今年も花を目当てに、三ツ峠へ。
未登である三ツ峠の南の霜山なども絡めて行きたかったが、いかんせん時間が足りないので、最短に毛が生えた程度のルート取りにする。
西川新倉林道の北始点から出発。
しばらくは林道歩き。
アサギマダラが吸密中だった。
曇りなので、気温が余り上がらずありがたい。
コアジサイなど見ながらサクサクと歩く。
20分ほど歩いて、こちらに到着。標識に従い、左の山道へと入る。
すぐに、富士山の展望が見える場所。
今日の天気予報では、これで十分だ。
さて、ぼちぼちと登っていく。
道は長年良く踏まれているため、雨で洗われて深くなっている。
足元の植物を観察しながら・・・。
これは、イチヤクソウでしょうか。
これ一輪だけで、他に花が無い・・・。
フタリシズカとクサタチバナは多い。しかし、花の時期は遅い。やはり、シカの食害でこのようになるのか。
どんどん登る。
フジイバラ。旬は過ぎているが、何とか。
広葉樹から針葉樹が増えていくと、間も無く木無山。歩いてきた未踏区間に特別な感慨は湧かない。
ここからが本番。
柵の中には、どんな花があるかなー・・・。
オオバギボウシはたくさん。
アカショウマでしょうか。
チダケサシ?
シモツケは多かった。
誰もいない! 最高です♪
背が高いのは、ノリウツギ。花付きは良い。
富士山は雲隠れ。
都留、秋山、道志の山。まだまだ未登。この時期全く食指は向かない。
去年、下調べは十分にしておいたので、ウチョウランを見に行く!
花のピークは折り返しといったところだが、十分楽しめた。
見られて良かった♪
岩壁には、コオニユリが揺れていたのだが、地面に花が落ちていた。
夏本番を感じさせる花と色だ。
他には・・・。
キリンソウかな。
アキノキリンソウは今まで何度も見ているが、こちらはじっくり見るのは初めてかもしれない。
キンレイカですかね。少し早い。
ニガナも撮っておく。
小さい花は、カナウツギ?
こちらのフジイバラは、旬で美しい。
階段に息を切らして、一応山頂を経由する。
富士山は、もう裾しか見えていない。
御巣鷹山へと進む。
ヤマオダマキ。黄色もあったな。
クガイソウはこれからといった様子。たくさんいた。
残念ながら、サンショウバラは一つも花が残っていなかった。
また来よう。
保護柵の中は、オオバギボウシがいっぱい。
アツモリソウも似たような葉をしているので、どこにあるのやら。
御巣鷹山まで行って折り返し。
そして、バイケイソウはとても多かった。花は正に今が旬。
嫌いっている植物だったが、花を見るとそれも軟化してしまう。
カモメランはこの状態。去年見られたので、何年後かに・・・。
イチヤクソウ発見!こちらはギリギリ。序盤で見たのは蕾のように見えたが、標高を考えると、こちらが早いとはどういったことか。
ユキザサは遅すぎた。
ヤグルマソウも葉はたくさんあるものの、花は見つからない。
コオニユリは少しだが、色がやはり目立つ。
そして、レンゲショウマもいた。
色々な時期に来る必要がありますね。
お、クルマバツクバネソウ!地味な感じは嫌いじゃない。
ツルシロカネソウは終盤だが、僅かに残っていた。
ウスユキソウは所々にいた。ハハコは早くて蕾。
去年アヤメがいたはずの場所に行ってみるが、いない・・・。食害に遭ったのか・・・?
残念!保護柵の中に1つだけ見ただけだった。
最後に、2つ嬉しい花を見られた。
これは・・・、キソチドリ? 他には見つけられず。
ミズチドリ。
これは結構目立つので、幾つか見つけられた。旬~旬を過ぎたものまで。
そろそろ暗くなってきたので、足早に車が通行する道を下る。
午後のゆる花探索にちょうど良いコースだった。
来年以降、サンショウバラを目当てに行きたいと思う!