遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記

TOCONOMA

いつか行きたい!と思っていたtoconomaのライブ。

しかも単独。10周年!

これはと思い行ってきた。

『orbit』と『underwarp』の流れ、最高でした!

しかも、機材トラブルでやり直しで更に楽しめた♪

ツアー名は床上手。もとい、『TOCOJAWS 2018』であった(笑)

 


toconoma "underwarp" (Live Music Video)

八町山

里山の部類に入るであろう、八町山へ。

八雲池公園から登り始める。

良く整備された公園。静かで素敵だ。

f:id:Argon:20181209223256j:plain

駐車は適当に。まぁ、殆ど人など来ないだろう。

そして、斜面を適当に上がり、尾根に取り付こうと登ると・・・。

f:id:Argon:20181209223257j:plain

林道にすぐ出て、見えるすぐの距離に登山口があった。

f:id:Argon:20181209223258j:plain

境界見出標がある。目印や踏跡もそこそこある。

f:id:Argon:20181209223259j:plain

適当に踏跡を辿っていくと、一箇所だけ盆地が見えた。

そして、巨木があった。

f:id:Argon:20181209223300j:plain

また適当に登って、稜線らしい緩やかな稜線に乗った。

八町山はこの稜線上だが、左にも同じくらいの標高のピークあり。

f:id:Argon:20181209223301j:plain

八町山、頂上。

地味な山であり、展望無し。

f:id:Argon:20181209223302j:plain

三角点や標識はあった。

f:id:Argon:20181209223303j:plain

源氏山に適当に進めないかと少し徘徊したら、西には林道が延長されてきていた。

北側は行止り。

せっかくなので、八町山の南西にある双耳山とも思えるピークも踏んでみる。

f:id:Argon:20181209223304j:plain

こちらは木が茂っている。踏跡も殆ど無い。

ここからコルに下り、沢型を下って行く。

出頂ノ茶屋跡らしき場所には一升瓶やらビール缶やら割れた茶碗やら転がっていた。

少し散策して、比較的明瞭な道を行き、戻る。

f:id:Argon:20181209223305j:plain

f:id:Argon:20181209223306j:plain

池の周囲の紅葉が見頃。

f:id:Argon:20181209223255j:plain

東屋で寛いで、着替えた後、ゆるりと帰る。

 

 

-コースタイム

公園(11:35発) → 登山口(11:40) → 八町山(12:45) → 西ピーク(13:00) → 出頂ノ茶屋跡(13:20) → 登山口(14:00) → 公園(14:10着)

