昼食をゆっくり取って、腹ごなしに山歩きに出かける。
前日も甘味をたっぷと楽しんでしまったこともあり、これは歩かねばと脅迫観念に駆られて・・・。
地図を見て軽く歩けそうな、猿橋町界隈に行くことにした。
多目的用の駐車場が線路下にあって、これ幸いと利用させてもらう。概ね4時間程度だろうから、許容内かと判断した。
振り返る。小金沢連嶺はもう用済み。焼山集落とあわせて花見での再訪はあるか。
線路の上の道を歩き、住宅を横目に、いよいよ取り付き。
うーん、藪っぽい。まだこの時期なのでましだろうか。数m掻き分ける。
獣除けの柵が張られているが、壊れた場所から侵入して尾根に乗った。
尾根上は平和で、踏跡もある模様。
電線が伸びているが、人工的なものがあるのか。
こんな場所にしては立派な目立つ鳥居があった。
正面から祠。山の神?一応、管理はされてはいるよう。
岩が少し出るが、直登。特に危険もない傾斜。
振り返って一枚。あの辺の山は・・・。百蔵山と扇山?
大月東部~上野原方面の山は、ほぼ手付かずなので、この辺も少しずつ進めようか。
電線が続いていたのは、この電波設備に電力を通すためだったよう。
現役なのかどうかは不明。
この後も植林が混じる普通の尾根で、城山へ出る。
四等三角点、点名『藤崎』。
樹林の間から展望を見るのみ。城跡だった痕跡は特に感じないが、少し下が平坦だったので、そこにあったのだろうか。
南西方面へと伸びる尾根を進む。これまでと変わらぬ雑木林と植林。
既に、午後の柔らかな日差し。里山はやはり冬歩くのが最も適している。
東の展望が若干見える。右手前の山は、御前山だろうか。
この桂川沿いには、複数の御前山があるのだが・・・。
尾根を忠実に辿る。
笹薮が少々あるが、さして障害とはならない。目印も笹に付けられる。
地図にある点線の道はあるような無いような。道型はあちこち認められるが、落ち葉は深い。見慣れた光景だ。
549m高点の西で稜線に乗る。この植物は今回も見た。落ち葉に埋もれている方が、シカの食害に遭わずに済むだろうに。
549m高点は、『太田山』と名があるらしく、手製の山頂標識あり。
まぁ、頂上はこんな様子。手前の植生が少し良いが、倒木が多い。
戻って、南西へと進む。
531m高点は、甲弓山というらしい。里山には、一般に知られていないが、地元で呼ばれているこうした名があるのだろう。
頂上を北西から見ているが、同じような景色だ。
神社記号があるので、そこへも向かう。
立派な鳥居。正八幡神社。ここまで車で上がってこられそうな道がある。未舗装だが、軽トラなら十分いけるだろう。
それなりに古い様子。
社の横にある歴代の方々の寄付額や品なども面白い。
ここで小休止しつつ、この先どうするか一考。
さて・・・。
秋山の主稜線に乗るまでに、概ね500mも高度を上げればいいだけなので、少しペースを上げれば1時間で登り切れる登りだ。ただ、距離は少しありそうなので、90分も見ておけば十分だろう。
それならば、大桑山まで登って、西へ向かい、鈴ヶ尾山の尾根を下るのが最適!
既に、15時半。冬至は過ぎたとはいえ日は短い。決まればさっさと向かう。
イチヤクソウを発見。どうかご無事で・・・。
尾根上、少し笹が発生するが、支障はない。
振り返る。今日は樹林の影響で、展望は期待ができないようだ。
573m付近で見る大桑山。最後の登りが大変そうだ・・・。
地図上で沢についている道は右に。構わず尾根を上がる。
ここにも、見たい植物を発見!
