遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

湯檜曽川 大倉沢

前回はゆるーい沢だったので、さて滝が多くて登り応えありそうな沢はと・・・。

単独で無謀にならない程度に、湯檜曽川支流の大倉沢に決めた。

グレードは3級上となっている。3級の範疇で苦戦するようでは、この先やっていけないだろうと思っての選択。

数年前に湯檜曽川本谷遡行時には、増水で相当苦労したので、今回は如何に。

見比べてみると全然違うことに驚く・・・。

深夜自宅を出発して、5時半に駐車場に到着!

3分ほどで身支度を整えて出発。

林道終点を過ぎると、下草が濡れておりびしょ濡れ。

刈払いは今までしてくれていたのかも。

花も見ながら歩いていく。

ジャコウソウに・・・。

好きなカリガネソウ

ツルリンドウと。

幾つかの花を発見!

入渓の武能沢出合まで、横目で見る湯檜曽川は穏やか極まりない。

対岸の稜線は午後はガスに巻かれてしまうかも。

魚留滝の手前で沢装備になりいざ。2人組パーティーが合流してきた。

今日は滝の左を楽々と通過。ぬめりがきつい所が割とあるが、注意すれば簡単。

そのすぐ上は、なるべく水線沿いに進んだ。こんなに浅かったのか・・・?

穏やかな渓相。水がぬるくて驚いた!!

これならと、たまに胸近くまで浸かりながら進む。

この地点は増水した際、滝になっていたのをよく覚えている。

ウナギの寝床。せっかくなので、今回は泳ぐことにした。

水深中々深く3mくらいありそうだが、壁で適度に休みながら進める。

そして、屈曲する奥には。

こんな滝があった。前回、この滝を見た記憶が全くない。

確か手前が既に滝になっていたような気がする。

左壁をさくっと登った。

滑を楽しむ。

十字峡。大倉沢出合にもなっている。

正面の抱返り沢もとても楽しそうだが、ここまで水量が少ないと、ちょっと物足りない?

小休止していると、先ほどのパーティーも到着。

この時,行先は聞かなかったので分からなかったが、同じ大倉沢だった。

先行して、まずは6m滝をシャワークライム。

出てくる滝は水流を突破。

見慣れぬ花も発見。この先にもたくさん見た。

調べると、チョウジギクというらしい。花火みたいだ。

10m程度の滝。左右どちらでも行けそう。

水流も行けそうだが、ぬめりまくっており、気が進まない。

左壁も出だしがぬめっているので、右のルンゼから登ってトラバースして抜けた。

振り返ると、2人組パーティーが左壁をロープを出して登ろうとしていた。

ラバーで来たことにやや不安を覚える。

段瀑になっているところは左右に登って楽しめる。

大滝40m。ひと際大きな滝だが、威圧感は全く無い。

右から水流に向かって進んで、その後は直上。

ぬめりは注意が必要だったが、余裕をもって登れて良かった。

ツリガネニンジンに。

トリカブト。何と鮮やかな色。

落ち口には晩夏の花が歓迎してくれた!!

青空がのぞき、沢日和。

乾いた岩は快適。滑滝を見ながらお気楽。

小釜というかポットホールというか。

振り返っても絶景!!

シロバナトウウチソウでしょうか。たくさん。

ニガナのどれか。花付きが見事。

ミヤマリンドウなのか?

モミジカラマツ。葉の違いは理解している。

岩がごつごつしているが、歩きやすい。浮石は少ない。

どこの滝だったか、右に残置があった。

今日の様子では、特に要らない。

狭いが水量少なく、深みも少ないので容易。

景色と花を愛でながら・・・。ここに決めて良かった。

滑も交えて高度を上げる。

イワショウブはとても多かった。

岩の感じが変わってきた。

登るのに困難な箇所はない。右から水流を見極めて直上。

モウセンゴケをじっくり。アップで見ると素敵!

滑が続く。

青空と岩の反射でまぶしい。気分晴れやかに。

この上、二俣になっており、どちらに行こうか悩んだ。

滑滝がかかるこちらの左は上部すぐに水切れになるかと思い、地味だが流程が長そうな右にした。

どうやら、これは間違いだったのかも・・・。

カエルが飛び跳ねる! 近くにはヘビもいて、狙っている模様。

残置発見。今日は必要な感じは全く無い。

水流をぬめりを磨いて突破した。

だいぶ上がってきた。振り返ると少し先の山も見えている。

詰めの様子になってきて、暑さも辛くなってきた。

もう沢装備を解除して良さそうなので、水を汲んで休憩。

日陰でトリカブトを一枚。光をもう少しうまく使えれば・・・。

笹がかぶってくるので、左に外れて詰め上げる。

下草はこの辺まだ優しい。

花見して、暑さの辛さを紛らわせる。

最後は、シャクナゲとハイマツに少々捕まるが、大したことなく登山道に乗った。

残念ながら、迷った二俣を左に進んでいれば、眼下の池塘付近を通過できたのかもしれないと悔やんだ。

一応、朝日岳を踏みに行く。3回目の登頂。

十分に天気はもってくれて、景色を楽しむことができた。

さて、下山はかなり長く、この暑さでは消耗しそうだし、雨も東から来そうな感じもするので、そこそこに出発。

ホソバツメクサでしょうか。

ベニヒカゲでしょうか。乱舞していた。

ゴゼンタチバナは赤い実が映える。

にらめっこ。このヘビが何匹か下山までに出会った。鱗の並びは美しいと思う。

リンドウはもう一息。つぼみはたくさん見たが、殆ど咲いていない。

ハクサンフウロ。花は少なかったが、鮮やかな色に目がいってしまう。

まだまだ長い。景色が良いのが幸い。

笠ヶ岳から振り返る。

雲の色がちょっと嫌な感じ。さっさと下山に限る。

サンダルで登ってくる人、15時くらいに笠ヶ岳付近にいた人がいて驚く。

自分も人のことは言えないが、かなり軽装に見えて、大丈夫だろうかと思ってしまった。

対岸のあの付近にも行きたい!

今年の雪渓の融解具合はどうだろうか。

大源太山も沢で行きたいと思う。

登川流域も気になるが、新潟までとなると少々気合が要る。

オニシオガマか。

優雅なチョウ。

終わりが見えてきたものの、まだ結構高度は下げますよね。

エゾシオガマ

白毛門沢らしい。初級の沢だが良い沢と思う。

暑くて本当にやれやれ。

花は少なく、巨木を見ながら下る。

岩がゴロゴロしている場所もあり、運動不足の足には堪える。

ミヤマシキミでしょうか。

十分に天気はもちそうな感じだが、とにかく暑い。

下部、ブナ林となって良かった。前回はそんなに気にしていなかったけれど。

さて、駐車場近く、東黒沢で水浴びでもしようかと思ったが、先客があって、諦める。

これより駐車場所まで2分。

余裕をもって楽しめました。ご馳走様。

抱返り沢も、少し水量多い時に遡行してみたくなった。

着替えして、温泉へ向かう。

湯テルメ谷川は大人気で混雑している模様なので、未訪の温泉に行ったら閉まっていた・・・。結局、上牧温泉『風和の湯』へ。

前回同様、先客と入れ違いで独占。

ここは穴場の温泉なのかも。休憩室でごろごろできて、これまた寛げた。

大畠谷を単独で行けるように、引き続き調整していこうと思う!

湯檜曽川 大倉沢 / Argonさんの白毛門笠ヶ岳(群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽)朝日岳(群馬県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