遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

八ヶ岳 〜天狗尾根〜

暑過ぎで、結局、下着だけで寝ていました。
5時頃に食事を取り始めて、6時過ぎのだいぶ明るくなった頃、小屋を出発!
若干、雪が降りましたが、天気は快方へ向かいつつあるのが分かる青空♪
昨日、偵察に行っているので、スムーズに。
やっぱり、暑いので、すぐに軽装になっていました。

笹を掻き分け進んでいきます。
こうして見ると、すっかり冬山になってきたんだなぁと実感。
樹林の間から、権現岳方面が光が当たり始めて、感激♪
順調に、昨日偵察に行ったところで、休憩。

富士山も遠くに見えました。雲海も湧いて綺麗。
ここからは、様相が分かりませんが、尾根通しですし、雪もたかがしれているので楽々。
しばらく進んで、アイゼンを装着し、徐々に標高を上げます。

そうしていくと、こんな景色が見えてきます。
お楽しみの岩場が、あと僅かの距離に♪
また、権現岳方面も、邪魔な樹林がすっかり無く見応え十分です。

左、左と巻いて、次は、フィクスされたロープを右へと巻いていきます。
ロープを出して、確保しながらのため、中々進みません。
大天狗は、右側に進んで登れてしまいます。
しかし、ここまで来ると、御嶽山や、北アルプスも見えていて、来てよかったと改めて思います。

キレット小屋も小さいですが、確認できます。
ロープは、もう仕舞って、次の小天狗は、左を大きめに巻いて、楽々。

もう、主稜線がすぐそこにあります。
ラッセルが僅かにありましたが、膝程度で、問題になりません。
時間的に厳しいですが、主稜線に辿りつき、一安心。
縦走路には、トレースがばっちり。
登ってきた天狗尾根を見下ろし・・・。

リーダーのルートファインディングが絶妙だったので、楽々来てしまいました。
ルートさえ分かっていれば、ロープ無しでも、そんなに危険な感じはありませんでした。
絶対に!とは言えませんが、落ちる気がしません。
無雪期だったら、尚更楽なんじゃないでしょうか。
ここからは、去年も歩いているので、時期の違いを楽しみつつ進みます。
キレット小屋までは、岩が露出していて、中々、アイゼンを付けたままだと歩きにくい・・・。
梯子よりも、鎖の方が頼りになります。

こうして、キレット小屋で小休止。
用を足すべく、道を逸れたら、携帯を落として、あたふた。
結局、雪に埋もれているのを見つけましたが、お騒がせしました・・・。情けない。
トレースのせいで、ラッセルも無く、ここからも楽な登りでした。
再び樹林帯から飛び出して、天狗尾根を横から眺めます。

う〜ん、征服してやった♪
また、主稜線を隔てて逆に目を向ければ、阿弥陀岳南稜。

是非とも、あちらにも行ってみたいものです。
下降路のツルネとはどこを指すのか、いまひとつ不明でした。
銀色の指標があったのは、遥か下の方だったので。
目印があって、少し前の踏跡が確認できました。
踏まれていないかと思っていましたが、しっかり登山道でした。
目印の赤布やテープなども、所々にあります。

1箇所、尾根が分かれる所があり、左へ。
もう、来てしまったの?右側かと思っていました。
分かりにくいところが、この先に少しばかりありましたが、総じて問題ありませんでした。

そして、終了!!
岩にスプレーで書かれている見覚えのあるところ。
暗くなるのを気にしながら、小屋へ戻り、撤収。
私は、元々バイクで来ているので、着替えたりせず、ハーネスもそのままで退却。
堰堤を越えている内に、暗くなってしまい、ヘッドランプで戻ることに。
右へ左へ堰堤を乗り越えるのは、どちらだったか、中々気を遣いました。
林道歩きを星を眺めながら、黙々とこなし、終了となりました。
天気に恵まれて、最高でした♪

  • コースタイム

出合小屋(6:30) → 偵察場所(7:35) → フィックスロープ右巻(10:55) → 大天狗右(12:40) → 小天狗上(13:55) → 主稜線(13:15) → キレット小屋(14:05) → ツルネ下降点(14:45) → 尾根分岐(15:00) → 大岩(16:00) → 出合小屋(16:40) → 林道(17:20) → 駐車場(18:30着)