目を覚まして驚愕!何と何と8時過ぎ。
昨日の舗装路歩きも、思ったよりダメージが大きかったらしい…。
帽子を目深にかぶって寝ていたので、明るくなるのも分からず爆睡。
大急ぎで朝食作りと並行して撤収し、出発!
東屋で9時過ぎ…。
景色はいいが、楽しんでいる精神的な余裕が無くなり、先を急ぐ。
甘利山の頂上付近で、上着を脱いでストレッチ。
以前の経験から、この先アップダウンがあるので必要だろうと。
それにしても、雪が無い!!
奥秩父の金峰山を見ても、この通り、全く見えない。
八ヶ岳も明らかに下まで雪が降りていない。
これなら、辻山のラッセルも案外無くて行けるか…?
いやいや、気を引き締めて行かねば!
体がほぐれてきたので、汗を欠かない程度のペースを保ち、奥甘利山へも寄り道。
本当に何もない。
さっさと先へと向かう。
笹原が素敵で、出遅れの気分の沈み具合も解消。
千頭星山は、写真だけ撮って、大ナジカ峠へ向かう。
途中、先を見渡せるところで小休止。
左の崩落脇の尾根を登るのかな。右の鳳凰山までは長いんだな…。
そして、鞍部の大ナジカ峠。
ここまでは、以前に来たことがあったので、全く問題なく来られたが、この先はどうだろうか…。
まぁ、あとは登る一方なので、気分は楽。とは言え、700mほど登るのだが…。
歴史を感じさせる指標がいくつもあって、見ると嬉しくなってしまう。
注意していれば、踏跡を外すこともなく、雪も少ないため、不安なく歩ける。
崩落の際〜真上を通過した後、トラバース気味に進んで、再び登っていけば、すぐに苺平に出た。
案の定、ここまで誰にも会わなかった。
雪はさっきの登りより少なく、くるぶしまでもいかない。
体力・時間とも余裕があるので、最初から計画していた辻山へ。
行ってびっくり。こんなに展望に恵まれていたんだ!
逆光なので、北岳から南の山々の写真はダメだったが。
ここで長々と景色を堪能。
満足して、本日の幕営地、南御室小屋へ。
受付を済ませて設営。他に5張ほど。
湧水は凍ることなく、ここ最近の最低気温−15℃でも使用可能。
たらふく食事を詰め込み、19時頃には爆睡…。
翌日へ…。