遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

七面山 希望峰

旅行以来、2週間ほど呼吸器の体調不良が続いて、やっと良くなってきて、山にも行けそうな感じになった。

まだ咳・痰が少し出ること、体力低下はかなりのものと思われ、リハビリ程度にする。

行先は、七面山界隈。本当は、春木川をそっくり周回したかったが・・・。

羽衣から出発。

橋に何人も走っているのが見える。どうやらトレラン大会?をやっているらしかった。

大勢いるのを横目に春木川沿いの道を歩いていく。

紅葉がまだ楽しめた。この辺は見頃と言っていいかも。

白糸の滝の一つ上の春木川に落ちる支流滝。こちらも中々。

見事な紅葉を見る♪ 真っ赤。燃えるようなという表現がふさわしい。

じりじりと舗装路を歩く。ゲートのすぐ先、右斜面にモノレールがあった。

3人乗り? 高齢僧侶は、これで上がるのでしょうか?

さて、右のナナイタガレの左岸尾根へと取り付く。

右岸尾根と迷ったが、序盤、沢の崩壊具合も観察できそうだったので、左にした。

序盤は植林。間伐材が少々あるが、特別問題なし。

シダが繁茂している様子があり、ヒルも出ないこの時期が良いだろう。

脆い尾根の様子が良く分かる。

歩きにくさはあるが、普通のバリエーション尾根といった印象。

藪漕ぎではないのだが、所々、木に引っかかる。

大春木沢を見下ろす。堰堤連打。どれだけ効果あるのでしょうか。

全く惹かれる沢ではない。

隣の大滝沢は、近年様相が激変したよう。

リンドウのどれか。この時期はこんな感じなのですね。

ルンゼが食い込む。対岸の尾根もボロボロ。

ふと、後ろを振り返れば、富士山が見えていた。

これは嬉しい。今日は見えないと思っていた。移動の際、早川流域には雲が多く、展望は諦めていたので。

雪はだいぶ少ないように感じる。

行動食とりながら、じっくり観察。

ふと、気になる植物を発見。スミレのどれかだと思うが、さっぱり分からない。

ぼちぼちと尾根を登っていく。

1330m付近、急な岩尾根が出てきた。

左をトラバースして直上も行けそうだが、少し右から強引に登ってみる。

4mほど登ったところで、岩を叩いてテストしていたらごっそり剥がれて、それが、下部足場にしていた岩に当たり、それも崩壊!

クライムダウンに5分近く要した・・・。最も安全そうなルートにしようと決める。

尾根の右を30mほどトラバースして、沢地形に出ると、簡単に尾根に上がれそうで、そこを上がる。地面の状態は砂礫の上に落ち葉が乗り、歩きにくい。

尾根に乗って僅かに上は苔蒸した岩が転がる。

悪くない。

穏やかな尾根になった。先にも1657m高点手前に等高線が詰まっている箇所があり、また先のような岩が出てきたら困るなぁ…。

と思ったが、それは杞憂で、勾配のきつさを感じられない程度であっさりと通過。

標石が出てきて、以降たまに見る。ここには、弁当箱?らしきものがあった。

風が出てきて、雪が舞う。歩き始めは秋だったが、すっかり冬。

ピークに出る。一斗缶、空き缶など古いゴミが散見された。

稜線上は、赤い目印や見出標あり。小休止を挟んで、七面山方面へと向かう。

カラマツ植林にサルオガセが絡みつく。どうやら、そこが登山道のよう。

ナナイタガレを見る。過去に一度見ているが、凄い規模ですね。

大春木沢を登ってくると、この辺に出てくるのか。

蟻地獄のような地面だ・・・。

ふと、目を離したところ・・・。

炸裂音がして砂煙が上がっていた。

現在進行形で崩壊しているのがよく分かった。

こいつはそれを観測しているのだろうか。

ガレの際を歩きつつ、登山道に復帰。すごぶる歩きやすい。

七面山の三角点へ到着。二等三角点、点名『七面山』。

成果異常となっている点だ。

ここがずっと山頂だと思っていたが、最高点は1989mで南西にある。

木とケルンが人工的にあるが、他には特に無かった。

その後、希望峰へ向かう。

八紘嶺まで倒木が多くあるようだが、この辺は殆ど気にならず歩きやすい。

微妙な起伏を縫うように道が付いている。

小ピークという感じの希望峰。

北面を振り返る。

風がそこそこ強く、顔がこわばる。

西面は雪が舞う。

今年は、一応、大黒山や這松尾山や大金山をやっつけたものの、まだまだ先が長い。

予定では、大春木川の右岸尾根を下ろうと思っていたが、登りでの体たらくを鑑みるに、かなりの危険を伴うと思われ、すごすごと一般道を下ることにした。

古そうな標識を帰りに撮影。

見事な景色。

手前の天子山塊も、まだ虫食いだなと再確認。

この山域は、花を探しながら登るのも一興かと思うが、どうしてもヒルがね・・・。

愛鷹山は、あと1回で全てピークは踏めそうだ。

池はほぼ全面凍結か。

赤い実とサルオガセの組み合わせがよろしい。

敬慎院。静かだ。何となく行くのをためらう。

最後の展望を楽しみ、下山にかかる。

老いたら勉強して泊まりで来よう。

参道なので歩きやすいが、ぼーっとしていると岩に乗る。

たまに展望あり。盆地を眺めることもできた。

大きな虫こぶ!二段構え。

休憩所がこまめにあって有難い。雨でも休憩しやすいように、屋根付きもあるのは素晴らしいと思う。

もう間もなく終点だ。

周回完了!

折角なので、白糸の滝も見る。

紅葉もまだセットで楽しめた。少し遅いけれど。

それほど調子に乗って下山していたつもりではないが、膝の外側が痛くなってしまった。ランナー膝・・・?

体もだけど、日も短いので長距離計画にしなくて良かったよ。呼吸器も足も、あと2回ほど調整ハイクが必要なようですね・・・。

七面山・希望峰 / Argonさんの七面山(山梨県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