今日も、いつもの流れで、遅い出発。
うんざりする蒸し暑さだが、高原ではバイクを走らせるのに気持ちいいのではないかと出発する。
行先は、乙女高原。
その前に、甲府市北部、黒平―未踏のマイナーピークを片づけることにした。
ここで、地形図を見ながら、適当に周回ルートを決めた。
ツーリングの軽装備そのもので出発。
ロープがあった方がいいのかもしれない岩記号が幾つもあるが、どう出るか。
車道を少し歩き、三等三角点・舞台の南東尾根の一つを登る。
2つある尾根で少し迷ったが、こちらの方が、末端から岩記号があり、ボルダリング用の岩でも見つかったらいいなとの単純な理由であった。
植林。岩はあるが、どれも小さい。当てが外れた。そう都合よく見つかるはずないか。
岩場には、ママコナが多い。黄色も赤みがかったものも。
危険は無く、順調に高度を上げる。それにしても、蒸し暑い。
そのうち、巨岩が現れる。
流石に、あれを乗り越えるのは困難。左からまずは見てみる。
トラバースはだいぶ高度が落ちるようだ。途中登れる場所は2つ。
西の展望が良く見えた。逆からも見てみたい。
さて、右はというと。
隣の尾根も岩尾根で楽しそうだ。上部はあちらが楽しそうかも。
右のトラバースも急斜面な上、途切れてしまい、一段強引に灌木を掴んで上がる。
そこからトラバースして通過できた。
巻き終わって岩を見ると、この高さは凄い。20mくらいあるか。
そして、クラックが美しい。きっと登りたい人いると思う。
その後は、穏やかな道になって、舞台へ到着する。
ケーブルがある岩が最高点。
僅かに先に、三角点。
三等三角点、点名『舞台』。
岩で保護されている様子。
低いアングルで、三角点が舞台に上がったように撮影してみた。
展望は少し先から北東にあるものの、この辺では雨が落ちてきて、いまいちだった。
岩場で雨は勘弁してもらいたい・・・。この後、みみ岩の主稜線に乗る頃には、幸い雨は上がった。
舞台を振り返る。
その先、植林で危険な感じは皆無。
300m程進んで、沢型を西に下りる。
藪はないし、手強い枯滝も出てこなかった。
あっさりと水の流れる沢へ降り立ち、目的の尾根取付を眺める。
下流を見ている。左から右へ。
右岸に比較的明瞭な道があるのを確認した。その道は沢沿いを進むようで、尾根にすぐに乗ってしまうので、恩恵は無かった。
尾根はとても歩きやすい。登山道レベルと言ってもいい。
倒木は無いに等しいし、藪も全くない。
途中で、先の道の続きか、合流してきた。
蒸し暑さには苦しんだが、それ以外に何も問題となるものはない。
稜線に乗って、みみ岩付近での最高点を踏むが、通過点という印象だった。
南下していく。
この稜線は比較的よく踏まれており、目印も定期的に見られた。
地図で座標がとってある1664m高点が、みみ岩だったのか、標識が2つあった。
名称が岩なので、必ずしも最高点というわけではないか。
大きな岩もあり、このような岩の総称でみみ岩となっているのか。
危険は全く感じず、雨も上がり、快適に下れる。
目印も割と多く、トラバースで合理的に付いている。設置者は、かなり地図読み出来る方なのだろうと確信する。
1450m付近で、尾根がばらけるので、注意して目的の尾根に乗る。
この尾根も目印あり、危険も全くなく進む。
1386m高点には、岩は転がるが、岩壁になっているようには見えない。
ここが、和尚殿らしい。
見えた岩を回り込んで、下から眺める。
人工的な何かがあるかと思ったが、特にないようだ。
中間に延びる尾根は、燕岩岩脈だろうか。右の特徴的なピークは、黒富士のように思われた。
この辺りから、岩が多く見えてくる。無駄に登ったり眺めたり。
岩を降りると、基部に赤テープが巻かれていた。文字が書いてあったようだが、判読できない。
展望と岩が素敵。とても気持ちが良い。
振り返る。岩場だが、適当に進めた。
向かう先も、岩峰のように岩が見える。これは楽しみ。
奥の岩は、出発地点から見えていたものだろうか。
舞台に登った尾根か?それともその奥の尾根か?
これは見事。登れそうなラインや場所をつい探してしまう。
岩場をうろついていたら、岩のルーフ部分に、かなり大きいハチの巣。
役目は終えたようだ。
クライミングはさぼりまくってるものの、いい目の保養になった。
獣道らしき道を適当に下ると、間も無く普通の樹林帯の尾根になる。
もう危険箇所もないようなので、やっつけの下山。スタート地点へ延びる尾根を下降。
終点間近、ふと石碑を見つける。水神とある。
どうやら、水源となっているようだ。設備は利用されているのかどうか怪しい状態。
間も無く道路に出る。上には民家か?ちらっと見えた。
フシグロセンノウが沢山あり、見ながら戻り、周回完了。
舞台・みみ石・和尚殿 / Argonさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