野呂川シレイ沢 鳳凰山(観音・薬師) 辻山 大崖頭山

10月らしからぬ高い気温。

これならば、標高の高い南アルプスの沢も十分に範疇となる。

今回は単独、野呂川支流のシレイ沢へ。

何よりも起床が毎度ながら辛い・・・。

夜叉神峠駐車場に着いたのは、本当にギリギリだった。

バイクでなければ、身支度整えるのも時間がかかり、バスに確実に間に合わなかったと思う。

広河原までの料金と変わらず、940円。

バス料金回収の方から、シレイ沢はまだ水量が多いと聞く。さて・・・。

シレイ橋で下車。私の他、2人パーティがいらした。

先行して出発。

f:id:Argon:20181008224440j:plain

以前見たシレイ沢の入口はガレにチョロチョロと少ない水が落ちている地味な印象だったが、これは期待できる。

嬉しくなって、水流を飛沫を浴びながら登っていく。

下から見えていた赤い堰堤は左から越える。

まずは、一つ目の滝。これは一段上から。

f:id:Argon:20181008224441j:plain

左壁を行ける。簡単。

f:id:Argon:20181008224442j:plain

続いて、そこそこの落差の滝。

上は10mはありそうだ。

f:id:Argon:20181008224443j:plain

巻きかなと思ったが、近づいてみると、右壁が登れそうであったため、取り付く。

Ⅲ程度で快適に登れる。

f:id:Argon:20181008224444j:plain

さて、一段上に上がり、そのまま水流右、傾斜の落ちた抜け口を目指す。

ヌメっていたら冷や冷やするが、イドログリップがしっかり効く。

f:id:Argon:20181008224445j:plain

お次の滝は小さく、5mあるか。右を登れる。

f:id:Argon:20181008224446j:plain

これは登れるか微妙で、左岸から巻いた。落差は10m程度か。

巻きの上には岩屋があった。

f:id:Argon:20181008224447j:plain

左から小さな支流あり。穏やかな様相。

f:id:Argon:20181008224448j:plain

お次は5~6mくらいの滝。左壁が登れた。

f:id:Argon:20181008224449j:plain

また小さな支流が左から。写真で見ると倒木多い・・・。

f:id:Argon:20181008224450j:plain

これも登れて右壁を行く。

f:id:Argon:20181008224451j:plain

記憶曖昧だが、右を適当に登った気がする。

f:id:Argon:20181008224452j:plain

さて、中々立派な滝。20mくらいあるか。

瀑風が降り注いで少し寒い。青空が遠く見えているのが幸いだ。

写真、下段は適当に登り、上段へ。

f:id:Argon:20181008224453j:plain

盛夏であれば水流突破もできるのかも。

この巻きで失敗。

左からそのまま巻こうとしたが、踏跡あるが、どうもいまいち。

スイッチして左岸から巻いていく。

f:id:Argon:20181008224454j:plain

巻きの途中から。結構な高さがあるなぁ。

その上では、立派な支流が滝となって落ちていた。

f:id:Argon:20181008224455j:plain

思わず見入ってしまう。

f:id:Argon:20181008224456j:plain

上まで見に行きたいが・・・。

既に写真も結構撮って時間的にどうなのだろうか、と思い割愛。

f:id:Argon:20181008224457j:plain

小さい滝はサクッと越えられる。

f:id:Argon:20181008224458j:plain

水流左も行けそうだが、寒いので右を登る。

f:id:Argon:20181008224459j:plain

そこそこ高くて、ちょっと登れそうにないですね。

どちらだか忘れてしまったが、適当に巻けたので、記憶に残らないのだろう。

確か左岸だったか。

2条の滝を登り、上では右から支流が。

f:id:Argon:20181008224500j:plain

水流は少ないが、紅葉が良い感じだ。

倒木が気になるが、そのまま適当に進むと・・・。

f:id:Argon:20181008224501j:plain

下段の滝は、水流右から。手が上の比較的いいホールドに届き、乗り越せる。

上段はというと。

f:id:Argon:20181008224502j:plain

f:id:Argon:20181008224503j:plain

独立した立派な滝だ。20mくらいありそうだ。

下を登っていくが、どうも上は良くない・・・。

水流左をシャワーで行けそうな気もしたが、かなり厳しいので、上は大人しく左から巻き。

いよいよ、白眉と言うべき、スラブ滝と右に崩壊した花崗岩が見えてくる。

f:id:Argon:20181008224504j:plain

f:id:Argon:20181010121046j:plain

見事な景観だ。白さが特に素晴らしい。

イドログリップも素晴らしく、フリクション抜群で、ヌメリも分かりやすく、それ以外はどこでも歩ける。

f:id:Argon:20181010121213j:plain

ここで滝を見ながら小休止。

これは登れないな。ソロソロ上がって、右の穴に大ランジできるか?

そのまま右岸から巻く。左岸より多分楽なのではないか。

落ち口から対岸を見るが、展望無しですね。

f:id:Argon:20181008224506j:plain

事前情報通りに、倒木は多いようです。

許容できるが、無ければさぞや美しいだろう。

f:id:Argon:20181008224507j:plain

滑が綺麗なのだが、倒木も多いので残念だ。

f:id:Argon:20181008224508j:plain

二俣。

右俣へ入る。見えている滝は水流右を飛沫を浴びながら登る。

お次は中々立派な滝。

f:id:Argon:20181010224903j:plain

柱状節理っぽい感じがして、威圧感あり。

右岸から巻いたはず。

 

