花見ハイクに今日も勤しむ。
R6で走る、四尾連湖までの道は楽しい!!
バイクの駐車料金を、軽トラックに放り込み、出発。
四尾連湖。湖畔の桜は、少し早くて残念!!
まぁ、桜は今日は目当てではない・・・。
駐車場まで戻って、蛾ヶ岳への登山道を進む。
一息に、稜線に乗る。暑い!
既に下山者が何人かいた。
まずは、小高山へ。登山道から僅かに外れるだけ。
お手製標識あり。
そして、西側の展望は良い。
手前に、大畠山。遠く、南アルプスの白い山並み。
登山道に復帰して先へ。
お!?と感じた箇所では、写真も撮りながら・・・。
トラバース。蛾ヶ岳へは、そのまま稜線を歩いた方が合理的と感じる。
この辺は、昔からの道、作業路がそのまま登山道になったと推測する。
西肩峠。標識と、石仏。
さて、花見だけでは芸が無い…。ここから峰山方向へ下っていく。
沢を横切る場所は、ちょっと歩き難いが、概ね普通に歩ける。
稜線は歩きやすい。綺麗な尾根道。
途中で、尾根を外れるように道が付いているが、これはどうも林業用の道か・・・?
戻って、尾根伝いに行くことにした。
しばらく下ると、岩場が見えて、そこからの景色は良さそうに見えた。
あれは、雨ヶ岳や毛無山のようだ。ここから見ると、中々の貫禄。
富士山も見える。結構、危うい体勢で写真を撮っている・・・。
ここから、目的の尾根に復帰するまで、ずるずると滑り、とても歩き難い。
ここまで下る前に、尾根を目指すべきなのだろう。
無事に復帰。正規の道は、いずこから・・・?
トタンがあった。ここからは、普通の登山道。
巨木を通過。立派。植林の中にあると、余計に目立つし、貴重な存在。
少しの区間、尾根の右が展望良い場所があった。
この林業の標識は、50年近く前ですか…。
林業盛んな頃は、どんな様子だったのか。
目的の一つ、天狗岩がもうすぐ。
逆から見ると、立派な岩峰なのだが、こちらからは、ただの藪山にしか見えない。
標識。地図通り、この少し先、左に下りる道型も一応確認できた。
天狗岩の直下、下ってきた場所が見えた。
写真を撮った岩場が確認できた。どうやら、一番歩き難いところを通過したような?
危険は無く、天狗岩、着。
祠と、四等三角点。点名も、そのまま『天狗岩』。
そして、南側の展望は素晴らしい。
瀬戸の集落でしょうか。眼下に、桜とともに。
富士山も良く見える。こうしてみると、本栖湖から北にも、気になる山があるものだ。
ここは、とても気持ちがよく、休憩長めになった。
峰山集落は気になるが、今回は、ちょっと時間が足り無さそうなのと、花を楽しむのが目的なので、見送った・・・。先ほど確認した真東に下る道で、折門へと向かう。
はじめ、道はあるような感じだったが、植林で作業路が錯綜しており、適当に沢地形を下ることになった。
新緑がとても綺麗だった…。植林なので、沢でも危険は無い。
沢床、出合まで下ると、そこは、石積の道らしき光景があった。
竹があり、これは人工的な雰囲気を感じ、少し上に行くと、もっと石積を発見。
もう我慢ならない。折門の廃集落が気になるので、行ってみることにした。
この辺、ゴミや茶碗など転がっている。
適当に東に登っていくと、首無し地蔵のようなものがあり、ぎょっとする。
すぐ先には潰れた家屋があった。
潰れてだいぶ経っているのかな。ツバキの紅の花が、非常に哀愁を誘う。
トラバース道はあるような無いような?落ち葉で良く分からないので、適当に進む。
この辺は、どこにも石積があり、かなりの広範囲にある。
これも、人が植えたのだろう。平坦地にあった。
スイセン。これも人によるものに間違いない。
人は居なくなっても、人が植えた植物は生き続ける。
そして、ハイライト。
折門の中で、最も訪問しにくそうな場所だ。
家屋は、まだ原形があった。
ここで、どんな営みがあったのだろう。
そういえば、ふと、数年前の正月に、釈迦ヶ岳から大平山を歩いた際に、途中の小屋に稲こき機を見たのを思い出した。それと、この光景が重なる。今思えば、あそこでも生活していたのかもしれない。
こちらは比較的良好な状態。
蔵のような建物は辛うじて・・・。
良好な棟でも、床は抜けて荒れている。
軒先に残された、ジュースの空き缶、ラジオ、虫除けのカートリッジ。
私も幼い頃に好きだった、はちみつレモン缶が懐かしい!!
