仕事終わりで小淵沢のホテルに直行して夕食を楽しみつつ宿泊。
翌日、朝食と朝風呂も堪能してからゆっくりとハイキングに出る。
行先は麦草峠。
周回をできるコース取りを昨日思いついた。
予想はしていたが、それを遥かに上回る混雑で、駐車場は満車。
東に下った駐車場に駐車して行動を開始する。
諏訪門というらしい。
ここは駐車禁止エリアには含まれない上、駐車も6台程度は十分可能な場所。
林道を進む。林道を離れるまで3分程度、2分程で剣ヶ峰直下へ。
山頂までも踏跡は続いている。藪ももちろん無い。
山頂は南北に幅広でケルンが積んである。木の間からそこそこ展望が望める。
東の展望。快晴で今日はいいハイキングができそうだ。
ぐるりと見渡すが、八柱山と思われる山も見える。いずれ行かねば。
林道途中まで戻って、車道までショートカットする歩道を進む。
車道歩きは5分そこそこで閉鎖された林道入口。
舗装はすぐに終わり、ダートになる。入口から数分で、白駒池に繋がる歩道入口。
木道になっている。滑り止めが敷いてあり、これはとてもありがたいことだ。
推すだけあって苔が綺麗だ。傾斜も殆どないような道で歩きやすい。
白駒池の外周の東屋に出ると、人が沢山。
あの駐車場の状況では容易に想像はできたが。
もうこんなに紅葉している。台風目前で、落葉してしまう前に楽しめて良かった。
池周囲の紅葉は帰りにまた楽しむとして、ニュウへと進む。
白駒湿原が途中にある。振り返って一枚。もう干上がっている印象だ。
樹林帯は木道や倒木があるが、ぬかるみが多く、結構歩きにくい。
人は激減していたが、それでも数人と会う。
この辺も苔が悪くない。北八ヶ岳ですね、という印象。
「にう」となっているが、「ゅ」が真ん中消えてしまったのか。
由来の一説には、刈り取った稲を円錐形に積み上げた「にお」からというのがある。
ここからはそれなりに傾斜が強くなる。
今日は足の具合も良くて軽快にどんどん登れた。
稜線に出ると、一気に展望が開ける。
ニュウ頂上は左手の岩場。
三等三角点。
数人はいるが、混雑というほどではなく、楽しめる。
岩の上に登って撮影と景色を楽しむ。
富士山、硫黄岳、天狗岳と。雲が上がる前に到着できてよかった。
そこから少し東にずらして一枚。
浅間山でしょうか。
北西面は歩いてきた樹林。白駒池を眼下に、北アルプスを遠望、北横岳など。
まだ先もあるが、自分なりにゆっくりした。
中山峠方面への道の途中から、それっぽい所を稲子岳を踏むために逸れる。
何となく踏跡あるなと思った所で、目印も多数。
稜線上には踏跡がしっかりあり、この先も目印も豊富。
途中のちょっとしたコブに、ハイマツをかき分けて乗ってみる。
右の岩場がニュウだ。
ズームして一枚。遠望で浅間山ですか。
進む方向は平坦に近いので、樹林でよく見えず。
若干、木の密度が濃くなるが、歩行に問題なし。倒木も余裕でかわせる。
地図で読み取れない、微妙な起伏は意外とあった。
おや、最高点はここのようですね。目印あり。
東壁が見えるかと思ったけど、下は見えず。樹林で遮られ、展望はそれほどではない。
南下を僅かにした場所には、国土交通省の標柱が刺さっていた。
南下を続ける。また僅かに移動すると・・・。
樹林は無くなった部分あり。これが南壁の始まりか。
文字の消えた標識が架かっていた。
紅葉するような樹木は殆どないのが残念だが、十分な景色。硫黄岳が見事。
人工物が出てくる。登山道と言っても差し支えないレベル。
この先、樹林帯に入って下っていく。
青空と紅葉。悪くない。
ちょっとした岩場にはフィックスロープが張られていた。
今の時代に、稲子岳の壁を登りに来るクライマーがそれなりにいるのだろうか。
苔が見事な所も幾つか。いいコースだ。
ガレ沢を横切るが、危険は感じない。
振り返って。東から壁の全貌を見てみたいですね。
適当に下っていくと、登山道に間も無く出た。
関係者とは?私のようなハイカーでも通行させてくれるでしょうか。
登山道指定がない所では誰にも会わなかった。
ここから傾斜が多少ある登り一辺倒。
中山峠に登り上げた。まだ折り返し地点だ。
道の傾斜は殆どないので、軽快に行ける。
先ほどまであんなところにいたのか!それは展望いいはずですね。
人は結構歩いているが、土日祝日などはどんな状況なのか、混雑を想像するだけで億劫になる。
展望からは外れた中山。ここが本日の最高点で2496m。
すぐ北西は展望地となっている。
蓼科山まで素敵な稜線。
御嶽山もよく見えた。
天狗岳の東西。
穂高~槍ヶ岳は初冬が狙い目と思っているが、行けるだろうか・・・。
食事しながらゆっくりした。
再度、岩をかんだぬかるみ、木道中心の道。
高見石小屋から丸山を往復にかかる。大した距離でもないし、傾斜も緩めなので一息に。
展望は木の高さがあり、余り良くない。
冷山のコルへの廃道の様子を観察し忘れたのは不覚。
優先順位からすると現在とても低い。
さっさと戻って高見岩から景色を楽しむ。
これが最後の展望と思い楽しんだ。
小屋のテラスは快適そうで、パンを食べたくもあったが、結局止めた。
ピッチの上がらない木道をまたまたこなす。
今回のメインの白駒池の紅葉を存分に楽しもうと思ったが、一方通行との標識があり、意図していた右回りができない。
結局、守っている人もいないし、朝ほどの混雑もなかったし、何だかなぁという印象だった。
半周近くはできたし、紅葉自体も良かったし、満足した。
あとは同じ道を戻るだけ。
べたついた手を冷やして、靴も綺麗にして、樹林帯で小休止。
駐車場までクールダウンの歩きにて終了。
夜には所用あり、リミットは16時半だったが、だいぶ余裕をもって下山ができた。
- コースタイム
諏訪門(9:50発) → 剣ヶ峰(10:00) → 歩道入口(10:20) → 東屋(10:35) → 白駒湿原(10:50) → ニュウ(11:30) → 稲子岳(12:00) → 登山道(12:35) → 中山峠(12:50) → 中山(13:05) → 丸山(14:05) → 高見石(14:20) → 東屋(15:10) → 諏訪門(15:30着)