f:id:Argon:20181008224509j:plain

もう詰めの様相を醸している。

f:id:Argon:20181008224510j:plain

右の湧水地帯が苔むしており、中々よろしい。

水流はだいぶ少なくなってきた。それでも滝が。

f:id:Argon:20181008224511j:plain

直登を試みる。ピトンに腐ったスリングが途中にあった。

無事に登れる。そのすぐ上も同じような滝。

水流にクラックが走っていた。はじめ、右のバンドを登って行こうとしたが、そこもどうかと思い、水流ラインへ。

ジャムを効かせつつ登れたが、慣れていないこともあり、一番悪かった。

f:id:Argon:20181008224512j:plain

紅葉はまずまずか。カラマツはもう一つ。

風化した花崗岩の砂が足にこたえる。

この後、水も枯れてしまう。

f:id:Argon:20181008224513j:plain

沢型には矮小な木があるのみで、歩行に支障がない。

そのまま詰めていく。

f:id:Argon:20181008224514j:plain

と、いよいよハイマツのお出ましだ。

ここまで藪らしいものが無かったので、面食らう。

藪漕ぎ上等と行くが、まさか10m程度で登山道へ出てしまうとは・・・。

時間もまだまだあるので、薬師岳はおいて・・・。

f:id:Argon:20181010233543j:plain

はいはい、観音岳ですね。

何度か踏んでいるので、展望が無くても許せますね。

ここで食事取りながら小休止。

展望も無く、地蔵岳は8月に踏んだので、今更という感じで、進むのはここまで。

f:id:Argon:20181008224515j:plain

 さて、薬師岳へ出発。

歩きやすく、すぐに到着。

登山道は薬師岳山頂とされている箇所は通っていないので、寄り道。

f:id:Argon:20181008224516j:plain

 山頂南東の岩上から南面を見ている。

頂上にある最高点である花崗岩にも登ろうと、最も確実な北面から取り付く。

南にも1箇所ラインがあるが、クライムダウンがちょっと怖い。

リップのホールドはとてもいいのだが、叩くと空洞ができているか、脆さ確実な音だった。

右足を乗せて、両腕全体で伸びあがった状態まで。

ノーハンドで岩上に立つのは、ホールド崩壊の危険を許容できずに止めた。

丁度、2人組が東面のダブルカンテにクライミングシューズでトライされるところだった。

下から5m程度あり、推定2段は確実にありそうなラインだ。

楽しんで、砂払へ。

f:id:Argon:20181008224517j:plain

落葉している?カラマツは青空が無いのか、くすんで見えてしまう。

薬師岳小屋と砂払。

f:id:Argon:20181008224518j:plain

砂払もしっかり最高点の岩の上に立った。

ガスガスですね・・・。

南御室小屋では、少し水を飲ませてもらった。美味しい。

f:id:Argon:20181008224519j:plain

足元に落ちているナナカマドの紅葉した葉が美しい。

ここから先の樹林帯も結構好きだ。

f:id:Argon:20181008224520j:plain

辻山への標識も立派なものがあった。

時間も体力もまだ十分あるので、大した労力ではないので向かうことにした。

f:id:Argon:20181008224521j:plain

三角点には岩に山名が書かれた岩があった。

以前は三角点が赤っぽかったように記憶しているが・・・。

f:id:Argon:20181008224522j:plain

僅かに進んだ展望地。三角点側を見ている写真。

分かっていたが、今日の展望が無いことを確認した。

f:id:Argon:20181008224523j:plain

苺平に出て、付近にあった達筆標識。良いね!!