また戻ってきますよ、といった意思を感じるような・・・。
右には窯があった。
内部に広告が見えたので、思わず写真に収めてしまった。
何と、30年前! どういう経緯でここにあるのか不明だが、住んでいた人が見ていたのか、古いものを焚き付け用に持ってきたのか…。状態は異様に良い。
色々な思いを馳せる。
地図での破線ルートは機能していないと判断し、ここから北に登り上げる。
ミツバツツジが嬉しい。クマバチが蜜を集めている。
フデリンドウ。これも春の花の代表格。
適当に登ると、不意に歩きやすいトラバース道に出た。
どうやらこの道は機能しており、神社へ楽々いけそうだ。幸運!
神社には碑があった。
二棟。中には何が納められているのか?
僅か先の1031m高点も気になるので、そこへも足を延ばす。
ここも南面が伐採されており、展望が良かった。
南東尾根は、防火帯のように歩きやすく見えた。
この界隈、また訪問したくなった。八坂は、特に気になるところだ。天空採園はぜひ行きたいと思っている!私が行くまでは、営業していてほしい…。
さて、廃集落関連はここまで・・・。峠・神社まで戻り、大平山へ向かう。
こちらは、ぐっと歩きやすい。当たり前か・・・。
これは、伐採、木材搬出用なのかな。こういう風にやるんですね。
綺麗な尾根区間は少なかった・・・。
落ち葉が全体通して多かったように思う。
折門峠。右から登ってきた。
少し先、大平山は直登だが、トラバース道が蛾ヶ岳方面へとある。
さあ、来た。二度目の、大平山。
三等三角点、点名『蛭ヶ岳』。国土地理院地図では、漢字は蛭になっている。
蛾ヶ岳の由来は、甲斐国誌においては昼ヶ岳、峨眉山に起因などがあるようだが、実際は確実なものはなさそうだ。
以前は、達筆標識しかなかったように記憶しているが…。
富士山は、まとわりつく雲が薄れて、綺麗に見られるようになっていた。
今回も良い展望に恵まれた。
滞在はそこそこに、蛾ヶ岳へ向かう。
標識の八坂集落とあるのが気になるところ。三ツ沢なども。
尾根自体は、ロープがある場所もあるが、歩きやすい。
古い標識。誰が利用しようというのかね・・・?
鴨狩の猟場として知られている、という看板もあった。
さて、お待ちかね♪
カタクリ群生地。この時期を待っていた。
ちょっと早かったようだが、開花している株も容易に見つかった。
満喫し、一息に蛾ヶ岳へ。
南面は伐採されており、こちらも展望良好だ。
13年前からすると、少し展望が開けたような気がする。
こちらは変わらず。
三等三角点、点名『岩根』。東の三角点から距離が近いように感じる。
午後の春霞で、南アルプスは霞む。
眼下に、四尾連湖が見えるが、こちらも霞む。
右の竜ヶ岳の優しい山容が好き。
メインの稜線は、これでかなり拡張した。南は城山や佛峠、東は御坂山塊から奥秩父縦走路まで。ここから見通せるのは一部だが、感慨深い。
ベンチがあって、休憩に快適な上、誰もおらず、ゆっくりできた。
西肩峠へ下りる。周回してきた。以前は、割と詳細な地図標識があったのだが。
この区間好きだ。午後の日差しも落ち着いて優しい。
登り口分岐から、大畠山へ進む。
こんな感じだったっけ。
二等三角点、点名『市川大門村』。高さは先歩いてきた山々に及ばないが、二等。
北西は伐採されている。八ヶ岳も、やはり霞む。
達筆標識は、やや北東にあった。
電波塔の柵内に、フキノトウが群生したのが、やけに不自然に感じた。
あとは、戻るのみ。
ちょいちょい植物を撮影しつつ。
植林を抜け、四尾連峠へ。
文学碑があるのは覚えていた。
四尾連湖に戻って、周回完了。
帰路に着く。
浄身石。コップがあるが、飲用可能か・・・
『川』という場所だそうだ。
その後、交通量の少ない道を選択しながら、八代へ。
黄昏時を楽しむ。
桜はほぼ散ってしまっていた。また、来年。
小高山・天狗岩・大平山・蛾ヶ岳・大畠山 / Argonさんの大平山(山梨県西八代郡市川三郷町)・小高山(山梨県)・大畠山(山梨県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