は雲隠れしたようだ。
それが無くても東に目をやれば、悪くは無い。午後の柔らかな日差しも心地よい。
さて、少し東に進んだ分岐から下山とする。
ミズナラなどが主の広葉樹で結構好みだ。黄色は時折見事。鎖が付いている場所もあるが、補助は今日は必要ない。先の大洞岩の下りに比べればだいぶ易しい。
地面も彩られていた。ひらりひらりと落ちてくる葉も一興。
その後は植林となってしまうが、それなりに楽しめた。
まだまだ楽しめるかと思う!
百蔵山には、ミヤマウズラやイチヤクソウがいることを発見した。珍しくはないか。
登山口に到着。畑と住宅?があった。車道に出ると紅葉している木が多かった。ぼちぼちと車道歩きをこなす。
振り返る。梅や桜もあって、1年通して良いかもしれないな。
花を見ると嬉しいもので、車道歩きの慰めになる。そして、1つ気になったのが・・・。
この特徴的な一枚葉は・・・。恐らくサイハイランだと思う。そんなところにいるのか!?という場所であり興味深い。他にはおらず、経過を見たいところではある。
左が大洞岩、右が岩殿山。両方良く見える場所があって良かったな。ここから間もなくスタート地点に到着。
今回、大洞岩の下りはそこそこリスクがあった。時間を掛ければこなせるが、ストレスも大きい。余り調子に乗らないようにしよう・・・。
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