雨が降る中登れる山。しかも、奥飛騨への道中に支障を来さない程度の候補を探す。
まず、山梨は白州、戸屋山。
何年も前、バイクで林道を走って遊んでいた頃、平久保池は良く通っていた。
その付近に、三角点峰があり、少し気になっていた場所だった。
登山開始地点は、雨乞岳の登山口の反対側。駐車スペースも十分。
と言っても、今日は私以外には誰も来るまい。傘を差してスタート。
池の周囲に沿って作業路か林道か、そんな道がある。
チェーンが張っており、跨いで進む。
カヤックやボートやそんな装備を置くようだ。ここはコルになっている。
予定では沢型を下って、除山の少し下に登り返そうと思ったが、トラバース道が付いている。
落ち葉で不明瞭だが、少し進むと明らかな道となっていた。
紅葉も丁度良いようで幸運。
無駄な登り返しが無く、尾根に回り込めた。
踏跡は薄いが尾根で僅かな距離なので、全く問題にならない。
だが、雨で濡れた落ち葉と地面はとてもよく滑った。
赤も勿論良いのだが、黄色の紅葉もまた良い。
除山に到着。四等三角点。山名には信頼性があるのかは不明だが、点名が除山なので、どちらでもよいだろうか。
沢か池か分からないが、どうやら西側の沢は堰堤ででも仕切られているのか、湖のようになっているように見えた。御覧の通り、水面から霧が発生してしまって、見通しが利かない。
さて、先ほどの取付まで戻って、そのまま尾根を直上する。
1209mピークまでまずは一息に。
人工物はこれくらいで、特に何があるわけではない。
西に進んで林道・作業路に出た。整備は十分に見えた。
途中、マツの幼木が藪化している箇所はあったが、その先も遊歩道のようになって歩きやすい。
途中、雨で濡れたモミジで癒される。
しっとり美しい。
左に少し曲がって山頂。三等三角点。点名も、戸屋山。
展望は頂上は無い。
だが、少し東側にはロープが張られていて、ちょっと進んでみると展望が少しあった。
僅かでも展望が見えて良かった。付近の紅葉具合も合わせて良い。
ちょこちょこ見られる紅葉には楽しませてもらった。
後は、林道をそのまま歩いて戻る。
行きでは池に気を取られていて気付かなかった、石仏。
結構古いもののようだ。ペットボトルがちょっと・・・。
後でふと思ったが、少し手前にはビールの空き缶が転がっていて、まさかゴミではあるまいな・・・。
時代の流れがちょっと哀しいと、勝手に感じた。
- コースタイム
登山口(11:35) → 除山(11:55) → 戸屋山(12:35) → 登山口(13:00)
除山・戸屋山 / Argonさんの除山(山梨県)・戸屋山(山梨県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