遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

金山 雪見岳

昨日のダメージがあるので、アクティブレストで花見しながら歩くことにした。

長年、山や沢で酷使し続けたPENTAXのカメラが昨日天に召されたので、新しいカメラに慣れるのも兼ねている。

行先は、山梨と静岡の県境の毛無山の続き。

毛無山付近は、5回目となるが、未踏のルート。

ふもとっぱらが管理しているらしい駐車場は料金500円。

封筒にお金を入れて放り込み、出発。

稜線に乗る地蔵峠まで2時間くらいか。雨は降るのかどうか分からないが、もたもたしているとやられてしまうかも。

すぐにシデシャジンを見つける!結構好きな花だ。

テンニンソウはどこでも。群生していた。

ツリフネソウもたくさん。

アザミのどれか。

ヤブマメも散見された。

枯れた沢を渡り、山道へ入る。

すぐ上の分岐までは、5年前に右から下りで利用した。左のルートは今回初めて。

ホトトギスを発見。ごく僅かしかいなかった。

沢を横切り、右岸へ。

少し登って再び左岸へ。

目当ての一つ、比丘尼の滝。

大したことない滝だろうと思っていたが、立派な滝だった。

上段含めると20mくらいありそうだ。

カンアオイ。カントウカンアオイでしょうか。

葉は山でよく見かけるものの、花をじっくり見るのは初めて。

今回も花は数株しか見つけられなかった。

うーん、ヤマハッカのようなヒキオコシのような・・・。

これ以外の花がなく、分からない。

ぼちぼちと花を撮って楽しむ。シャッター切る際は、呼吸が止まるので、地味に疲れる。そして蒸し暑く、滝汗・・・。

富士山がちょっと頭を見せる。

沢にはいくつか滝がかかり、沢登りで来ても面白そうだと思う。

左岸の道が続く。

沢からは少し離れる。

途中、この滝が下に見えて直下にも行ってみた。

10mくらいありそうで一見の価値あり。岩は凄くぬめっていた。

手前が崩落しており、ロープが張り巡らされていた。まだ崩壊途中な様子。

振り返る。何だかよく分からないけど、トラバースより少し下まで降りて登り返すのが正規ルートのようだった。

少し沢から離れて苔むした道となる。

また沢を右岸に渡る。そしてすぐに左岸へ。

人工的な雰囲気。碑か何かあったのかもと思わせる。

炭焼釜の跡。原型は十分に残る。

その後も石積みが見られ、結構人の手が入っていた模様。

小尾根をトラバースして、沢に降りる。

イワシャジンが涼し気に咲いていた。ベストタイミング。

滑滝が落ちている。沢床は岩屑が覆い伏流し、美しさはない。

ガマズミの赤い実が滝下にあり、存在感を示していた。

沢の右岸へと渡り、登っていく。

地蔵峠への最後のひと登り。

昨日の登攀で、ふくらはぎがパンパンでとても辛い・・・。

地蔵峠には賑やかな標識と、この地蔵があった。

下部方面への道は、廃道になっていそうな様子だ。

県境を拡張するため、新地蔵峠へ向かう。高度はこちらより高く、1550mへ少しの登りとなる。

歩きやすいので、楽々と言いたいが、今日はそうではない。

写真を撮るのを言い訳にスローペース。

地蔵峠、着。南を見ている。

富士山の頭が辛うじて見えたが、すぐに雲隠れ。

雲行きが少し怪しいので、長居せず南の地蔵峠に戻って先へ進む。

針葉樹。さくさく進める。

地味な金山。プラ標識らしきものが転がるのみ。通過点という印象。

中山金山からとっているのでしょうか。

右は景色が見られそうな場所があったが、今日はガスの中で見えず。

おや、天然ヤマブシタケ。いや、サンゴハリタケ?旬を過ぎている模様。

アップダウンが少ないが、雪見岳直下の登りが足に効いてくる・・・。

雲の中の雪見岳。展望はどうなんでしょうか。

富士の雪見するには良いのでしょうか。

三角点もどきの標石あり。

倒木に腰掛けて休む。しゃりばてで、ふらつき力が入らない。行動食持たずに来たことを激しく後悔。

思親山と同じような雰囲気だなと思う。

向かう東尾根が写真のような笹薮に倒木なので、気が重い。

獣道のような踏跡のような錯綜しているが、200mも進めば笹が薄くなる。

そんなに歩きにくそうではなく安心した。

1300mから駐車場所に伸びる尾根が最短だが、手ぶらで戻るのも癪なため、1051.5m三角点を回収することにした。

1470m分岐付近。プラ標識のようなものが転がっていたが、道がよく分からなかった。

この辺も踏跡は所々消える。

途中、北東尾根に引き込まれそうになった。

1207m地点の先の尾根分岐。

相変わらずの道の状態。

たまに落ちているヤマボウシの赤い実をほんの気休めに少し食べる。

立ち枯れが多い。麓でもこんな様子は見ていた。

開けた地点では、シモバシラと思しき花が多く群生していた。

ここからまた不明瞭な感じ。

四等三角点、点名『麓』。通過点ですね。

この麓って地名だったのですね。前回、毛無山で見た際の自分の考察は間違っていた。

下部、東向きの尾根があるが、そのまま北向きの尾根で下る。

岩が転がる場所もあるが、それほど歩きにくさはない。

そして、尾根末端。

笹が茂って鬱陶しい。獣道が幾つかあるので、利用しながら適当に下った。

登りでは躊躇するかと思う。

歩いてきた方面、西~北を見る。雨にやられないで良かった。

この辺は、降りそうな様子は見られないので、ゆっくり戻る。

沢の下流は吊橋がかかっていたが、それは利用せず、堰堤に沿うように突っ切り、ふもとっぱらキャンプ場へ。

林業用作業路なのか、地図にない道が伸びている。

どこに出るのか分からないので、大人しく車道を歩いて戻った。

最後に、目当ての花。

スルガジョウロウホトトギス

少し遅いかと思ったが、無事に見られて満足。

PLフィルターが欲しかった・・・。

ひっそりと下にはサンリンソウもいらした。

新しいカメラは、滝の撮影に滅法強く、手持ちでもシャッタースピード遅くしてもぶれが少ない。これは重宝しそうだ。マクロレンズも手に入れたいところ!

帰宅後、昇天したと思っていた方は、何と復活していた。何だかなぁ・・・。山にせっかく持って行ってまた使用不能では意味がないし、悩みどころ。

 

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