遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

裏金山 焼山 影火打 火打山

紅葉狩りハイキングをしに、ご無沙汰の頸城山塊へ。

数年に渡り焼山は入山規制がされていたこと、火打山間の登山道も通行解除になったこともあり、これ幸いとばかりに向かう。

笹ヶ峰に駐車して出発。平日だが、そこそこの人の入り。

杉野沢橋に向けて西へ。薄暗い中、林道歩き。

路面状態はダートであるものの、非常に良好。

ここを右へ、真川沿いへの道を歩く。30~40分程度要した。

2~3分で車が入れる終点。

早くも紅葉が楽しみ。だが、今日は何となく高曇の雰囲気が漂う。

見えている堰堤は、そのまま右岸の道で超えていく。

湿度が高く、暑くなってしまうので、装備を整えて朝食を軽く取る。

滝沢の様子。2つ滝記号があるが、今日は時間的に余裕がそれほどあるわけではなく、道の状態も大して調べずに来たので、見送り。

右手の景色が素晴らしい。あれは、老山(鎧山)? ではないか。

咲き残りのママコナ。これ以外に5株ほど花は見られた。

振り返れば、黒姫山。紅葉と相まって気分は上がる!

右手の岩。断層か、走っているのが気になった。

金山谷を渡る。危ういが、濡れない。

焼山がばっちり見える!結構、近い?

裏金山谷を渡る。ここも、ギリギリ濡れないで飛び石でジャンプ。

やっぱり、この谷も2連続の滝記号は気になるね・・・。

この辺の紅葉は見事だった。

この鮮やかさ!後ろは、嘉平治岳でしょうか。

紅葉時期は丁度良いよう。

オオカメノキの実も色づく。

遥々、来て良かった。

もう一度、ヌルイ沢と地獄谷の出合で沢を渡る場所あり。ここは、ちょっと水没。

オヤマリンドウは、ほぼ終わりですね。

ツルリンドウの実が赤く目立つ。

胴抜ヶ切戸に詰める沢で休憩。

その支流からの水を飲み、花見しながら、がっつり食べる。

ハクサンボウフウでしょうか?セリ科の植物は疎い・・・。

ツルニンジンでしょうか? うーん、自信が無い。

ここから一気に高度を稼いでいく。

恐らく、手前ののっぺりが地蔵山、奥が高妻山と乙妻山だと思う。

整備は良好。目印も新しめだ。

刈払いも十分であり、藪っぽさを懸念していたが、杞憂だ。

マイヅルソウは群生しており、実りも素晴らしい。

ミヤマスミレにしか見えないのだが、スミレもこんな時期に咲くの?

調べてみると、春に咲いた後に秋にも咲くことを、返り咲き、狂い咲き、二度咲きというそう。へー、そうなんですね。

そういえば、ツツジでも秋に咲いているのを何度も見たことがある!と、とても合点がいった。

タテヤマアザミでしょうか?アザミも種類がそこそこあり、苦手。

濡れた花の透明感はとりわけ美しく、大好きなサンカヨウ。実がたくさんあったので、一つだけ食べてみる。甘酸っぱく種を含む野趣の味わい!

さて、いよいよ、主稜線まで僅かになると展望が更に良くなる。

金山への稜線!食い込む雪国特有の沢筋も紅葉も見事。

振り返って一枚。

左、黒姫山。右、高妻・乙妻山。眼下に雪が残るは、地獄谷。

間も無く、そこが富士見峠。草紅葉も楽しめる。

上部、極めて僅かな藪っぽさは一部あったものの、非常に良好な整備で、露で濡れることは無かった。一般登山道として、雨でなければ推奨できるだろう。

富士見峠。標識は傷んでいた。焚火跡があった。

西側、金山方向を見ている。

写真撮りまくりで時間は少々押しているが、裏金山まで向かう。

海なし県からすると海が見えるのは新鮮!

それに、海谷の山々、標高だけで山の価値は決まらないと思う素敵な山容。

阿彌陀山、鉢山、昼闇山なんですね。無雪期も素晴らしいが、雪景色も同様だろう。

殆どフラットなので、サクッと裏金山直下へ。

左のピークが裏金山だが、登山道は巻いている。

一応、西からの様子も見るため進むが、こちらは背丈以上の屈強な笹薮で戻る。

北から南に向かって、笹が切れる付近を登れば、楽々山頂に立てた。

青いシートの切れ端と、三角点ではない石柱を見つける。

南東を見る。尾根を隔て右の裏金山谷を調べてみると、楽しいようだ。

この時期であれば、快適な遡行が期待できそうで、俄然興味が沸く。

西に目を移すと、金山、天狗原山と、こちらも見事。

今回、裏金山まで足を延ばし、次回で雨飾山から金山を縦走して天狗原山も回収するつもりでいたが、心が揺らぐ。

この美しさを1日で終わらせてしまっていいのか・・・、と。

さて、今回向かう先、焼山は俄然威圧的。トロイデ型火山ですか。

頂上まで400mは登降せねばならないが、大して無いように感じるのは気のせいか。

富士見峠まで戻って、泊岩方面へやや下る。

遅咲きの花を発見!

笹倉温泉への分岐。標識がこれでもかと付けられている。

すぐ上に泊岩の小屋。中は見なかったが、快適そうだ。

水は上部に池塘があって、夏まで心配なさそうだ。

そして、北面は展望が良い!

気になっている花が咲く場所なので、再訪したいところではある。

岩場を縫って、池塘を左に見て、暫く進むと、展望がまた良くなる。

雨飾山。ぱっと見、それと分からなかったが、地図を見て判明。

目を惹く山容!!紅葉も美しいと評判の山であり、近い内に・・・?

