午後からの時間が少し空いた。
最近はこんなことがあるので、車に登山靴と着替えを常備している。
短時間で登れる山の候補は少ないので、未踏が多いエリアの甲州市とまずは決める。
扇山から滑沢山は少し時間がかかりそうなので、高芝山が無難かと思い決定した。
ザゼンソウで有名な小倉山には、何年か前に行っている。
帰ってきて記録を見ると、全く記憶にないが、どうやらマイナーピークの上条山も上条峠から稜線伝いに歩いているので、踏んでいたようだ。
ザゼンソウ公園は最短の回収コースになるか疑問もあり、林道の路肩に邪魔にならないよう駐車した。
この手前にも余地はあるが、私有地だろうことが否定できないので止めた。
ここから少し下って入口。
半分倒壊している廃屋を左に見て沢を渡る。
広葉樹林。傾斜は地図通りに緩い。
さて、キノコはと・・・。
シロツルタケと思いきや、ドクツルタケでした。柄のささくれ、つば有りでした。
結構、山歩きしていると高頻度で見るんですが。
まぁ、食べる気にもならないキノコは撮影被写体。
ホコリタケでしょうか。
鞍部に出て右に進むと稜線に乗る。
林道が直下に、展望も少ないがきいた。
御料局の標石あり。
すぐに東屋。ここはおぼろげながら記憶にある。今回も利用価値はそれほど感じない。
林道を横切り、植林帯をしばし登る。
すると、どうも防火帯らしきところ。
幼木のマツで歩きやすい。
幾つかキノコが散見される。結構大きめで、おいしそうに見える。
大きさからすると疑わしく思うが、ツルタケか?タマゴテングタケモドキにも見える。
何でしょうか?場違いなほど色鮮やかな花。花はこの株、これ以外何も見なかった。
楽勝と思いきや・・・。
まぁまぁな傾斜ですね。少し緩く、砂が崩れる所もある。
振り返ると良い眺望。雨は落ちていないが、そんな気配も感じられる曇天。
旬は過ぎたキノコが切り株に。ムキタケでしょうか。
送電線を通過。
稜線登りの左には、巡視路と少し先には舗装林道が見えた。
勾配が結構あって木の根も滑るので歩きにくさを多少感じる。
岩場が2~3箇所あるが、容易に回避できる。
ケルンが積んである若干展望がある地点のすぐ先が高芝山だった。
手製の山頂標識。7年で木がだいぶ成長したようで、真ん中で割れていた。
山頂の様子。登ってきた西を見ている。
展望も無いので、さっさと下山すべく往路を辿る。
ガスが湧いてきて登りにも増して展望はダメになった。
防火帯の終わりに御料局三角点があるのを下りに発見した。
すぐ下にこれも発見。四等三角点みたいな小さい標石ですね。
樹林では、色々とキノコを発見。
ヌメリイグチ。これは分かるので、いくつか状態の良いものをいただく。
傘が開ききったこのキノコは・・・?
手のひら広げた程度の大きさがあり、食べられるとすると満足度は高いだろう。
写真を撮りながら、ゆっくり下っていると、家族より電話が鳴る。
警察の方が家に来ていて、電話を代わる。
林道に停めた車は私で間違いないか?事件性を疑って自宅まで来たが、何をしているのか?すぐに車まで来られるか?という内容。
勝手ながら、この時は自分に落ち度はないので、上条山を踏まずして戻るのは嫌だなぁと感じたが、相手の懸命な様子にあっさりと負けた。(帰宅後、上条山も踏んでいたことが分かり、これで良かった)
10分程度で林道を経由して軽快に駐車場所に戻る。
それから10分ほどで電話の方も到着。
問題ないことを確認された。お仕事ご苦労様です。
何年か前の正月に、甲武信ヶ岳に登る際の毛木平で同じような質問された。
今後はフロントガラスに山行計画も張っていけば予防できそうだ。
車上荒らしに遭う確率は逆に高まる気がするので、どうしたものか。
確かに、山には似つかわしくない車種だが、家からの長い道のりを考えると、非常に億劫。
狭い道やダートなど、たかが1割にも満たない場所を走るのに、他の9割が快適ではない車で向かうのはどうか・・・?
- コースタイム
駐車地点(12:40) → 上条峠(13:00) → 防火帯始まり(13:30) → 送電線下(14:05) → 高芝山(14:30) → 駐車地点(16:35)