こんな字がさらりと書ける方は素敵。

f:id:Argon:20181008224524j:plain

何の菌、キノコでしょうか。

杖立峠の金属標識から、大崖頭山を目指す。

どうやら、山名事典では三角点より北西のピークが山頂のようだ。

山頂は樹林でテープ一つはおろか何もない。

そのまま踏跡がある尾根地形を進む。テープが散見されるようになった。

f:id:Argon:20181008224525j:plain

鞍部付近。土の堀返しがそこら中にあり、クマかイノシシだったら困るなぁ。

ここから三角点まではテープが連打されていた。

f:id:Argon:20181008224526j:plain

結構踏む人がいるようだ。展望は予想通り無い。

南向きの尾根で登山道復帰かと思ったが、沢地形がとても歩きやすく、そこを下って復帰した。

こちらからの方が楽そうだ。

今日はこれで目的は達成したので、惰性で下るのみ。

f:id:Argon:20181008224527j:plain

ガスで幻想的な風景。この景色は大好きだ。

途中一箇所、街の展望が多少あった。

下の方はガスが消えて少し暑さを感じるようになる。

f:id:Argon:20181008224528j:plain

夜叉神峠小屋前。

北岳様、拝めず、残念!

今後来るとしたら、赤抜沢の下山でだろうか。

最後まで足の調子よく下っていく。

f:id:Argon:20181008224439j:plain

途中、観音岳から3回も同じ方々を抜くことになり、申し訳なかった。

無事に降り立つ。

今日はバイクなので、汚れ物もそのままで合羽を羽織り楽々帰宅だ。

温泉、外食無しであれば、バイクは最高!

ここ何度か長時間山行が連続したので、今回は10時間に満たず、楽に感じられた。

 

 

-コースタイム

シレイ橋(6:20発) → 支流40m滝(8:15) → スラブ滝30m直下(9:05) → 二俣(9:35) → クラック水流滝(10:20) → 稜線登山道(11:20) → 観音岳(11:30-11:45) → 薬師岳(12:10-12:20) → 砂払(12:40) → 南御室小屋(13:05) → 辻山(13:30) → 苺平(13:40) → 大崖頭山(14:25) → 大崖頭山三角点(14:40) → 夜叉神小屋(15:25) → 夜叉神峠登山口(15:55着)

甲斐駒ヶ岳 黄蓮谷右俣遡行 日向八丁尾根下降 2日目

f:id:Argon:20180925215638j:plain

朝から天気がいい。

予報では2日目の今日は良くなかったが、夜の天気予報では晴れ~曇予報になっていて安心した。

4時前に一度起きて食事を取り、二度寝して行動開始したのが6時過ぎ。

f:id:Argon:20180925215639j:plain

沢装備も靴以外は乾いて、合羽はすぐに脱ぐことになった。

f:id:Argon:20180925215640j:plain

紅葉し始めてきている上、やっぱりこの青空は最高ですね。

こいつは左から越えようとしたが、段が高くて越えられず、右からになった。

見覚えがありそうな、三段滝。

f:id:Argon:20180925215642j:plain

f:id:Argon:20180925215641j:plain

全部、右から結局巻いた。二段目と三段目は残置がある左を行けそうだったが、R君意向もあり、ロープも使わず巻き。

f:id:Argon:20180925215643j:plain

もう詰めになってきている。危険が全く無い。眼下には素晴らしい景色。

水涸れになりそうで、補給して先へ。

f:id:Argon:20180925215644j:plain

時期が早ければ、高山植物がたくさん花が見られたようだ。

チングルマの綿毛が日に当たり輝いていた。

最後の詰めで色気を出して、ちょっとしたルンゼに入ったら、上部がハイマツとダケカンバの藪になってしまい、反省・・・。

私は特別藪漕ぎに抵抗は少ないのでいいのだが、R君には申し訳ないことをした。

稜線へ出る!