背後には、後立山の山々も見えている。

思わず歓声が出る景色だ。

なるほど、やはり高曇り。それでも十分な景色で嬉しい。

シラタマノキが足元には多かった。

樹林は少なくなり、岩へと変わっていく。

日差しが強いものの、風も適度にあり、消耗しない。

ふと、動くものが視界に入る。

ライチョウだった。久しぶりに見るので、これまた嬉しい。表銀座にいる個体より警戒心は強いようで、逃げ足が速い。3羽見た。ここが北限とのこと。

火口に上がる。振り返る。

右手に巨岩があって特徴的。見えにくい写真になってしまった。

ロープと鎖があり、岩場を登っていく。

山頂が見えてきた。火山の雰囲気は満点。

歩いてきた稜線も一望。背後、白馬岳は盟主の貫禄。

足が進まない♪

荒々しい景色。本峰も間近。

初めて逆ルートから歩いてきた人とすれ違う。下山ルートに問題ないことをお伝えすると安心されていた。比較的軽装で、この時間にいるということは、早出してきた健脚か、小屋泊か。

焼山頂上の岩から北を望む。

東には煙が上がっているので、登山解除されているのを不思議に思う。

北アルプス南部にある、焼岳南峰と同じ雰囲気を感じる。

傾いた二等三角点、点名『焼山』。

下降地点の少し先の噴気孔らしき場所まで進んでみたが、刺激臭がして早々に撤退。

先も長いので、一気に下っていく。

ルートはこのように赤い丸が付いており、濃霧でも余り心配なさそうな間隔であった。

ただし、踏跡は少し薄いと感じた。

岩が終わると、滑りやすい土が露出しており、ペースが全く上がらない。

ここは、登りの方が圧倒的に楽と感じた。

胴抜ヶ切戸は平坦地のようで、知らずに通過していた。

登りガッツリなので、少しだけ登って休憩。

うんざりするほど400mを高度を落としてきた・・・。影火打があんなに高い。

噴煙を上げる焼山。こちらの眺めも見ごたえ十分だ。

ナナカマドの紅葉は既に終わったのか、枯れたような葉しか付いていない。

振り返る。枯れ模様に近い印象の道。風があって、登りではとても有難い。

それに揺れる草もまた良し。そして、下りより登りの方が歩きやすい。

左、影火打。右、火打山。この景色となると、間も無く影火打。

影火打最高点・座標は、登山道から少し外れているようだ。

小さな二重稜線という感じか。

当然、踏みに向かう。窪地を跨いで、強引に上がる。

最高点付近を、ハイマツを漕いでゆく。立ったハイマツ渡りで、進捗悪い。

座標付近には、手ぬぐいが落ちているのみ。

自己満足のピークハントは終了。復帰も、少々もがいた。

妙高山が近くなってきた。そして、湿原も。

再び登りだが、歩きやすい。

トウヤクリンドウの花。一株だけ残っていた♪

そして、火打山へ。

山頂は広い。他にも登山者多数。

ここまで2人にしか会っておらず、静かな山歩きも終了となった。

三等三角点、点名『火打山』は、傾いている。

中央は浅間山、右は八ヶ岳に見えるが、違うかも。

地蔵山、乙妻山などを前衛に、奥は槍ヶ岳を筆頭に北アルプスの山々が並ぶ。

東にも山はあるが、さっぱり分からない。

さて、後は下山するのみだ。眼下の景色も良く気分良く。

整備はこれ以上ないほどであり、木道完備。

ライチョウ平。これだけ人が通れば、会うことはないと思う。

今回、焼山でライチョウに会えたのは幸運だったか。

紅葉は上部は枯れているように思う。

鬼ヶ城(鬼ヶ岳)のようだ。手前の荒々しい雷菱、先の黒菱山も気になるところ。

残雪期に、妙高外輪山なども含めて登りに行きたい。

そうなると、やっぱり山スキーで行きたいところ。

天狗ノ庭付近は、言うまでもなく素晴らしい。

高谷池ヒュッテとテント場。絶好の場所。

人も多いので、それに合わせ、ゆっくりと楽しんだ。

高谷池ヒュッテのすぐ先、アルプス展望場がある。こじんまり。

五竜岳から白馬岳が特に良い。

右奥には、鉢ヶ岳。左奥は、立山

静かに楽しみつつ、小休止。

ぬかるみがその後はあるが、気を抜いて歩ける。

黒沢岳のトラバースでは、展望が良い場所が複数ある。歩いてきた焼山から火打山が感慨深い!

名残惜しく、紅葉と火打山を楽しむ。

黒沢岳を南面から振り返る。

黒沢岳のトラバース地点から見るに強烈な笹薮で、ほぼ取り付く島もない感じ。

弱点あっても往復で1時間は最低見ておかねば無雪期は踏めないだろう。やはり残雪期しかない。

富士見平を過ぎる。

飛び石を交えて下っていく。紅葉も気になり始める。

紅葉の回廊。

十二曲り。ここから、紅葉のハイライト。

何と美しいのでしょう。思わず、感嘆。

ブナの樹肌の白さに紅葉が映える場所も多かった。

全然足が進まなくなった。

黒沢橋を渡ると、紅葉のハイライトはいったん終了。

再度、木道が続く。

ブナ林の中を行く。気持ちがいい。

下部、再度、紅葉が増えて、飛ばしていくはずが、足止めされる♪

自宅にも、こんなに綺麗に紅葉してくれる庭木があればなぁ・・・、と思うが、こういう環境なのでより美しくなるのだろう。

大満足で下山。

周回、完了。

出発時より、車はだいぶ減っていた。

火山に挟まれた火打山も、また良かったが、今回は、焼山が主目的で楽しめた。

下山後、paypayの20%バックキャンペーン中の長野市へ出る。

日本酒を買いに行って、ラーメンを食べて終了♪

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