遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記

アカンダナ山 白谷山

呑気に低山ばかりにうつつを抜かしていたら、いつの間にか雪が少なくなっている。
尾瀬の様子から推測すると、例年より2週間程度融雪が早いようなので、敗退覚悟で臨む。
行先は、北アルプス南部、焼岳と乗鞍岳に挟まれた目立たぬ山、アカンダナ山と白谷山。
割と楽そうな西側からのアプローチは、安房トンネルの通行料節約のため却下。

焼岳登山口まで乗り入れ可能な時期。
先行者は焼岳のようだ。
ぬかるみがちな一般道を少し進んで、西へ向かう。

平坦地を進んでいると日が差してくる。

雪が締まっていると思ったものここまで。

どこから取り付こうかと思案。
北側に一度踏み入れるが、踏み抜きで南面の日影を登って行った。

結構はじめは急なので疲れる。
それに踏み抜き多く消耗して泣きそうになる。
稜線は1900m近く、灌木藪がうるさい所もあり、南側の沢型に降りて進むこともあり。
展望も時々焼岳の素晴らしい姿が見えて励まされる。
アカンダナ山へは東からのアプローチだと稜線をいずれにしても越えなければならない。
アカンダナ山の東にある約2060mピークを南から巻いて、県境をまたぎ、南尾根を登る。

振り返れば、乗鞍岳が素晴らしい。
この南面の登りが一番大変だったかもしれない。
傾斜は特別苦ではないのだが、意外に藪っぽい所が多い上、踏み抜きも多いし、いささか手を焼いた。

やっと、アカンダナ山に登り上げる。

標識は文字の判読が不可能なレベル。
雪面2m以上上にある。

向かう北面を見ながら小休止を入れる。
左中央にある尖った山が白谷山。
さて、この先はいかがか…。
白谷山までは手前の尾根を再度乗り越さねばならない。
北面だから踏み抜きは少ないかと思いきや、何度か嵌る。
嫌になってスノーシューを使う。

振り返ると、丸い山容のアカンダナ山。
尾根を越えていくと、採ろうと思っていた1983mピークから続く北西尾根は見るからに雪が少ない。
藪漕ぎは勘弁なので、北東尾根を目指す。
かなり笹が出ているので、アイゼンに履き替えて、雪を伝いながら適当に登っていく。

稜線に出ると雪庇が崩壊しているところも何か所かあり。
でも、藪は短距離であることや強さは余り感じないため問題にならなかった。

最後の登りへかかる。雪との境界付近を伝う。傾斜は大したことが無い。

そして、白谷山の頂上へ至る。
山頂は雪が消えて、三角点が出ていた。背後は笠ヶ岳
360度見渡せる。

輝山。意外に貫禄ある。
これにも今年行こうかと思っていたのだが、この標高と同じでは苦労しそうだ。

霞沢岳。
あの山域で徳本峠から小嵩沢山はどうか。今年は六百山どまりか。

しかし、ここからはやはり焼岳が主役だ。
穂高も及ばないと思う。
噴煙を西側からあげていた。

笠ヶ岳と焼岳。見事。
あの辺だと、板戸岳がいやらしい所にいるのでどうしたものか。

さて、南面を見ながら下って行く。
雪があるうちに乗鞍岳にも行きたいものだ。
白谷山の東面1952m小ピークの北の沢も十分降りられそうなのだが、木があまりなく、いかんせん日差しが強いこともあり、踏み抜きが予想されたので、日影を探して戻る。
サクサク下って、先ほどの鞍部に降り立つ。
どうやらここしか無さそうだ。

吸い込まれそうな場所に感じる。

振り返って一枚。右の斜面を下りてきた。
さて、ここでスノーシューを装着。
踏み抜きの心配が無くなり、快適に下れる。
面倒だったので、木を利用しながら割と直線的に下ってしまう。

ここからは平坦地になるので、軽食を取り小休止入れて軽快にまた戻る。
もう危険は無い。

振り返って登った稜線を仰ぐ。
登山道に合流してスノーシューを外す。
雪解けで泥濘と化した道は何とも…。

無事に戻る。
この状況であれば、白谷山と2027mピークの間にある緩い沢型を登り、南下していけば安房山までも十分に行けたかもしれない。
残雪でどこまで今年は遊べるだろうか…。

  • コースタイム

焼岳登山口(5:50発) → 斜面取付(6:15) → 県境乗越(7:45) → アカンダナ山(8:30) → 鞍部(9:25) → 白谷山(9:55-10:10) → 鞍部(10:30) → 平坦地(10:50) → 焼岳登山口(11:25着)