f:id:Argon:20180925215645j:plain

社に無事遡行できたことを感謝する。

そして、山頂でも。

f:id:Argon:20180925215647j:plain

ようやく参りました、甲斐駒様。

たくさんの人がいて、直下は少し渋滞。

記念撮影してもらい、日陰で食事と沢装備を解除する。

f:id:Argon:20180925215646j:plain

南面の北岳仙丈岳を見ながらゆっくり。

1時間程滞在して、鋸岳の稜線から日向八丁尾根へとつなげて下山する。

f:id:Argon:20180925215648j:plain

名残惜しく、振り返りながら。

f:id:Argon:20180925215649j:plain

ウラシマツツジは見頃がやや過ぎている様子。奥の北岳とともに一枚。

途中で見えた、奥駒津沢らしき滝が気になった。

向かう先はややガスが湧いてきている。

f:id:Argon:20180925215650j:plain

紅葉は綺麗で、黄色がメイン。

やはり、坊主山は坊主中尾根で上から攻める分には危険が無さそうに見えた。

いつか下から上に抜けよう。

坊主山東稜支尾根取付まで5時間、坊主山まで3時間、稜線まで3時間かな。

稜線まで登り合計11時間、下り最低6時間といったところか。日帰りはとてつもなくこのルートだと厳しいね・・・。

そうこう考えているうちに、六合目小屋。

f:id:Argon:20180925215651j:plain

一度来たことがあるが、こんな所にあったか。

岩を渡るように歩き、稜線に復帰。

稜線通しに進むが、巻き道っぽい強い踏跡もあった。

三ツ頭。

f:id:Argon:20180925215652j:plain

一時、雨が僅かだが落ちたが強くならず、雲の中に入ったり抜けたり。

少し下った分岐の先からは初めて歩くコースだ。

日向八丁尾根への道より、鋸岳への道の方が荒れているような・・・。

傾斜も緩く、烏帽子岳へ。

f:id:Argon:20180925215653j:plain

どうやら、ヘッドライト下山は確定のようですね。

f:id:Argon:20180925215654j:plain

僅かに進んだ先には人工物が。何でしょうか。

岩っぽい所が少し続くが、整備は良好。

右手には尾白川本谷の支流が見えている。

f:id:Argon:20180925215655j:plain

中でも、この滑滝沢と思われる沢は別格に見えた。

とてもアプローチが厳しい場所だ。私には天上の存在。

登山道は良好。

f:id:Argon:20180925215656j:plain

どこから運んだか、梯子も2カ所あり。

黒木の樹林に入っていく。

f:id:Argon:20180925215657j:plain

土がふかふかしており、足に優しい。

廃道になる前の標識かな。

f:id:Argon:20180925215659j:plain

こういう遺物を見ると、何というか・・・、こう・・・。とにかく高揚する!

たまに見える、東側の展望。

f:id:Argon:20180925215658j:plain

坊主山のスラブを従える、甲斐駒ヶ岳。素晴らしい景色。

坊主中尾根、烏帽子中尾根とどちらも良い。

概ね傾斜が無く、距離を稼いでいく。

登りが少しあり、大岩山のキレットへ。 

f:id:Argon:20180928214134j:plain

何年も前に日向八丁尾根を偵察がてら、このキレットを見にきたことがあったが、とてもじゃないが、踏跡も殆ど無く、この傾斜に恐れをなして戻ったっけ。

梯子、ワイヤー、ロープとよくここまで整備できたと思う。

登り切り、直角に右に曲がると、間もなく大岩山。

f:id:Argon:20180925215701j:plain

見返してみると、山頂標識も変わっている。

この立派な標識の隣の木に、いい味出した山頂標識があったのだが・・・。

R君はだいぶ辛そうで、罪悪感が湧く・・・。

割と緩めのペースで進んでいく。

f:id:Argon:20180925215637j:plain

いよいよ日が暮れる。

前回山行の下山と同様の光景だ。

富士山もシルエットが見えて和む。

この先、鞍掛山分岐先で、完全に暗くなる。

何と、日向山手前の登山道で2回ほどルートを見失う。

これはショックだった。いくら暗いヘッドライトとは言え・・・。

完全に錦滝への下山路は閉ざされて、通行禁止になっていた。

山頂で少し休憩して、ゆっくり下山。

過去には40分で下山してるところ、余裕で1時間以上かけて下山。

無事にこの山行が完了した。

憧れが憧れのまま終わらずに良かった。

無理な山行に付き合ってくれたR君には大感謝だ。

一人でも行けたかもしれないが、おそらく黒戸尾根下山にはなっていただろうと思う。

登攀的な沢はまだまだ経験不足に感じた。

そして、行きたい所、やりたいことは尽きない。

 

