予定していた泊まり沢は、諸事情により余儀なく不参加となり、手近でお茶を濁す。
行先は、八ヶ岳東から突き上ていく地獄谷本谷。赤岳沢の核心部近くには、希少な花が咲いていたから、こちらにもいるに違いないと思っているが、さて・・・。


美し森駐車場すぐ上の林道をゲート横目に歩く。ガスっていたが、沢の中を歩くようになるとすっきりしていた。しかし、主稜線が遠いな・・・。


過去に見た時にはビランジ(オオビランジ?)は見頃だったが、今日は終盤。写真を撮りながら適当に歩く。

変わらずに出合小屋はあった。天狗尾根に冬に行ったのが遠い昔に感じる。


古い標識。これを見て、いよいよ地獄谷本谷へ。
序盤はまだトレランシューズで行けそう。左には石積みがあり、遭難慰霊碑の大岩とツルネ東稜の標識を初めて見る。結構入る人がいるのか。


レイジンソウを見て、いよいよ沢通しで進む。岩がゴロゴロして歩きにくい・・・。


4~5mほどの滝を左壁からどちらも越える。濡れない。

さぁ、ここで沢靴に履き替えて朝食だ。

小滝3つを越えると、更に上に2段になっている模様。

2段と思っていたが、厳密には3段っぽい様子。上はCS滝だったか。上の4mほどの下段滝を左から登っている最中、ホールド崩壊し少しヒヤッとした。

CS滝の処理がめんどくさいなぁ・・・。写真では見えないが、CS左奥にも水流がある。
CSの左から背中を岩に押し付けて何とか左壁に這い上がった。疲れた。弱っているとはいえ、4mほど上がるだけだが、Ⅳは最低あるだろう。
この上は3mくらいの小滝2つ、最後は5mほどの滑滝。

滑滝はぬめりがきつそうで、かなり濡れそうなので、右支流方向に上がって一枚。
どうやらこの支流が天狗沢だったよう。日本登山大系によると、先のゴルジュの連瀑は30m大滝。へへへ、登ってやったぜ。自己満足。


滑が中々悪くない。小規模だけど。

再び、ゴルジュが現れた。

2mほどの小滝の先、ちょっとやばい感じ?

ゴルジュ内に2つの5mほどの滝が架かる。右俣が本流だが、左俣の方が難しいらしい。確かにそちらは細かそうな右壁を登らされる様子。行先の滝はというと、右が棚になっており、あっさり上に上がれる。
再度、滑が出てきて・・・。


青空!!そして、滑が続く。

お隣、赤岳沢にもこんな癒し区間があったなぁ。

右から支流に架かる6~7m滝。

その後も滑。

だが、左岸はガレの押し出し・・・。うーん、草原を期待していたのだが。


アカバナはとても多かった。あとは、ミミナグサっぽいのとトリカブトくらい。

ふと、北を見やると、天狗尾根の絶景!!すげー。

ぬめりが出てきたが、簡単で問題なし。
キレット小屋まで50mほど下で水切れとなり、そこで沢装備解除。

最後は適当にまばらな草地を上がる。ここはカモシカ?に食べられたコバイケイソウなど見るに堪えない。これは、ミヤマアケボノソウがいるはずもないよな。探すなら、もう少し手前で探索しないと駄目だった。

あーあ、目的は見つからずキレット小屋に来てしまったよ。
さて、ツルネ東稜を下るのが最も早そうではあるが、過去の笹薮の記憶と往路を殆ど辿ることのデメリットが上回り、赤岳まで行くことにした。

北。

阿弥陀岳、中岳。あちらの探索は来年かな。

権現岳。やたら遠く感じるな。
見事な景色を楽しむ。とても暑いけれど・・・。さて、花見しながら行きますかね。


コマクサなどもう花もないと思ったが、何とかまだ残っていた。










稜線に生える朽ちつつあるラン科は何だろう?


頂上直下は、だいぶ秋めいていた。イワベンケイは気が早いよう。

一応登ったぞ。さて、下山だ。

やっぱり真教寺尾根を無難に下る。


ここでも花見。左右に目をやりながら下るので、ペースが遅い。結局、登山道沿いではミヤマアケボノソウは無いと結論付けた。


セリバシオガマ。先日の県界尾根よりだいぶ多い。いや、そちらは訪問時期が早かったのか?いずれにせよ、自分の記憶で、こちらの方が多い印象は正確だった!かなり広範囲で見られた。


咲き終わった、キソチドリとミヤマフタバランも。


尾根上のピークの写真も・・・。扇山の手製標識は、特徴的なフォント。


この2種は秋を感じさせる。
そして、羽衣池。ここには見たい植物がいるのだ。


これではなくて・・・。

これ。サワギキョウ。咲いていたのはこれだけだったけれど、見られて嬉しい。
かなり寂しい池だが、時期を変えれば違うのか。ここにカキランなどがあったらな。
最後の楽しみ、美し森山の花見。







もうマツムシソウの時期かぁ・・・。改めて秋だな。
翁さんはどこにあったか忘れてしまい、この時期どうなっているのか観察できず。

また行こう!!

驚いたことに、展望デッキができていた!!まだ新しさを感じる。草原の中に造る方が寿命が長いでしょうな。

金峰山方面を楽しめる。今日は富士山は見えず。
これにて終了。
目当ての花は見つからず残念だった。しかし、沢登りとしては、ゴルジュ突破して逃げずに遡行できたし満足!
地獄谷本谷 赤岳 / Argonさんの牛首山(山梨県)・赤岳・扇山(山梨県北杜市)の活動データ | YAMAP / ヤマップ