中途半端な時間で、未訪の場所ではどこに登れるか・・・。
御坂山塊の一角、大栃山。その北北西に、四等三角点『小栃山』がある。
ざっと候補を見ると、今日はこれくらいか。
この界隈、山名や地名を調べると、改めて今昔の感あり。
現在、大栃山とされている1415mピークは、昔は神座山と呼称していた。
かたや今の神座山とされている1474.7mピークは、黒打ノ頭とされていた。
平成の大合併の際、点名『神座山』とあるのをそのまま当てたのだろうと推測された。
常に点名=山名となる訳ではないのだが。
- 1415m 神座山 → 大栃山
- 1474.7m 黒打ノ頭 → 神座山
- 約1214m 奈良原峠・イッポチ峠 → 鳶巣峠
どうやら新旧こうなったらしい。
出発は、お気に入りでもある、リニアの見える展望所。
出発の支度をしていると、リニアが走っていたので、すかさず撮影!
・・・、してみたものの、ピントが甘すぎた。
乗車抽選当たりませんかねー・・・。
園地にはシャガ。
藤垈の滝も、そろそろシャガが全盛になっている頃だろうか。
駐車場から農道を登っていく。
キジが鳴いていた。近所にもいるので、何も珍しさは無いが、色彩は綺麗。
農道が直角に折れて下る場所で、直進して山道へ入る。
特に標識の類は無い。
キバネツノトンボを発見。山梨ではこの時期普通に見られるが、東京都では絶滅しているようで、首都圏では生存が怪しいよう。
竹を刈払った道を僅かに進むと、獣害防止のゲート。
ゲートを開けて進む。これまた、僅かな登りで三角点を右手に見る。
四等三角点、点名『花鳥山』。561.9m。
尾根の一角で、山頂という感じは無い。無論、展望も無し。
想像以上に歩きやすい道が続いている。
何の設備でしょうか。
この上にもいくつか人工物があった。
コナラなどの広葉樹が続く。変わらず歩きやすい。
それに標識もある。ここを歩きたいと思う人は、話が合いそうだ。
その後も幾つか尾根分岐に標識がある。
アオダモは満開!!
上部も余り変化は無いが、アカマツが混じる。
スミレくらいはあるかなと思ったが、序盤以外、下には花が全く見られなかった。
ミツバツツジは少なく、小栃山手前のみ近くでは撮影できなかった。
一部、落ち葉が深い場所があったが、危険は皆無。
そして、四等三角点、『小栃山』に到着。
展望も無し。
小休止しつつ、これからどうするか考える。
大栃山も踏める時間だが、花も無いし、鳶巣峠付近にあったカタクリも今年の陽気では散っていそうだし。
大栃山の西側は、ゴルフ場の敷地であり、良い周回も望めない。
気が乗らず下山することにした。しかし、ただの往復では余りに退屈。
採用ルートは、登ってきた尾根の北、点線のある沢沿いの道。
少し戻って、この標識から派生する尾根を北へ進む。
『小栃山』から北にある三等三角点『切久保』まで足を延ばしてもいいかと思ったが、これもゴルフ場の敷地に入りそうなこと、途中で声も届くこともあり止めた。
この尾根も踏まれている。大堀山も抱き合わせで利用されているのだろうと確信する。
古いビール缶。サントリーのペンギン缶ビール。販売されていたのは、80年代真っ只中のよう。
歩きやすい。
797m高点を目指して下る。
途中、植林を突っ切る。処理は十分されており、適当に歩ける。
下にはテンナンショウが幾つか。
植林を抜け、尾根に乗る。
途中、痩せ尾根なり、少々歩き難い。ヤマザクラはほぼ散ってしまい、足元から様子を想像する。
代わりに、ヤマツツジが見頃だった。
797m高点から北を見ている。倒木と杭がある何の変哲もない場所。
ここから西尾根を下る。
途中から、かなり歩かれていたような道型があって、勾配はこれまでよりあるものの問題なく下れる。
平坦地にあった枯れたマツに付いたキノコ。
どうやらヒトクチタケのよう。食用に全く向かないらしく、言われる干物臭はなく、悪くないように感じたのですが・・・。
イノシシの掘り返しなのか、地面は荒れている場所が多い。
リンドウを発見するが、開花はまだ先。
花を見たのは、アオダモくらいかな。
そして、沢に降り立つ。
左の尾根を下ってきた。沢型詰める方が楽かもしれない。
水は全く流れておらず、途中にヌタ場と腐った水溜まり程度。
大栃山西面にある大口山へ下る沢も、10年以上前のことだが水は流れていなかった。
この一帯は保水しにくいのかしら。
後半で、立派な石積堰堤があった。右から降りてきた。
少し藪っぽさもあるが、普通に歩ける。
テンナンショウ。マムシグサのようだが、この属の植物は疎い。
道路に出る直前に幾つもあった。
獣の顎の骨を見て、ここから飛び出してきた。
左岸のこの道路を歩いていく。
ゲートあり。開けるのがいちいち面倒なので、飛び越える。
この手のゲートは目線程度までなら、この方法が最も楽。
キケマンとか・・・。
ヤブデマリのように見える植物とか・・・。
フジとか・・・。
イカリソウとか・・・。
花を楽しみながら戻る。
途中、養蜂らしき箱の前に、植物か?網がかぶせてあったが、何だったのか。
空き時間活用にはなったが、歩き足りなさこの上なし・・・。
来週こそは、がっつり歩きたい!
小栃山 / Argonさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