遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

カワツバタ窪ノ頭 三ツ森 麻生山 オクノ沢ノ嶺 権現山 駒止嶺

大月市、上野原、集中登山を続ける。先日の権現山の西を歩く。七保町駒宮からアプローチする。国道138号線から登山口付近を偵察するが、駐車が微妙な感じを受け、結局は国道沿いから出発。

杉平入口バス停。登山用とも受け取れる標識がある。

小姓の登山口に着いたが、これは下山で利用したい。南にある駒止嶺から先に片付けて登っていきたいのだが、実線の道がよく分からず、ここから登り始めることにした。

標識と簡易ベンチあり。のどかな農村風景。竹の混じる植林を登っていく。この尾根は、古地図によると楢原尾根というらしいが、標識では鋸尾根とある。

が、すぐに広葉樹になって期待が高まる。

昨日に続いて今日も紅葉がばっちりだ。

富士山と紅葉のセットで撮りたいが、これがせいぜい。まぁ、贅沢というものか。

不人気コースと思いきや、レギュラーになり得ると思う。目印も踏跡も割と分かりやすい。ただ、落ち葉で埋もれる。

カエデではない木も・・・。何と鮮やかな赤だろうか。

六ツ原からの道は不明瞭に見えた。その上、幕営したらいいだろうなという場所。

まだ紅葉も散見された。ここまでペースが上がらず、予定をこなせるかやや不安。

カワツバタ窪ノ頭。緑のテープがあるのみで、他には特に無い。川津畑窪は西の葛野川に流れるものらしい。

数十m先に、標識があった。

植生が少し変わる。無駄に1170m高点も踏んだ。鋸尾根とあるように、アップダウンがある。本領発揮となり、尾根上ではなく巻いていくルート取りらしい。

巻いた先から振り返る。通常なら稜線通しで行きたいところだったが。

主稜線直下までやや急なところもあったが、問題なく乗り上げた。麻生山方面へ。数分で三ツ森北峰と標識、鏡があるピークに出る。

見事な景色だ。

奥のあれは南アルプスなのか?

雁ヶ腹擦山から黒岳の辺りかな。

秀麗富嶽十二景に入っていないのが不思議なくらいに展望が素晴らしい場所だ。少なくとも、百蔵山よりは良い。このピークの名称は諸説あるようだが、古地図でもある通りここでは三ツ森としておく。それに、北峰とあるが他の峰はどれだ?解せぬ・・・。

南東へ進んで権現岳まで何とか行きたいが、この後、それなりに勾配があってペースが上がらない。

しかしながら、植物は興味深い。この山域でイワカガミがたくさんいるのは珍しい。他にも、ヒカゲツツジが見られた。再訪したいところだが、その際どうルートを採るか悩ましい。

一番の岩場だが、ただの階段にしか感じない。この辺からは歩き易いように思う。

尾名手峠。古い標識の哀愁。稜線以外の踏跡は少なそうだ。

麻生山の手前に古い標識。ここは北峰とされているらしい。

すぐ先が、麻生山本峰。三等三角点、点名『粟千場』。ピーク感は薄い。展望も無し。

ここが下山路の分岐となる。朽ちた行政の標識が転がる。落ち葉で下山路はどんな様子かよく分からないが。まだ時間がありそうなので、予定通りに権現山へと向かう。

すこぶる歩き易く、オクノ沢ノ嶺へ。細長いマイナーピーク。この標識の手前にも赤いテープが巻かれていたが、ここが最高点。

ぶっ飛ばして・・・、と言っても今の状況ではだけど、浅川峠からの道と合流。時間が無ければ、ここで引き返してもいいと思ったが、僅かな距離なので権現山へ。

当然、全く変わらない。

今日も都心まで見える。どうやら、スカイツリーも見えるらしい。右写真のメインの山は、大岳山か。

下山がそこそこ長いので、程々にして戻る。

パンダ写真になってしまったものを帰りに撮影。サクッと戻り、下り一辺倒。

落ち葉で隠されるが、つづらで高度を落としていく。枯れ模様、植林ではない。

この尾根にも標識があった。そんなにメジャーな尾根ではないと思うが。この分ならば、ペースを落としても十分安全に下山できそうだ。

ぼちぼちと紅葉も出てきた。すると・・・。

見事な一本の紅葉した木! これは凄い。

ここまで大きな木で完全に美しく紅葉しているものは、今期で初めてかもしれない。ここで堪能。

歩いてきた稜線。上部だけは鋸らしい様相。

午後の紅葉のまた素敵なこと・・・。

落ちゆく太陽を正面に見ながら。

884mのドウミの少し先、つづらでは積んだ木、ケルンのようなもの、石積が途中あり。その下、トラバース道も割としっかりしている。

紅葉に足が中々進まない。

鬱蒼とした植林もあれば、再度明るい場所もあり。アカマツも出てくる。

600m地点で分岐標識があった。どちらも現役の道のようには見える。天神峠への道を進んで、最後の目当てのピークハントへ。

駒止嶺。三等三角点、点名『浅川』。落ち葉に殆ど埋もれていたのを見つけられた。展望はなく、この辺から笹が出てくる。

徐々に笹が濃くなっていき・・・、右の写真が最大瞬間密度で中々。ただし、踏跡が下にはあり、大したストレスは無い。

標識はあったが、この様子で意気揚々と突っ込もうとは般登山者は思うまい。

あの山はどこだろうか。大峰の尾根の下部だろうけど。

後は車道歩き。集落の家は現役が多くて驚く。そういえば、駐車場所を探している時も畑仕事している人が多かったな。

面白そうな道を選択しながら戻る。この吊橋、意外と新しく、渡った先に電灯もあった。

最後に一番驚いたのが・・・。

カモシカ!民家の資材置場のような場所にいた。剥製かと思ってじっと見ていたら身じろぎしたので更にびっくり。だいぶご老体かご病気な様子。しかし、なぜこんなところに・・・。今回、山中では2頭見たが。猟犬に追い立てられ、からがら辿り着いたのだろうか。山間集落を歩くと面白い場面に出くわすものだと思う。高山も里山も甲乙つけがたし。学校の脇を飛び出し、駐車場所に帰り着いた。

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