敬遠していたわけではないのだが、山関係で行くことがほぼ無かった山域に植物目当てに向かう。
今回は、上野原の山。
八重山ハイキングコースは、地域の人達により良好に整備されている!!
初夏の日差しと暑さを感じる中、出発。
何だったかな・・・。
ギンランは手厚い保護を受けていた。既に花は散る。
ハンショウヅルは、辛うじて・・・。風前の灯という体。
エンレイソウも保護されいている。こちらも旬は過ぎる。
観察ゆっくりしながら歩き、最短で虎丸へ登山道を外れて適当な尾根を直登する。
途中、ウメガサソウを発見。開花時期がずれているのか、花はこれ以外に見当たらなかった。ただし、葉はたくさん見たように思う。
マルバウツギのようですね。
登りはしれているので、登山道に出てすぐ虎丸へ。
虎丸神社。それなりに管理されている。手製の山頂標識があった。
ここからは少しの下り。
ここにも、マルバウツギが華やかに咲いていた。
下りはあっさりしたもので、登り勾配も穏やかだ。
途中、馬頭観音があった。ふむふむ…。
分岐。この辺りで何人かにすれ違った。休日は人の入りが多いのだろう。
2~3分の登りで、能岳に立つ。
三等三角点、点名『能岳山』。
展望は南東が良く見えている。
今日は富士山も見える。少々透明度は悪いが十分だ。
ベンチもあるが、日差しがきついので、八重山へ移動。
オオヤマザキソウだったか、その示された場所に無いのが気になった。
ここも休憩に適している。ベンチもあった。
先客がおり、先の展望台方向へ進む。
八重山の名の由来は、人名にある。この碑もそのようなことから。
個人所有の山を寄付されたと。公共の利とは・・・、考えてしまう。
分岐になっているが、鐘を右に見て、そのすぐ先が展望台。
立派なデッキになっていた!
一部、床板が傷んでいるが、それでも。
展望を楽しむ。
さて、マイナーピークも踏みたいので、碑の場所まで戻り南下。
少し藪っぽいが、道幅広く問題なし。
途中に、電線らしきものがあった。
470m高点は、三郎岳と名があるらしい。通過点。
そのすぐ先は、後山。ここも尾根の途中という感じ。
そのまま尾根を下って車道へ出る。少し強引になってしまったが・・・。
配水設備?の横の階段を上がって、尾根を登る。
イチヤクソウが幾つか見られたが、開花はもう少し先だった。
462m高点は、本陣山というらしい。ここも展望無く、地味な藪山だ。
地図の道は南東に向かうが、南西尾根を最短で下ることにする。
良さそうだったが、歩かれている様子は少ない。
ちょっとした藪もあってやれやれ。
車道が一番近づく場所は伐採されていた。
道路に出ても良いが、車の通行を気にするのは気が進まず、そのまま尾根を下る。
まぁ、この先が序盤は良かったが、笹薮などもあり、意外に面倒だった。
時間もまだあるので、植物探索。
今日の目当ては、道中に僅かに見たものの、最後がクライマックスとなった。
早いかなと思ったが、見頃な株も多かった。
群生を発見。
離れた場所にも幾つも。
去年の殻もあった。こんな風になるのか。
背が割と高いので、接写で撮るには難しい。
葉は目立つので、ハイキングコース脇でも注意していれば見られる。
これは難易度高めかも・・・。
先が食害にあったように見える・・・。気になって調べると、ヤマジノホトトギスの可能性あり。
通常のホトトギスも見られるようで、開花時期ではないがたくさん見ることができた。
今日は目当てがサイハイランだった。結果、これだけ見られれば大満足だ。
少し前に未開花の状態を見ていたので、溜飲が下がる思いだ。