遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

アカノラ山 大沢山

入笠山周辺の花を目当てに、ついでにマイナーピークも組み合わせてみる。何年か前には、ホテイアツモリソウとスズランを目当てに行ったものの、消化不良となってしまったこともあり、今回はじっくり楽しむべく時間を確保。

前回同様に、今回も沢入登山口からアプローチ。駐車場は満車のようなので、少し下の余地に路駐して出発。

柵で保護されている場所まで、サクサクと登る。

道中、多少の花は見る。

ギンランとか・・・。

イチヤクソウも2カ所で見たものの、早かった。

まぁ、保護されていない場所など食害に遭ってひとたまりもないだろう・・・。

さて、お楽しみ区間へ入る。

柵内に入ってすぐ、エンレイソウを見る。白よりやや色味が強いものがここでは多かった。意外にも乾燥していそうな場所にもあった。

栄養葉のシダ類。

フデリンドウは数株発見。

アマドコロは、スズランに紛れて幾つか。

メインは、やはりスズラン。リフト駅までゆっくり楽しみながら上がる。

撮影が中々しにくいが・・・。

リフト終点まで行くと圧巻。

中を覗いてみると、優雅さもあるようだ。

午後から天気は下り坂だが、八ヶ岳もまだ見られる。

富士山はやや霞んでいる。ツツジは少し早い様子。

特に重点的に保護されている区間へ入る。

マイズルソウの中、ツバメオモトが元気に咲いていた! これも好きな花だ。何枚も写真を撮ってしまう。

「イチヨウラン見頃です」と書かれた看板に導かれ・・・。

たくさん咲いていた。これは確かに、ど真ん中で見頃と言えるだろう。

色彩がどことなく、シュンランを彷彿とさせる。

葉には力強さを感じる。あれだけ咲いていれば納得。

近くにあったタケシマランは既に花が散っていた。残念!!

ここにも、カモメランがあった。株数は少なく、花を付けているのは4株。

ルイヨウショウマ。少ない。

ウスバサイシンもいた。ここのは大きく感じる。

目線に近い高さにも花があって撮影しやすいものも。

ニリンソウは少しだけ。多弁。

クルマバツクバネソウはちらほら。

お! ヤマシャクヤク。これは閉じている。複数見たが、散っているものが多い。

その中でもベストタイミングの花を見つける。

ここまでベストな状態を見るのは初めてかも。

アップでも・・・。先日、高山に登った際にも、ここまでの花が見られたらさぞや見事な光景だっただろう。

ハルトラノオ。地味。一部でのみ群生。

さて、いよいよメインの花・・・。

ホテイアツモリソウ。

園芸用に改良されたかのように思ってしまう華やかさだ。重厚感満点。

一株ずつにシェードで保護された状態で、植栽・人工的な印象で、そこは残念。

これは、クマガイソウのようだ。この標高だとまだ開花時期には早いのか。

キバナアツモリソウは葉だけしか見られない状態だった。

イカリソウの赤みが強いのは割と見られた。

白花も発見! ここまで白いものは初めて見る。 へぇ~・・・、まだ知らないことがたくさんあるものだと思う。

アカノラ山にも寄る。立入制限されており、ここが限界かな。まぁ、踏んで楽しい山ではない。まだ周辺をうろうろ。

カタクリは地上部を枯らし始めていた。花が散ったあとはこういう状態になるのか。

ぼちぼち、西の近くにある大沢山を踏みに向かう。

ベニバナイチヤクソウは早い・・・。

スミレは林間にたくさん咲いていた。

林道に出ると、クリンソウが多かった。

適当に点線の廃道らしき道を突っ切って進む。

カラマツ植林。取り付きをどこにするか見ながら・・・。境界になっている北東からにしたが、笹が茂っている。

目印はあって踏跡はあるが、殆ど歩かれていない。今日は余り登山装備然としていないので、水滴や藪が付いてイヤだ。さっさと登るに限る。

四等三角点、点名『電信塔』(1959.6m)に到着。へぇー、こんな点名があるのか。安直な印象は否めない。

笹に埋もれるが、標石の状態は良い。

山としての標高は少し先の方が地図上は高いので進む。

この辺が最高点か?ツツジはやっぱりここでも早い。ツツジには独特な匂いがあり、離れていてもそこにあると分かる。

電波塔らしき設備はないが、柵で囲われた広い駐車スペースのような場所がある。それに沿って行くと管理用道路と思われる道に出る。

これが、地図にある電波塔でしょうか。点名にもあるやつかな。

さっさと戻るかなと舗装路を歩く。

ところが、展望が決して悪くない。これは、穂高~槍が見えている!

すると、これは乗鞍岳ですね。中央アルプスは残念な感じだけれど。

ズミなどの花が満開で、これまた良い♪

広範囲に分布しており咲いていて楽しめた!

どうやら、牧場の敷地らしい。ゲートになっていて、立入禁止となっていた・・・。まぁ、逆から来るような私のような者はいないですよね。入笠山は人がたくさんいて、もう踏んだところで愉しさはないので割愛して戻ることにした。

ツマトリソウを発見!少し遅いかも。

沢沿い、ニリンソウがたくさん咲いていた。ここのは旬だ。

小さなオオヤマフスマかな。この辺も・・・。

人が多かったが、自分なりに楽しむことができて満足した。再度、重複する区間に入ってサクサクと下山にかかる。登りでマクロレンズ装着前で撮り逃した花も見つつ。

ピンとしたスミレ。

ウグイスカグラ。とても鮮やかで緑に映える。これも何本も木があって、駐車場以降にも見られた。

さて、お腹も空いたので、長野県の諏訪や茅野に来たならば、ハルピンラーメンかテンホウしかない!近いのはテンホウで、そちらに。久々だったので、あの特徴的なギョウザも美味しく食べて帰宅♪