遠流日記

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甲斐駒ヶ岳(2967m) 〜1日目〜

やって来ました。
約半年ぶりの、甲斐駒ヶ岳への挑戦!
時期が時期だけに、今回の登山は、かなり厳しいことになるでしょう。
勝手が分かっている、竹宇から登り始めます。

う〜ん、先発隊がいるかと思っていましたが、登山者らしき車はありません。
大丈夫かなぁ〜、なんて思いつつ、さっさと出発し、神社で無事に戻ってこられることをお祈りします。
そして、吊橋を渡り・・・。

ここを渡ると、もう戻れないような気がしてしまいます(汗)
重荷に苦しみますが、雪はまだないので、快調に。

笹平手前から、霜が降りた落ち葉が滑りやすく、注意をしながら。
笹平を少し進むと、いよいよ雪が現れ、慎重に進み、石仏のあるところで、もう限界なのでアイゼンを装着しました。

雪と言うより、氷の上を歩くような登山道を何とか進みます。
アイゼン履いていると、中々はかどらないな〜・・・、とやれやれな気分ですが。
小休止を挟みながら、刃渡りへ。

なるほど、夏は鎖の必要性は全く感じませんでしたが、このような条件になれば、ありがたいものです。
景色を楽しむために、ゆっくりと。
八ヶ岳は暗雲立ち込めていますが、鳳凰山方面は中々♪

やる気をもらい、再び樹林帯の中を登っていきます。
刀利天狗の直下の梯子も、凍っており、慎重に。

この辺りで、積雪はくるぶしまで潜るかどうかくらい。
まぁ、夏のようにはいきませんが、まださして苦痛は感じず歩けます。
少し下って、ようやく五丈小屋跡地へ。
ちょっと天気が怪しくなってきて、陰って寒さがきつくなってきました。

あ〜、遠いなぁ〜。
前はあのピークが山頂かと思っていましたが、違ったんですよね。
早川尾根なんか、歩ける感じがしないです。
さあ、気を取り直して、進みます!

ここからは、梯子が連続するので、それなりに注意が必要です。
アイゼンを引っ掛けぬように・・・。
一向にはかどらず、夏の軽快さとは比べるまでもなく。
七丈小屋までかなりの時間を要しましたが、無事に到着!
小屋番の方がいて、小屋の中の暖かいこと!
この日は、私以外誰も来ていないそうです。
テント代600円を支払い、水を貰って、用を足して。
ここで受付をしている間に、何と手袋が強風で斜面の下に・・・。あんぐり。
ピッケルを頼りに、20分くらい悪戦苦闘して、何とか回収。
・・・、あぁ〜、疲れた・・・。
その間に、ペットボトルの方の水は結晶ができて半ば凍ってしまったり。
テント場へと移動し、設営を始めますが、雪を踏み固めて、念入りにペグを打って張り縄をしている内に、日が暮れていきました。
風も強くて、優に30分掛かったかも。

眺めは素晴らしいのですが、寒さと、風でそれどころではありません。
ダウンと目出し帽を装備して、夕食を♪
餅を入れたラーメン、ウイスキーをお湯割りで飲んで、まったりと。
吐いた息がテントに当たれば、すぐに白くなってパリパリに!
まだ、−7℃ですが、明日の朝は一体どれほど冷えるんだろう。
日付が変わる頃まで、風が断続的に吹き荒れ、とても眠れませんでした。
2日目に続く・・・。

  • 1日目の行程

竹宇登山口(8:40) → 笹平分岐(10:20) → 刃渡り(12:20) → 刀利天狗(12:45) → 五丈小屋跡(13:30) → 七丈小屋(14:50) → テント場(15:40頃〜設営)