国道20号線を通る度に気になっていた大きくカーブする場所。
マイナーピーク2つを組み合わせて登ることにした。
日影沢の出合付近からアプローチ。
チョウやトンボが多く飛んでいた。
橋にはゲートがあり、建設会社の敷地らしい。
舗装路でなく、すぐに尾根に取りついた。
最初は急だが、黄色の目印がある場所ほどになると尾根らしくなり傾斜は緩む。雑木林だが、植林も混じる。
針葉樹の若葉のようだ。マツバランみたいだと思ったが・・・。
四等三角点、点名『日影』(791.7m)を通過。尾根上にあり、通過点。
右手は植林、左手は広葉樹の登り。歩きやすく、どんどん捗る。
花は少なく、イチヤクソウが少し。
他、フデリンドウらしき花もあったが、もっと少なかった。
ある程度登ると、境界見出標があった。上部も同じような感じの植生。
ハナイ山(990m)に問題なく到着。手製の山頂標識、朱塗りの標石あり。恩賜林のものだったかな。展望は無く地味。
ここから鶴ヶ鳥屋山までは未踏区間になっているが、それだけのために行く価値は感じない。本社ヶ丸の花の時期に行くことがあるかな…。
適当に東向きの尾根を下って、中初狩~丸田と最短で高岩山に取り付けるように設定。
最初は植林だが、同じく広葉樹も多くなる。ツツジが終盤だが僅かにあった。
下る尾根を更に外れて小尾根を下るが、そこには道があった。林業用作業路ですね。落ち葉は堆積しているが、道型ははっきりしていた。
フタリシズカが多かった。完全な植林の中だ。
不明瞭な場所を適当に歩いていたら、鈴の音が聞こえる。
こんなところに人!!「大丈夫ですか?」と声を掛けられて驚いた。その方は恐らく調査か林業関係の人なのか。無論、大丈夫なのだが、遭難者と思われても仕方がない。努めて明るく返答して下る。
破線の道は現役。すこぶる歩きやすい。
沢の上部に出るとシダ類が多かった。道は利用されている模様。
花の写真を一枚・・・。
墓地の辺りまで来ると十分に車で上がれる道になった。小休止して、車道に出て、高岩山へどうやって取り付こうか考える。
頂上から南西に建物が見える場所から・・・。畑を横目に上がる。
利用はされてはいないよう。下の方の建物は窓が割れていたので、全く管理されていないのだろう。上の建物からの展望は良いので別荘としては良いな。
さて、ここから山道。入口には赤テープの目印あり。
笹藪でどうもパッとしないが、手入れが少しされているらしい。
古いテープも見られた。藪処理が十分ではない場所もあったが、特に問題なし。
そのうち歩きやすくなり、高岩山の由来になっている岩が現れた。
途中から南の展望。
以前に登った際も気になったが、焼却場に目が行ってしまう。
虫食いの山域・・・。余り食指が向かないが、何か発見があればいいな。
高岩山(610m)の頂上は木に覆われており、高度感は全く無い。手製の山頂標識があった。山名としての高岩山が正しいのか…?高巌が正当性ありそう。神社が下にあるので、そちらから登るのがメジャーだろう。
さて、下山は西側、リニア施設らしき場所を目掛けて下る。
植林で間伐など処理はされており、歩きにくさは殆ど感じない。
尾根末端、沢が簡単に渡れ、墓地の上に出た。
振り返って撮影。ここから車道歩き。
この前も見た、セリバヒエンソウだ。たくさん咲いていた。
よく調べると、外来種らしい。帰化植物かー。色味が上品で好きではある。
交通量が少なそうな山道っぽいのを選択して戻る。
道中、馬頭観音など石仏が幾つか。
小山田信茂の首塚にも寄り道。ベンチの年季の入り方は中々のもの。
調べてみると、武田家を裏切ったとか、最後の処刑の話とか、うーん、何とも。
ヤマトシリアゲでしょうか・・・?
クサノオウでしょうか。漢方で白屈菜として知っているが、見るのは久しぶりに感じる。母校の薬草園には、これもあって、今思えば結構充実していたのだと思う。
国道に出ると交通量が多いので、足早に戻った。
今回、あればいいなと思っていたエビネも見られて嬉しかった♪
肩を休めるための時間を上手く利用できたかな!