クライミングは雨のせいで駄目。とくれば、迷わず登山だ。
しかし、朝まで雨が降るので、小雨になってから出発。
行先は右左口峠の付近。
下芦川からのアプローチ。
車は余地に適当に停めて・・・。
迦葉坂と記載がある道を登る予定。傘を差して歩く。
それらしき道を適当に上がる。落ち葉で良く見えないが、石畳のようになっているようだ。
ちょっと滑る。
この馬頭観音の像はいくつもこの先もあった。
年季が入っている。
野鳥発見!
と思ったら、スズメですか・・・?
つづら折れの道を上がる。整備は良好。
そして、紅葉も中々だ。
9月には白駒池から紅葉を楽しんでおり、今年は満足している。
大杉は切り株が残るのみ。湧水も枯れているが・・・。
この辺で、ほぼ雨は当たらなくなり、傘は必要なくなった。
植林をゆるゆると進んでいくと峠。
左右どちらにも祠が見える。
まずは東から。
明神造りというのですか。
稜線上は倒木が少々煩い。
トラバースして適当に回避。
特別問題なく、右左口峠。
振り返って一枚。
ここまで車で来るのももう不可能なのか?
横目には北側ゲート入口は閉まっていた気がする。
さて、向かう先は・・・。
ロープはかなり新しい。少なくとも去年か今年に設置されように感じる。
今日は地面が緩いので、補助にはなる。
ツチグリか。これがキノコの一種だと以前は知らなかった。
道は概ね分かりやすく、適当に踏跡を辿る。外しても支障は無い。
そして、日蔭山。
まぁ、毎度おなじみの景色。樹林で展望なく、地味な頂上。
これまた年季の入った達筆標識。
三角点は三等。少し風が吹いて、紅葉した葉が乗った。
何だか嬉しい。
ここから引き返す。
途中の914mピークには何かあるか見に行った。
すると・・・。
捕獲檻にシカが入っていた。罠ですか・・・?
遠目からでも暴れまくっていて、痛々しい。何もしないからやめてくれと思う。
相当数のシカが跋扈しているので、美味しくいただきたい。
サクッと再び右左口峠を越えて、登り上げた峠へ。
こちらは流造りというそうだ。
稜線は時々倒木があって快適とはいかない。
ぬた場があった。シカには楽園か?
七覚山。こちらも地味。三角点も無し。
お手製の山頂標識はあった。
急角度で曲がって、関原峠へ。
全く場違いなほど立派な標識があった。
後で調べてみると、中央市が市の最高峰として今年7月には整備したそうだ。
遊歩道と謳っているが、一般人にはどうでしょうか。
目印は概ね豊富にあるが、道の状況は登山道クラスか。序盤は特に少し歩きにくい箇所もある。
数年もすれば、この標識の文字も殆ど消えるのだろう。
おそらく新旧複数となった山頂標識。
麓の入浴料割引が写真を持っていけば受けられるようだ。
今までこの『シルクふれんどりぃ』のお湯は温泉ではなく、銭湯だと思っていたが、高アルカリの温泉のようだ。
山の千本桜が咲く時期であれば、利用するかも。
これが、みたまの湯も含めて割引であれば、踏む人も段違いなのではないか。
さて、今回唯一といっていい展望。切り開かれている。
八ヶ岳がきっと見えるはずだが、今一つ。それでも悪くない。
ここには地図にはない三頭三角点がある。点名、クイツトウ。
点名の由来は全く謎だ。
ここで小休止。こんな方まで来てしまって、車の回収は車道歩きで憂鬱だが仕方がない。
地図に三帳、大西と記載がある地点目指して下る。
余り期待していなかったが、予想外に最初が少し分かりにくいのみで歩きやすい。
遠目の山肌もまた一興。殆ど枯れ色に近いか。
悪くない道と景色。目印はかなり多い。
もう少し先も紅葉は楽しめるかも。
川の流れがよく聞こえると、程無くして眼下に芦川が見えてくる。
最後は民家の裏に出る。
何とも分かりにくい所ですね。
と地元の方に会い、『あんた若いのに、こんなところにわざわざ登るのかい』と。
誉め言葉として受け取ることにした。
用の途中という様子で、昔の様子などを聞くのも憚られ、曖昧な応答になってしまった。
深田久弥氏も『百の頂に百の喜びあり』と残している。
色々な山に今後も行けたらと思う。
車道歩きの最中そんなことを考えた。