 

-幕営地2360m(6:20) → 三段滝下(7:30) → 水涸(8:20) → 甲斐駒ヶ岳(10:10~10:55) → 六合目石室(12:15) → 三ツ頭(12:55) → 烏帽子岳(13:10) → 大岩山キレット下(15:20) → 大岩山(16:05) → 鞍掛山分岐(17:35) → 日向山(19:20) → 登山口(20:40着)

甲斐駒ヶ岳 黄蓮谷右俣遡行 日向八丁尾根下降 1日目

甲斐駒ヶ岳に丁度10年前に初めて登った。

その際に魅了され、『黄蓮谷』という存在を知った。

憧憬と畏怖の念を抱きつつも、いつかはそこへ到達したいという欲求があった。

去年の正月に甲斐駒ヶ岳に登頂し、その年の内に黄蓮谷を遡行しようと秘かに誓ったのだが、休みと天気の条件が揃わず、叶わなかった。

 そして、今回実行へ・・・。

アプローチは最も一般的と思われる、日向山登山口から廃林道を歩き、尾白川へと下降するルート。

6時前に到着して、出発。

f:id:Argon:20180928102250j:plain
キノコ狩りの人もいたり、登山者もいた。

途中では崩落があった。

数年経っているようだが、過去に私が通った時は無かったもの。

f:id:Argon:20180928102251j:plain

アイスでガンマルンゼ等は登ったが、どこだか記憶が曖昧で分からず通過。

f:id:Argon:20180928102252j:plain

終点が近くなると、トンネルを3つ続く。

概ね1時間ちょっとで終点に到着。

f:id:Argon:20180928102253j:plain

下降は多少急だが、ロープもあって楽々。

f:id:Argon:20180928102254j:plain

肉厚で美味しそうなキノコだが、残念ながらツキヨタケらしい。
目印も踏跡もしっかりしており、入渓となる。

日も出てきて気持ちが良い。

f:id:Argon:20180928102255j:plain

緑色が強く美しい。

長丁場な上、上部が核心なので、遊ばず温存する。

f:id:Argon:20180928102257j:plain

f:id:Argon:20180928102256j:plain

左壁スラブを登っていく。

水中はヌメルが、乾いた場所はイドログリップでばっちりだ。

f:id:Argon:20180928102258j:plain

盛夏であれば、ウォータースライダーで楽しそうだ。

f:id:Argon:20180928102259j:plain

f:id:Argon:20180928102300j:plain

滑がいい感じ。癒し系の緩さ。

ワイヤーの滝。梯子滝というらしい。

f:id:Argon:20180928102302j:plain

滑り落ちないように、左から登っていく。

f:id:Argon:20180928102303j:plain

f:id:Argon:20180928102301j:plain

f:id:Argon:20180928102304j:plain

この滝は、釜が恐ろしく深い。4~5mはありそうだ。

バンドを伝って右を越えたが、落ちたら変な水流に巻き込まれて浮いてこれるかどうか不安になる。

f:id:Argon:20180928102306j:plain

f:id:Argon:20180928102307j:plain

f:id:Argon:20180928102305j:plain

難所なく進んでいくと・・・。

f:id:Argon:20180928102308j:plain

f:id:Argon:20180928102309j:plain

この滝は少し遠いが、釜の深さは先ほど以上かもしれない。

右からも登れるかもしれないが、そのまま左巻き

f:id:Argon:20180928102310j:plain

穏やかな場所と・・・。

f:id:Argon:20180928102311j:plain

小滝が続く。

f:id:Argon:20180928102312j:plain

これは刃渡り沢ではない?もっと下流かな。癒し系はまだ続いた。

f:id:Argon:20180928102313j:plain

岩壁が素敵。

 

