遅い出発を強いられていますが、それでも、やってきました。
今回偵察に行ったのは、甲斐駒ヶ岳の北東にある、日向山から烏帽子岳・鋸岳の稜線へと続く日向八丁尾根。
その内、この尾根を経由し甲斐駒ヶ岳へ向かい、黒戸尾根を下って一周する目論見があります。
黒戸尾根なら、無雪期は日帰りできるので、1泊2日で楽しく周遊するには、これしかない!
いきなり実行するのは、技術的・経験的に不安が大きいので、まずは途中まで。
日向山のゲートに到着したのが、既に昼・・・。
今日は、セローなので、ゲートまで乗り入れです。
手早く着替えて、林道を進みます。
まぁ、このゲートも左脇から抜けられるのですが、するつもりもないし、周遊する予定なので、ここで。
日向山の下山時に使ったことがあるので、勝手知ったものです。
そして、いよいよ、登山道が始まります。
錦滝の東屋。冬に氷瀑と化した頃には、多くの人に登られているみたいです。
この道は、一般的に下山道で、勾配がきついです。
そういえば、立派な階段があったっけ・・・とか、回想しつつ登りました。
予想より早い時間で、雁ヶ原へ。
ここから、写真の標識の後にある岩を登って進んでいきます。
しかし、ガスでさっぱり・・・。
踏まれ方は薄いけれども、目印も普通にあります。
そうして、GPSや地図と睨めっこしながら進みました。
駒薙と思われるところで、辛うじて甲斐駒が。
ここが、駒薙かどうかも雲がかかっていて分かりませんが・・・。
薙、というくらいなので、雨乞岳の水晶ナギのような所が近くにあるのでしょうね。
ここに来る前に、左側の切れ落ちた花崗岩の風化した所がそうだったのかも。
だとすれば、山と高原地図のポイントは、明らかに違うなぁ。
若干右寄りを下って、再び登り、ちょっとした展望がある所へ。
奥のギザギザしているのが、鋸岳の稜線かな。
今日の目標の大岩山は、右のピークなのですが、まだ結構登るみたいです。
一度、少し下って、再び登り・・・、そして、大岩山へ。
三等三角点でした。展望はありません。
さて、やっと、調査開始となりました。
初めは緩やかに下ってきますが、徐々に勾配がきつくなっているようです。
最後の下降する所が、どれだけのものか、降りてみなければ、分からないというのが、正直なところです。
ロープがあれば、安心して下れそうですが、無しでもルートファインディングに失敗さえしなければ、いけそうな気もします。
かなり下ってしまったので、登るがウンザリしました・・・。
しかも、行動食をケチって行ったので、バテバテで、一向にペースが上がりませんでした。
せめて、雲が無ければ、木々の間から垣間見える甲斐駒や鋸岳を楽しむことができるのですが、生憎、更に見通しは悪くなっていきました。
私の感覚で、2箇所だけ、目印が無いと違う尾根に入りそうな所がありますが、そこは、GPSでチェック済みなので簡単に回避して、問題無く戻れました。
そうして、雁ヶ原で、ゆっくり、甲斐駒ヶ岳が現れるのを、休みながら待っていました・・・。
が、太陽は顔を出すのに、肝心の甲斐駒はいつまで経っても、雲の中で、結局見えずにガッカリ。
長い間いたのに、この写真しか撮らずに、日向山の山頂を経由して帰りました。
もう、だいぶ日が短くなってきたのを実感した日でもありました。
今後計画を立てる際は、注意しないといけませんね。
- 本日の行程(コースタイム)
日向山ゲート(11:00発) → 錦滝(11:25) → 雁ヶ原(12:00) → 駒岩(13:00) → 駒薙?(13:45) → 小展望地(14:05) → 大岩山(14:30-15:00) → 小展望地(15:15) → 駒薙?(15:25) → 駒岩(15:50) → 雁ヶ原(16:40-17:10) → 日向山ゲート(17:50着)