遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

米子沢 巻機山

以前から行ってみたかった米子沢。R君と共に、深夜出発。

高速道路は渋滞必至と予想され、下道で全て移動。

桜坂駐車場には予想より早く到着。登山者は非常に少なかった。

風がそこそこあって、少し雨も混じるので気分は沈みがち。

でも、天気は風と通り雨に注意さえすれば問題ないと判断。

f:id:Argon:20190815174558j:plain

林道を登っていくと、注意書きと標識。

f:id:Argon:20190815174604j:plain

伏流している。門のような堰堤を抜けてしばらくすると水流が出る。

f:id:Argon:20190815174617j:plain

ボルダーが気になる。これは紋様が独特で目を惹いた。

f:id:Argon:20190815174621j:plain

巨岩ではあるが、概ね歩きやすい。

今日はフェルト靴で来たが、ぬめりはどうだろうか。

さて、滝が出始める。テンション上がるー。

f:id:Argon:20190815174357j:plain

まぁ、まだまだ小さい。

f:id:Argon:20190815174402j:plain

滑もある。

f:id:Argon:20190815174406j:plain

小さなひょんぐり。

f:id:Argon:20190815174412j:plain

左壁をきわどく登る。ちょっと怖くて悪かった・・・。

この上が大滝、4段。

f:id:Argon:20190815174416j:plain

右壁が登っていけそうにも見えるが、大人しく定石通り右岸を巻いた。

結構登らされた。踏跡は非常に明瞭であり、目印まであった。

f:id:Argon:20190815174421j:plain

右水流を登っていく。

f:id:Argon:20190815174429j:plain

高さは手ごろ、楽しく登る。

f:id:Argon:20190815174438j:plain

左からこれは越えた。

f:id:Argon:20190815174442j:plain

f:id:Argon:20190815174446j:plain

傾斜は緩いが水流直登困難な滝も。

f:id:Argon:20190815174451j:plain

f:id:Argon:20190815174455j:plain

f:id:Argon:20190815174459j:plain

f:id:Argon:20190815174505j:plain

連続する滝が素晴らしい。

この先、ひときわ目を惹く滝が見えてくる。

f:id:Argon:20190815174510j:plain

青空も見えて素晴らしい景色。個人的にはこの滝が一番好きだった。

f:id:Argon:20190815174514j:plain

どうやらゴルジュの様相を呈してくる。

f:id:Argon:20190815174521j:plain

f:id:Argon:20190815174525j:plain

深いので、左から越える。

f:id:Argon:20190815174530j:plain

左のバンドを歩いて超える。右も行けそうだったが、そちらは悪そう。

f:id:Argon:20190815174538j:plain

右からサクッと越える。

f:id:Argon:20190815174543j:plain

だいぶ狭められたゴルジュ内に滝が落ちている。

巻き道はそのまま左岸にあるが、折角なので様子を見る。

f:id:Argon:20190815174549j:plain

結構悪い顔している。右には古いピトンが刺さっている。

空身にして登ってみる。最初は開脚で3mほど上がる。

左が行けそうで様子をうかがいながら・・・。

緊張したが、行ってみれば悪くなかった。ここが今回一番難しいと感じた。

f:id:Argon:20190815174554j:plain

上段は立派!!右から巻き気味に登る。

f:id:Argon:20190815174219j:plain

植物にも癒される。景観が本当に良い。

f:id:Argon:20190815174224j:plain

滑は経験したことがない規模だ。

f:id:Argon:20190815174229j:plain

f:id:Argon:20190815174233j:plain

滑滝を適当に歩きながら高度を上げる。

f:id:Argon:20190815174237j:plain

f:id:Argon:20190815174241j:plain

f:id:Argon:20190815174245j:plain

植物が素敵な箇所を通過。キンコウカやニッコウキスゲは盛夏だなーという筆頭。

モウセンゴケもあって驚いた。

この滑の規模に圧倒される。本当に来て良かった。

が、一度、R君が滑で滑ってしまう。幸い5m~10m程度滑ったが止まった・・・。

いやぁ、怖い怖い。油断禁物ですね。イドログリップで来なくて今日は良かったと思う。

f:id:Argon:20190815174253j:plain

f:id:Argon:20190815174258j:plain

f:id:Argon:20190815174303j:plain

f:id:Argon:20190815174311j:plain

滝はあるが、いずれも小さい。

そのうち、二俣。

f:id:Argon:20190815174315j:plain

右はロープが張ってあり、植生保護のため通行禁止になっている。

風が吹いて草がなびくのを見ているだけでも幸せな気分になれる。

f:id:Argon:20190815174321j:plain

おや、コバイケイソウがありますね。そして、完全に詰めの様子。

f:id:Argon:20190815174326j:plain

f:id:Argon:20190815174332j:plain

いやぁ、これは嬉しい♪ この2つが見られるなんて。

ハクサンコザクラは特に。

どうもこの辺が避難小屋の水場になっているようで、右岸に踏跡が濃かった。

前から下ってきた軽装の2人が来て、はじめ米子沢を下るのかと驚いたが。

ここで沢装備は解除して避難小屋へと向かう。

風が強くて寒くはないものの、巻機山山頂はガスで展望無し。

f:id:Argon:20190815174337j:plain

風になびくこの景色を楽しんでいたい。

一応、山頂を踏みに行く。

f:id:Argon:20190815174353j:plain

山頂標識では最早暴風だ。雨も混じってきて、合羽を着る。

f:id:Argon:20190815174343j:plain

しっかり山頂も踏んだが、ここは完全に暴風で雨も混じり大変だ。

記録写真のみ撮って、早々に戻る。

池塘もこれでは写真写りも良くないのでスルー。

避難小屋まで戻って、中で小休止。靴はずぶ濡れ・・・。

某有名人がいらしたようだが、さっぱり私には分からなかった。

f:id:Argon:20190815174156j:plain

巻機山を少し登って踏んで下山にかかる。

一般登山道なので歩きやすいが、下に行くにしたがい気温は著しく上昇してくる。

それでも風が多少樹林でもあるので、殺人的な暑さは凌げる。

f:id:Argon:20190815174159j:plain

天狗岩は非常に目をひいた。直下のスラブも素敵でした。

f:id:Argon:20190815174210j:plain

5合目の標識がある所まで来ると米子沢が見えた。とても美味しそうな沢です。

f:id:Argon:20190815174215j:plain

ブナを見ながらやっと林道に出た。

いやぁ、暑い。水浴びしたい!

駐車場に戻り、駐車料500円を回収に来た方に払う。

地酒情報やら温泉情報を教えてもらった。駐車料で結構な金額になり、シャワーもつけられるかもとの話があった。

水場があるだけで、本当に有難く、更にブラシもあって汚れた靴やら服を洗うのにとても役に立った。

予定をどうするかグダグダしつつ移動準備を完了し、お酒を買って、『金城の湯』でサッパリ♪

へぎそばも食べられて満足!!

充実の一日だった。

米子沢は確かに初級の沢だろうが、油断するとやられてしまうような箇所もある。

今回は出発が早かったので、沢でとてもゆっくり贅沢に時間が使えた。

初級に近い沢をもう少し経験してから、いつかはオツルミズ沢へ・・・。

 

  • コースタイム

駐車場(5:30発) → お気に入り2条滝(8:30) → 大滑(11時頃) → 二俣(12:00) → 避難小屋(12:55) → 巻機山(13:30) → 避難小屋(14:10) → 前巻機山(14:20) → 5合目標識(15:15) → 駐車場(16:00着)