シカ除けの柵か、張り巡らされている。境界見出票もあったな。
柵の右を歩いていたら植林の密度が高くストレス。左の方がずっと歩きやすそうで、どう乗り越えるかと思っていたころ、破損箇所があって、苦労せず乗り越えた。
こんな様子がずっと続く。
ここで林道に出る。どうやら、電波塔に通じる道のようだ。
写真を撮る際には気づいていなかったが、「水」と木にペイントがあるので、指している西では得られるのかもしれない。
こちらが電波塔へと続く道。車も十分通れる。逆はガードレールも整備されていた。
さて、写真の左にも見えるが、同じような植林と柵の道が続く。全く面白くない。
辟易してきたが、植林の濃さが和らぎ、何とか終わりが見えてきた。
やっと大桑山に出る。展望はないが、山頂標識など道標複数。
達筆標識もあった。
長居は無用。日没は迫っているので、足早に西へ。
アカマツが多く混じる自然林。右は植林。
過度に乾燥しているようで、少し歩きにくさを感じる。
今日、富士山は完全に樹林越しでしか見ていない。日没とともに写真に収められればと思ったが、無理のようだ。
100mほど高度を下げて、突坂山。ここにも山名があったとは。
通過点という印象。背後は大桑山。
そして、日没間際。どうやら、ヘッデン下山は確定した模様。
まぁ、こんな感じの尾根ならどうにでもなるでしょう。
突坂山から、また100mほど高度を落として、突坂峠。
林道が横切る。
先には、モノレール軌道。振り返って一枚。
軌道を100mも行かぬ場所に、石仏。
先の正八幡神社のものと同じくらいには古いように見える。表面の風化が進み、いつのものか判読できない。
軌道は尾根の右に向かって伸びていたが、当然尾根を登る。50m以上を上げるので、ここにきてやれやれ。この程度でやれやれなどと言っているようでは、正月から飲み食いした分をそぎ落とそうなど甘いなぁと我ながら思う。
鈴ヶ尾山は東西に長い。
中央ほどに、林業用の工作がしてあった。
三角点は最も西にある。三等三角点、点名『瓜窪』。瓜窪とは、何に由来するのか。
山頂標識は2つ。
ここにも達筆標識があった。
展望がないのに意地になって、少し工夫して、富士山を収める。
まぁ、今日はこのくらいでいいでしょう。
手前は、御正体山?それとも杓子山?
まだ明るさはあるので、普通に下っていける。
一部で岩があり、ロープもあった。今回、ここが注意が必要といえばそうかも。
どこにでもありそうな何とも無いような感じではある。
730m高点から、鈴ヶ尾山を振り返る。
風が少し出てきて、ベースレイヤーのみでは寒くなってきて一枚羽織る。
その先の約740mピークには、アンテナがあった。これも現役?
流石にそろそろヘッデンの準備をして下る。
西向きの尾根にやや引っ張られたが、南尾根を適当に下る。目印はあるが、暗さもあってよく分からなかった。
今回歩いていて、赤2本と黄1本の組み合わせの目印は良く見ている。
697m高点は、幡野山というらしい。倒木があってすっきりしない。
山頂標識でもあるかなと思ったが、探す気にならず。
少し南に石碑があった。墓標のようにも見えるが・・・。
北東への尾根を辿るが、出だしで少し不明瞭。適当に行けるけれど。
下部になると、植林の作業路らしき道に合流できた。
御神木と思しき巨木と神社?
表に回って一礼。管理はされている模様。
少し下に、もう一つ建物があったが、何のためか。そちらの方はやや荒れ気味だった。
獣除けの柵を開けて、数分歩くと、民家に出る。丁度、車で帰宅したところのようで、こんな時間に降りてくる自分は異様に映るだろう。道はよく分からないので、敷地を歩くことになってしまい、何だか気まずい・・・。
車道に出て、あとはやっつけ・・・。
県道には、この標識があった。
この辺も、また九鬼山より南が未踏となっているので、来ることがあるかも・・・。
車道歩きは予想に反して登ってくる車が何台もあり、よろしくなかった。
猿橋城山・太田山・甲弓山・大桑山・突坂山・鈴ヶ尾山・幡野山 / Argonさんの大桑山・突坂山(山梨県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