f:id:Argon:20180928102314j:plain

f:id:Argon:20180928102315j:plain

ひょんぐりは少ない噴水滝。地形図の場所は違っている。 

f:id:Argon:20180928102316j:plain

f:id:Argon:20180928102317j:plain

噴水滝上も滝が続いていく。

この辺で、イドログリップでも水分があると、乾いた赤い部分のスラブは一度滑るとかなり危ないことに気付いた。

それでも特別問題は無く歩ける。

f:id:Argon:20180928102319j:plain

再度、右岸支流が落ちる。こちらは黒戸北沢かな。

f:id:Argon:20180928102318j:plain

青空が見えてテンション上がる。

f:id:Argon:20180928102320j:plain

目にしみる青空。

f:id:Argon:20180928102321j:plain

f:id:Argon:20180928102322j:plain

危なげなく、黄連谷出合に到着。右が本谷、左が黄蓮谷。

f:id:Argon:20180928102324j:plain

まずまずのペースで来られたので、ここで小休止。

ボヤボヤしていると、ここは本流に入りそうな?

f:id:Argon:20180928102323j:plain

振り返ると岩が見事ですね。

出合からすぐに8m滝がいた。

f:id:Argon:20180928102325j:plain

左右どちらも巻けるようだが、左から行った。

f:id:Argon:20180928102326j:plain

巻きに入ってびっくり。確かにいやらしい所だが、何という整備具合。

巻き終わると、先に大物が見えていた。

段々近づくと・・・。

f:id:Argon:20180928102327j:plain

右は坊主ノ沢。本流の左は千丈ノ滝。

f:id:Argon:20180928102328j:plain

こちらの坊主ノ沢出合滝も中々のものだ。

日本登大系では35mとあり、遡行は3時間と記載があるが、そんなに簡単か?

坊主山に登るなら、これで詰めあがればザッテルに楽々行けると思っていたが、結構立派で考え直しが必要かも。

ゴルジュ内で進退窮まったらと考えてしまい、やはり東稜乗越に出て、ルンゼを詰めるのが一番安全だろうか。

f:id:Argon:20180928102330j:plain

f:id:Argon:20180928102329j:plain

f:id:Argon:20180928102332j:plain

写真は見たことがあったが、千丈ノ滝がこれほど大きいとは思わなかった。

碑も発見。

f:id:Argon:20180928102331j:plain

予想していたより下部にあるんですね。

千丈ノ滝は一応登れるそうだが、右岸からそのまま安全に通過した。

巻き終えると、五丈ノ沢かな?それが右岸から落ちている。

f:id:Argon:20180928102334j:plain

貧相だが、凍ったらそれなりになるのかも。

f:id:Argon:20180928102333j:plain

これもサクッと確か右を巻いて進む。

すると、またしても大物。坊主滝。

f:id:Argon:20180928102336j:plain

これは登れないでしょう。右からのルートになりそうな箇所もヌメヌメ・ツルツル。妄想だけ。

f:id:Argon:20180928102337j:plain

f:id:Argon:20180928102338j:plain

f:id:Argon:20180928102339j:plain

観賞と休憩して、定石通り、右のガレ沢を少し登って左岸巻き。

黒いテープが巻いてあったり、古い目印があったり。

踏跡はたくさんあり、小さく巻いた。

こいつも直登は不可能。

f:id:Argon:20180928102341j:plain

右の草付を登って小さく巻く。残置ピトンもここにはあった。

どこかの途中で昨日・今日の焚火があった。

f:id:Argon:20180928102335j:plain

焚火はいいけれど、これは・・・。

前の状態に復帰できてない上、火が完全に消えていないというお粗末な始末状態。

f:id:Argon:20180928102340j:plain

あとは、ベニテングタケ。可食キノコが欲しいよ。

間もなく、二俣に到着。

f:id:Argon:20180928102342j:plain

ここは左俣が圧巻の多段スラブ滝となって落ちているのが、特に印象的。

登れるんじゃないかと、左俣水流部分を中間辺りまで行ったが、そこからが外傾ばかりな上フリクションどころではなく、クライムダウンとなり失敗。

大人しく右から越えた。

f:id:Argon:20180928102343j:plain

フェルト靴のR君も試すが、やっぱりダメだったらしい。

それにしてもロープ無しは怖い怖い。

だが、その上段で、はまる。

右のバンドがあと5mが非常に危険で支点も取れない!

