山梨百名山　〜王岳(1623m)〜

北海道でピヤシリ山に登ったのを除外すれば、1ヶ月以上も空いてしまっています。
満を持して出発しました！
今回のターゲットは王岳。
西湖から鍵掛峠を経て登るか、精進湖から女坂峠を経て登るのが一般的です。
他に王岳直登というコースもあるそうですが。
しかし、ここは、あえて、芦川・鶯宿から取り付くコースを取ります。
グリーンロッジを突っ切り、舗装路から僅かにダートを上ると、登山口があるのです。

バイクのやや後ろに取り付きがあるのですが、標識も年季が入り、また、歩く人も少ないのか踏跡も薄めです。
しばらくは、川の流れる音を聞きながらスギ林の中を登ります。
目印も少ないながらも要所にはあり、踏跡を辿れば問題ありません。
久しぶりの登山に加えて、この暑さで、ペースもゆっくり。
そんな風に悪戦苦闘している時に、不思議なものを発見！

大きさ5cm程度。　地べたに張り付かんばかりに、マジマジと観察(笑)
一瞬、腐海(映画:風の谷のナウシカ)がよぎりました。
何かの菌糸なのでしょうけど、どんなものか判りません。
道中、他にはキノコが色々ありました。
絶対に毒キノコだろうという色をしたものから、食べられそうなものも。
川のせせらぎが聞こえなくなると、樹木も雑木林になり、ジグザグに高度を上げていきます。
2、3箇所、崩れたところがありましたが、普通に注意して歩けば余裕です。
地面が緩んでいる時は、危なそうな印象でした･･･。
暑さに耐えて登ると、ようやく稜線に出られましたが、この鶯宿ルート、人気ないんだなぁ〜。
芦川村の標柱は全部、クマに撃破されたり、朽ち果て倒れていました。
でも、そんな所が大好きです♪
東の鍵掛峠は、好展望らしいですが、西の王岳目指して進みます。
稜線で展望も良さそうなものですが、ガスで全く見えません！

唯一、見えた景色もこの程度･･･。
西湖と根場の集落が僅かに。
道は明瞭なものの、意外にも歩きにくく、草が足元を覆い、アザミやバラ科の棘を持つ植物も時々あるので、軽快にいきません。
しかし、レンゲショウマやフウロをはじめ花は多いため、『修行』のようにはなりません(笑)
小さなアップダウンをいくつか昇降すると、ようやく、王岳の山頂に立てました。

山梨百名山、59番目、王岳、制覇！！
相変わらず何も見えません。二等三角点の恩恵は、なし･･･。
山頂近くにあった、マルバダケブキが、ご褒美ということで☆

クジャクチョウも吸蜜に来ていたのですが、一目散に逃げられてしまいました。
休憩は短めで、さっさと戻ることにしました。
どんどん戻っていくと、さっきはいなかった、アサギマダラがヒヨドリバナで吸蜜していました！

逃げられてしまうかと思いましたが、近付いても全然逃げずに、良い視写体となってくれました♪
ゆったりと飛ぶ姿が、優雅でしたね。
あとは、ひたすら下りました。
終盤、沢で顔や腕の汗を流して、リフレッシュ！
物凄く冷たかったので、長時間水に浸けていられません。
マイナーなコースでしたが、特に問題なく、無事に帰ってこられました。
天気がもってくれたのも、助かりました。
また、着実にレベルアップしていきたいです☆