午後からまったり登れる未踏の山。
暑さとか距離とか、選定に色々迷った末、大菩薩の北に位置するマイナーピークのソバカド山にした。
南東に位置する鶏冠山は、随分前に一応登ったが、三角点も踏んでいないし、登ったような気がしておらず、これも絡める。
東の三条新橋から攻めるのでは、無駄に距離と高度を上げることになるので、ソバカド山に直接突き上げる二番小屋尾根を登り、滝沢尾根を下降する予定でいた。
車で吊り橋が架かるのを覗く。
ロープが張ってあり、結構年季入っていますね・・・。普通は渡らないですよね。
上の写真は渡った後で撮影している。
滝沢尾根を下りて、再度、柳沢川を渡渉できるかどうか、とても心配だ。
ということで、落合バス停近くに駐車し、無難に周回することにした。
車道歩きだが、3kmもないようなので、我慢できる。
今日はこの辺は小雨だが、晴天だったらさぞや拷問だろう。
柳沢川は増水していて、この小沢の滝となった様子を見ると、降水量は結構あったのだろう。落差は、6~7mくらいでしょうか。
何の実でしょう?
さて、吊り橋の箇所からサクッと対岸へ。
はぁ、通行禁止とな・・・。どんなもんでしょ?
立派な水源管理の巡視路か、林業用の作業路っぽい感じ。
滝沢の手前がすぐに崩れていた。
道なりより、斜面を崩しながら沢に降りるのが、楽々安全。
対岸に渡って振り返る。この程度じゃない所が、この先出てくるのかも?
沢沿いにピンクテープが付いているのが見えた。やはり、水源管理用でしょうか。
道はまだトラバースで続くが、傾斜も緩めなので、この辺から尾根に乗ることにした。
尾根に乗ると、巨木が早速迎えてくれる。
歩きやすい!良く手が入っていそうだ。
真っ赤で目立ったキノコ。
凄い群生。美味しそうだ。雨で傷んでいるように見えるのが残念。
巡視路が横切る箇所があり、そこには樹木の標識があった。
一体、誰のために・・・? こんな道、誰が通るんでしょう・・・?
尾根を進む。キノコが多い。
こんなに大きいものは中々見たことがない。50㎝くらいありそうだ。
美味しそう! これはいけるでしょうが、スギヒラタケっぽい白さ。
ヤマドリタケっぽいのも比較的見たが、いかんせん雨で・・・。
アセビが混じるようになる。
クマが木に登っており、降りてくるところだった。
向こうが先に気付いていたようで、一目散に去ってくれて良かった。
去年の芦沢山~サカリ山といい、大菩薩の東はクマが多いのか。
早く広葉樹地帯を抜けないと・・・。歩きやすいので助かる。
傾斜がきつくなる。ふと、岩壁に突き当たる。一瞬ひるむ。
だが、右は少々急だが、問題なく登っていけそう。実際、サクッと進めた。
間も無くで、目的地のソバカド山。
お手製の標識。展望は天気に関係なく、樹林なので無い。
尾根上の小ピークといった感覚。
水を飲んで、一息入れて、鶏冠山へ向かう。踏跡は、ソバカド山までより濃い。
振り返る。鞍部は岩があって変化も見せてくれる。印象に残る地点。
雨は弱めだが、風が少しあって肌寒い。登りには逆にありがたいこと。
鶏冠山頂上直下は、等高線にある通りに急だった。
手まで使って登るが、下りはともかく、登りでは問題なし。
シャクナゲもあったが、藪っぽさは殆ど感じない。
さぁ、出た。2回目の登頂。
霧雨なので、展望は当然あるはずもなく。さっさと下山。
直下は岩場だが、一般登山道なので、気を抜いて歩ける。
分岐であちこち。無視して稜線伝いに行こうかと思ったが、トラバース道にした。
三角点は素通りしそうな様子だったが・・・。
三等三角点、点名『黒川』。彫りが深くて、文字がくっきり。
青いビニルシートみたいなものが断片的にあった。
見晴台に進む。
どんより。少し太陽が明るく見えたが、すぐに雨・・・。
植物の写真を撮って、小休止。
踏跡は明瞭であり、そのまま尾根を進むことにする。
先の小ピークには、御料局三角点があった。こちらを選択して良かった。
その後、少しだけ笹が出るが、支障は全く無し。
振り返る。
再度、登山道に合流して歩きやすさを実感する。
植林だが、悪くない。
こんな天気だから、余計に素敵に見える。
横手山峠。南を写している。
南の道を見に行くと・・・。
苔に覆われた丸みを帯びた岩が気になった。面白い。
あとは、落合に向けて、どんどん下る。
傾斜も緩いのもあって、歩きやすさは、この天気でも一級品だ。
新しい標識。 流石、東京都ですね。
巡視路はどのように張り巡らさているのか。
下部に近くなると、シカ対策用の柵が続くようになる。
大変だったろうと思う。
沢も良い感じだ。
苔も、また良い。
両脇にシカ柵はあるが・・・。
結構古そうですね。間も無く、登山口。
右に人家があり、住んでおられた。水が引かれていて、飲み物が冷やされていた。
一軒家。最寄りの人家までも距離がかなりある場所ですね。
神金第二小・中学校があったであろう跡地は綺麗なままだ。2013年解体だそう。
山林管理、林業は、今後どうなっていくのでしょうか。
そんなことを考えつつ、周回完了。
- コースタイム
駐車地(13:30) → 吊橋(13:53) → ソバカド山(14:53) → 鶏冠山(15:40) → 三角点(15:56) → 横手山峠(16:26) → 駐車地(17:00)
ソバカド山・黒川鶏冠山・鶏冠山(黒川山) / Argonさんの鶏冠山(黒川山)・黒川鶏冠山の活動データ | YAMAP / ヤマップ