2年前からずっと行きたいと思っていた、谷川周辺の沢。
入門的な沢で概要など掴むべく決行。R君と望む。
今回は高速道路利用して、3時前に出発。
いやはや、毎度眠いことですよ。これが大抵核心。
さて、予定通り6時前に到着。
湯檜曾川を橋から眺める。楽しみ。
橋を渡ってすぐに林道へ入る。
路面状態は悪くない。年季の入った標識は萌える!
と、橋の架かった林道は水没しており、手摺りというのか、横を平均台のごとく進む。
黙々と歩いていると、何と熊に遭遇!!
木の上に居たようで、後ろから一目散に逃げて行った。こっちに来なくて良かったよ・・・。
先行者もあったようで、油断した。眠気も多少覚めるというもの。
左に人工物。雨量測定器だったか?
林道終点。割と広々している。バイクならば確実に来られる。
東屋も居心地悪くない。
ここから山道だが、歩きやすい。順調。
どこかの沢の渡渉点から稜線が見える。岩が素敵。
それにしても、私は送電線が共鳴してか不快で具合が悪い。R君は全く違和感ないそう。
睡眠不足や疲労の加減か・・・。
武能沢出合を渡る。どこから降りようか検討。
結局少し進んだ踏跡らしきものを辿り、湯檜曾川に降りる。
降りた先は魚留滝。
これは厳しいと思い、上へ出る。
ここで小休止。どうやら水流近くがぬめっているようで気が滅入る。
慎重にバンドを歩いて通過。
増水していたら大変だが、問題なし。
広い河原を適当に通過して、先行者パーティーをパス。
間も無く、白樺沢出合。本流に比べると貧弱だが。
入って僅かで滝場。カメラもあり、泳ぐ気にならず、左から通過。
明るい様相になってくる。今日はやはりラバーが有利か?
右から沢が滝となって落ちている。そして、先には大滝らしきものが遠望・・・。
適当に上がっていく。やはり、グリップがラバーは良い。
ウォーミングアップには良い感じだ。
序盤の特筆すべき二俣。左が白樺沢で、右が袈裟丸沢。
白樺沢の大滝は右も左もどちらもいけそうだ。
左の方が楽かな。1日2本というのも出来なくはなさそう。
今回は袈裟丸沢。すぐに大物が見えてくる。
見栄えが良くて素敵だ。2段25mとのこと。
一般的には左からか。右壁が登れるように見えて、取り付く。
R君は左から、それぞれ。
下段は全く問題ないが、上段は水線近くは滑りが半端ではない。
右から乗越して上がるとさらに傾斜が強い。
アンカーのハーケンがこれ見よがしにある。
カメラが邪魔をして一度クライムダウンして身支度をする。
アンカーがある場所から3m程度が非常にヒヤヒヤしたが、それ以降はホールド多くて突破。
だいぶ消耗した・・・。
明らかにロープ出すであろう場所だったと思う。
緊張から解放され、滝の落ち口でウロウロして楽しむ。
落ち口も渡れて、左を進めるが、右壁をそのまま行けそうだったので、フリクションを活かして登っていく。
イドログリップがいい仕事する。巻きもそんなに良くなったそう。
明るい雰囲気が少し変わったように感じる。
厳しさは感じない滝がこれより続く。
側壁を適当に上がる。
水流沿いは困難な様子なので、右壁を適当に上がった。
易しい小さめの滝が多いので楽しい。
乾いた所を選ぶ。草も最大限利用する場所も何度か。
滑が多くて素敵ですね。
次々と滑滝が現れるので本当に楽しい。
中々高度も稼いでいるようだ。白毛門もそのうちマッタリと行きたい。
沢山あってどこだか分からないほど。困難な場所は無い。
雪が多い地域の沢はこういう感じなのかと、しみじみ。
相変わらずの様相で快適だ。
二俣。左へ入る。
8m滝は水流突破する。
8m滝前で沢が右から入る。
この手間の沢はとても水が冷たく美味しかった。
これで顕著な滝は最後。
上に行くほどに簡単な沢のように感じた。
少し倒木やボサが気になるが、支障は無い。
最早、源頭の様子なので、注意しながら旧道を過ぎないように。
呆気なくそこに到達。
目印があるわけでもないのだが、踏跡が濃いのが横切る。水流はまだあったが。
ここで沢装備を解除して下山にかかる。
登山者も歩いており、意外に感じた。
トラバース気味の道を僅かに進むと展望。
馬蹄形縦走とよく言われるが、いつかは・・・。
この道、下草で下が良く見えず、何とあろうことか、踏み外してしまう。
予想許容内ではあったのだが、何とも情けないことだ。
見かねた?R君からストックを片方お借りして進んでいく。
油断やよそ見もあるが、反省する。
沢を横切る所は滝が上下にも見えて興味は尽きない。
そして、新道へ合流する。
少し上の展望を見に行く。
どこが見えているのでしょうか。
僅かに進んで避難小屋。小さめだが活用できそうだ。
すっかり歩きやすくなった道を順調に下る。
高圧線が現れると、やはり?私は不快感を覚える・・・。
行きで通過した巡視小屋。水遊びの家族は上の小屋?に向かったようだが。
その後、1回の休憩をはさんで戻っていく。
水没した橋の架かる沢から見える滝を撮影しに行った。
中々圧迫感ありますね。直登は体が拒否しております。
良い所です。
キャニオニングの人たちが沢山いるのを横目に駐車場へ到着。
今回はアプローチの割に沢にいる時間は少なかった。
それでも沢の内容は良くて貧乏くじ引いた印象はない。
初級の沢なので、次回は少し色気を出していけたらと思う。
評判の良い温泉『湯テルメ谷川』へ直行。
3種の泉質があり、良いお湯でした。
いつもは好きな露天より、内湯のぬる湯が好みだった。
亡き沢屋『ひろた』さんが行っていたとんかつを食べたかったが、あいにくの時間切れ。
でも、沼田でとんかつを食べたが、そのお店も素晴らしい。『あづま』。
味噌カツは久しぶりであったが、最高だね!!
帰りには地酒を3本も購入して帰路につく。
ひやおろしがもう出ていたので1本と、店主おすすめ4合瓶を2本。
高速道路の渋滞も無く帰ることができた。
- コースタイム
駐車場(6:00発) → 巡視小屋(7:00) → 湯檜曾川・魚留滝(8:05) → 白樺沢出合(8:30) → 袈裟丸沢出合(9:10) → 二俣(9:45) → 旧道(11:45) → 避難小屋(13:00) → 巡視小屋(14:20) → 駐車場(15:45着)