遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

ノンダ沢ノ頭 権現山 大窪沢ノ頭 鍋割沢ノ嶺 雨降山 ゴウド山 高指山 不老山

 今回も、大月市を越えて上野原も含めた未登峰をやっつけに行く。山梨百名山でもある権現山の周囲のピークを絡め、先日の浅川峠も経由するコース設定だ。

棚頭林道から和見棚頭林道に接続して、浅川峠に至る古道入口から出発。

駐車場の案内は出ていたが、勾配がきつく、TTで向かったので腹を擦るかと思った・・・。写真右に駐車場、4台ほど停められる。ここは、棚頭の亀岩という史跡があるので、そのための駐車場のようだ。苔むした階段を下っていく。

亀石。亀というより、むしろ鮑みたいな岩だなと思う。

沢向こうに目印が付いているので、それをひとまず追ってみることにした。

比較的、踏跡がしっかりしている印象。

左は植林が続くが、歩く右は広葉樹も混じっている。

見事な紅葉を見られた!

早くも足が進まなくなる♪ 沢沿いなので、日が差す時間は少なそうだが、幸運。

道は明瞭。竹がある。過去には屋敷があったそうだから、重要な資材や食料となっていたのか。

植林もあるが、それ以外の木があって悪くは無い。道は植林によくある深く掘られた様子であり、たまに倒木があるが至って歩き易い。

黄色の紅葉もたまにあって嬉しい。

地図通り、ここでトラバース道となる。通常、トラバース道は消失しやすいものの、ここは目印もあり現役と言えた。

もう少し手こずるかと思ったが、あっさりと浅川峠へ到着。四方向の様子が把握でき、ちょっと嬉しい。権現岳へ北進。僅かに登ったピークには一応名があるらしい。

ノンダ沢ノ頭。山頂一帯は植林。ノンダ沢がどれなのか・・・?権現岳方面に突き上げる沢はアセミ沢、その左俣というべき沢がノンダ沢なのかも。

広葉樹と植林が交互くらいにある。落ち葉で道は隠されるが、歩き易い。

振り返りつつ。紅葉は900mほどで終わっている印象。上部は枯れ模様。つづらになっているので、距離はあるが足を運ぶ速度は落ちない。

主稜線に乗った。西のピークは残しているし、またここには来ることがあるだろう。

すぐ東に登ったところで、権現岳頂上を巻くような分岐があった。

権現山、到着。二等三角点、点名『棚頭山』。ここは2回目であるが、さっぱり記憶にないので、展望も新鮮。

まずは富士山。

秩父縦走路も見えているようだ。

あの立派な山容の山は三頭山だろうか。

アンテナの立つピークが雨降山と分かる。東京の街も良く見えた。

汗冷えしてたまらないので、10分未満の滞在として、東へ進む。

王勢籠神社、奥宮。中々、由緒あるよう。

植林が多い。アップダウン無く、とても歩き易い。その後2つの小ピーク。

大窪沢ノ頭。大窪沢は、北面から突き上げてくる沢のようだ。地味な小ピーク。

鍋割沢ノ嶺。鍋割沢は、南面から突き上げてくる沢らしい。こちらも地味な小ピーク。

サクサク進んで分岐。ここも通ったことがあるはず。すみれの丘の看板がまだあって、それも15年以上前。

トラバースの道で雨降山へ。

頂上はアンテナ2つ。これはよく覚えている。

ここから、南へ下り、不老山を目指す。

巡視路にもなっているので、プラ階段がお馴染み。

そこからずっと植林。途中、小さな祠があった。

旧道分岐。この標識も過去と同じ頃からある。

この林床には、ツルリンドウが結構いた。

林道を横切る。ここから先は初めてだ。

300mほど進んだ先が、ゴウド山。伐採されており、ネットで広範囲に覆われている。

大規模伐採で展望がとても良い。

神奈川県、山梨県の県境はまだまだだな。

雨降山を振り返る。結構、距離があるように見えた。その後は、植林に再度突入。

高指山。展望なし。達筆標識あり。ベンチがあるので小休止するが、すぐに汗が冷えて寒くなる。

その後も、ほぼ植林が続く。

そして、今回のピークハントの最終目的の不老山へ。

三等三角点、点名『桑窪村』。南の地域の名称由来か。

ここも南面を中心に展望が良い。

東から。富士山。

都留・秋山・道志・丹沢の山々。

相模湖の辺り。

ズームで・・・。

十分に楽しんで下山にかかる。不老山の南西30mほど高度を落としたところで、そのままの向きの尾根で下ることにする。

出だしの様子。この植林ならば大丈夫そうだ。・・・、この時はそう思っていた。50mほど高度を落としたところで、紅葉が見えるルート取りをしていたら厄介なことになった。乾燥した地面に落ち葉が乗っているが、それが急過ぎてずり落ちる。右手が使えないので冷や冷やしながら確実に高度を落とす。

岩を噛んでおり、ぽろっと取れることもあり、やれやれ。振り返って一枚。

右寄りに何とかして復帰して植林帯に逃げた。本当にやれやれ。100m未満落とすのに20分以上を掛けてしまった。ショートカットしているつもりが、出来ていなかった感覚に陥る。そこからは順調。

最後は、笹が出るが藪っぽさや抵抗はない。沢の水を引くホースを見ながら、やや上流へ道なりに進む。

緑の柵の手前から出てきた。ここから約3kmほどの車道歩き。

振り返る。沢型下る方が楽だったかもしれないな・・・。

今回、エビネを発見した。株数も多く、花を咲かせた様子もあり、その時期に再訪してみたいところだ。

時折ある家から漂う夕餉の匂いに懐かしさを感じつつ、30分強歩いてスタート地点へ戻った。

次は、権現山から佐野峠方面、雨降山から東を歩きたいと思う。

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