遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

鋸岳〜甲斐駒ヶ岳〜鳳凰山 縦走 3日目

普段はウイスキーアブサン以外の酒類は殆ど持っていかないが、今回はビール(500ml)を3缶も持ってきており、石室で約7割は飲んでしまった。
前日の睡眠不足に加えて、それが拍車をかけたのか、出発が遅れる。

仙丈ヶ岳の朝焼けを見ながら出発。
予定では甲斐駒山頂で日の出を見るつもりでいたが・・・。
風はそれなりにあって冷えるが、動いていればハードシェルを着るまでもなく大したことはない。
ルート、凍結ともに問題ない。鎖が一ヵ所あったが、そのラインは腕力を使って嫌なので使わずに楽な所を登った。

さて、山頂!
甲斐駒ヶ岳の山頂には誰もおらず、独占♪
たくさん着込んで朝食をゆっくりと取る。今日も快晴で、北アルプス乗鞍岳御嶽山など一望できる。

比較的手前の中央アルプスにも多少は雪が見える。まだ行けそうかな。
黒戸尾根から登ってきた人が見えたので、入れ違いに摩利支天に移動。
折角凍らないよう抱えて寝ていたペットボトルの水を、半ばむき出しで放置していたので、結構凍らせてしまった・・・。

巻きルートから回り込むようにして摩利支天へ。
来るのは初めて。こちらも人工物が色々とある。
南山稜にも興味があるし、ツヅミ・宮ノ頭など、まだまだ行ってみたいルートは多い。
それよりもやっぱりまずは、大武川の遡行からだ。

尾根や沢筋がどうなっているのか、地図と見比べているだけで事欠かない。

っと、反対側の展望も当然素晴らしい。逆行気味だが、連なる尾根がいい。
北岳を先頭に3000m級の山々には根雪となりそうな様子。
駒津峰へと下る。

振り返ると、花崗岩の美しい景観。 左が山頂、右のコブが摩利支天。
この辺から、北沢峠からの登山者が沢山上がって来た。
その内のお一人から話を伺うと、どうやら仙丈ヶ岳に行く人も多いらしい。
仙丈ヶ岳幕営が出来ないため、必然的に冬季小屋泊になる。
仙塩尾根を行くとなると、今日は駒仙小屋泊となり時間がもったいないので、白鳳峠〜地蔵岳が繋がっていない早川尾根に変更。
そうなると、今日の宿泊地は早川尾根小屋か鳳凰小屋。混雑状況から迷わず早川尾根小屋に決定。
時間的にもゆとりがあり、去年と同じような場所でライチョウにも会う。

東面の景色は特に素晴らしい。
離山にも目が釘付け。主要なピークを登ってしまうと、こういうところに目がいく。
樹林帯に入るのがもったいないので、本当にゆっくりと楽しんだ。
懸念要素だった、早川尾根小屋の水場は完全凍結まではしておらず、使用できた♪

テントを張って、今日も残りの酒類を全て消費してプチ宴会。
星を眺めながらまったり。誰も来なくて非常に快適。

  • コースタイム

六合目石室(6:10発) → 甲斐駒ヶ岳(7:25-8:25) → 摩利支天(8:50-9:15) → 駒津峰(10:10) → 仙水峠(11:00) → 栗沢山(12:30) → アサヨ峰(13:35) → 早川尾根小屋(15:50着)