ここから見る右岸も楽そうに見えないので、大きく巻くことに。

一段上のヌメリスラブに残置ピトン・スリングがあり、一体どこに行くの?という場所。

この意味って、さっきのバンドを振り子トラバースしろってこと?と足りない経験・頭を使ったが答えは出ず。

f:id:Argon:20180928102249j:plain

大きく巻いて、ロープも使わずに降りられる所を見つけて復帰。
坊主滝辺りから少し嫌な予感があったが、この先でガスが谷全体を覆い始める。

ガレを通過したり、小さ目の滝を越えていく。

f:id:Argon:20180925203153j:plain

写真など撮ってもどこなのか分からないので、殆ど撮らなかったら、いつの間にか、奥千丈ノ滝らしき所まで来たらしい。

下段を登って、左に吸い込まれたが、そこも残置があって沢から離れ過ぎで良くないと思い、水線に復帰。

登攀具装着し、ロープを使い登っていく。

f:id:Argon:20180925203155j:plain

f:id:Argon:20180925203154j:plain

日が当たらないので寒いよ・・・。

カムを持ってきたのが大活躍した。

ヌメリもあって一々時間がかかった。

ギア不足で、ピッチを切るタイミングが難しく感じた。

ここでガスで見通しが殆どきかず、危険を感じる。

f:id:Argon:20180925203157j:plain

f:id:Argon:20180925203156j:plain

右岸を藪漕ぎしたりする箇所もありつつ、何とか一望できる所に上がった。

再度水線に戻れて安心。

f:id:Argon:20180925203158j:plain

 新鮮そうな落石。一体どの辺にいるのか、もう分からないが、ここで終了できない。

このすぐ上のクラックが3本程走ったスラブ滝で、またはまる。

私は水線を行こうとしたが、上部のヌメリで敗退。その後、すぐ手前の残置のあるクラックを上がった。

こはちょっと緊張。カムを使いながら、残置ピトンも右足で踏むという軟派な登りをしてしまった。

R君はさっさと1つか2つ手前のクラックを登ったそうだが、これも余り良くなかったらしい。

奥千丈ノ滝からここまでは本当に晴れていて欲しかった!

標高としては奥千丈ノ滝は越えたようだが、逆くの字滝なる凶悪な滝があるとのことだが、分からず。

暗くなってきて、藪を漕いだり対岸を見たりしながら、ビバーク適地を探すが、これも長かった。

そして、ようやく発見!!

f:id:Argon:20180925203152j:plain

すっかり暗くなり、ヘッドライト使用で、着替をしてテントとタープを設営。

風が若干あり、濡れて体温を奪われていたこともあり寒かった。

夕食で温かいものを取ると、一気に回復。

露がおりることは無いだろうと考えて、濡れものはタープ下や灌木にかけて干した。

星は見えるが、夜景はいまいち。

20時そこそこにはシュラフに入る。

シュラフカバーと夏用シュラフに、ダウンを着たらとても暑く寝苦しかった。

それでも断続的に睡眠がとれて回復した。

 

 

-コースタイム

登山口(5:50発) → 林道終点(7:10) → 尾白川入渓(7:20) → 梯子滝(8:00) → 噴水滝(8:50) → 黄蓮谷出合(9:40) → 千丈ノ滝下(10:40) → 坊主滝下(11:10) → 二俣(12:00) → 奥千丈ノ滝下(13:40) → 2360m適地(18:00着)

 

滝書籍

 

秘境滝を行く 信州80渓流訪瀑記

秘境滝を行く 信州80渓流訪瀑記

 

 滝の書籍には目が無い。

写真が少ないのが難点だが、地形図付の詳細な場所が記載されているので有り難い。

一般化された滝は、ネットで検索すれば幾らでも出てくるが、ここに記載されている滝は余り無い。

危険な記述も散見されるので、私も注意せねば…。

沢経由でのピークハントをこれから主体にしていきたい。