遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

日本百名山 〜金峰山(2599m)〜

慢性的な疲労に苛まれている、今日この頃・・・。
早起きするものの、結局、めまいが酷くて、暴挙に出られず。
軽いハイキングで、高山気分を味わえる、大好きな金峰山へ。
6月になったのに、ダウンを装備して、川上牧丘林道を北上!

サクッと、大弛峠へ。
てっきり、ガスって駄目だと思っていましたが、意外や意外、中々の天気。
先客は平日にもかかわらず多いですが、手早く装備を整えて、ゆっくり登ります。
深呼吸すると、奥秩父の空気で体が浄化されていくかのよう。
ダルさが徐々に無くなり、いつの間にか、いつものペースで登れています。

そうして、朝日峠へ。
廻目平へと下る、熟達者向けのルートがありますが、最初は目印がばっちりでした。
さっさと、稜線を先へ向かいます。
北面なので、6月にもかかわらず、まだ雪がありました。

ふ〜む、そろそろ、甲斐駒ヶ岳〜鋸岳の縦走を意識しているのですが、行けそうな気がしますね。
順調に進んで、一度、展望の良い所を通過し、再び樹林帯となり進むと、朝日岳へ。

年季のだいぶ入った標識があります。
すぐ西には、ベンチと、金峰山から瑞牆山の展望があります。

小学2年生の時に、このルートで登っていますので、この光景を見たような気がします。
乾徳山が一番ハードだったような記憶が今は残っているのですが、ここはあまり記憶が無く、やっぱり新鮮でした。
まだ、結構な距離がありそうに見えます。
少し下って、鉄山の北を巻いて、登山道は続いています。
下る途中には、ミヤマカタバミや、バイカオウレンが咲いていました。

これは、ミヤマカタバミ
稜線にも、やや踏跡があり、巻き道の直下にも、目印がありました。
見送って、しばらく、進んでいけば、いよいよ森林限界となって、低木のダケカンバやハイマツがメインの登山道へと変わります。
小川山のクライミングの盛んな岩峰群が目を惹きます。
下には、何と、キバナシャクナゲが♪

森林限界を迎えてから、たくさんの株が花を咲かせていました。
アズマシャクナゲの方は、まだ早いみたいでしたが。
景色もまだ十分に楽しめ、大きな岩の上を跨いで山頂へと進みます。
去年の4月に、風を避けて食事を取った、岩のトンネルが感慨深かったです。
山頂から、五丈岩付近には、10人程度がいて、盛況。
五丈岩の上には、誰もいなかったので、そちらへと・・・。

しかし、見れば見るほど、不思議な岩だなぁ。
中間地点のバンドの所で息を整えていると、下から、軽快に登ってくる方がいたので、先に行ってもらって、ゆっくり登ることに。
今日は、ザックを背負ったままでしたが、危険も感じず、苦労もせずに、登れました。
やっぱり、去年、一部のベルグラ(薄氷)にビクビクしながら登った時とは、緊張感が全然違いました。

これが、五丈岩から、下界(笑)を眺めた図。
そこそこの高度感と優越感が味わえます。
風が冷たいので、ソフトシェルを着て、景色を楽しみます。

雲もあり、透明度も低く、富士山も見えませんが、千代ノ吹上からの稜線が美しい・・・。
八ヶ岳も見ることは出来ません。

瑞牆山と小川山は、まだ見られました。
それに、去年、確認が難しかった、金峰山荘が、はっきりと今日は分かります。
あんなに近くにあったんだ!
岩の上で調子に乗っていると、注目をされてるような気がして、降りて昼食を取りました。
黒平の登山道を確認し、景色を見ながらまったりしていましたが、ガスがどんどん南面から迫ってきて、天気は下り傾向。
十分に満足したので、軽快に戻りました。
戻っている最中には、ガスに巻かれて、視界があまり利かなくなることも。

う〜ん、奥秩父らしい、幽玄さが、たまりません☆
南面は、こんな立ち枯れしたシラビソが多く、気象が厳しいのが窺えますね。
雁坂嶺から破風山も、こんな感じだったっけ。
大弛峠に到着すると、ガスから抜けていました。
ハイキングでしたが、癒し効果は十分で、帰って家業をしっかりしましたが、具合が再び悪くなることはなく、山歩きって、健全なんだな〜、と思いながら、これを書いています。

  • 本日の行程 

大弛峠(9:50) → 朝日峠(10:10) → 朝日岳(10:35) → 金峰山(11:15-12:20) → 朝日岳(13:00) → 朝日峠(13:25) → 大弛峠(13:45着)