遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

釈迦ヶ岳 三方分山 大平山

新年の挨拶を済ませて、登山へ。
もう何年も前から構想があったのだが、実行できずにいた、三方分山〜蛭ヶ岳区間
北側、芦川へと下る山道は複数あるので、いずれかが生きていればいいと踏んでの出発。
まずは、釈迦ヶ岳

民家の駐車場の脇から入っていく。
道形は明瞭で、かなり深く掘れているくらいだ。

植林地帯を段階的に登っていく。

途中で電波中継の設備?を過ぎる。
ザレている所にはトラロープがあったが、通過には支障がなく・・・。

林道に飛び出す。
尾根に向かって右から取り付く。
電波塔かな、それが聳えている。


ここでは眺めが良い。南アルプスは寒そうだ。
少し藪っぽい松を突っ切り登っていく。
道は尾根の西側を通っている。
この辺は岩がゴロゴロしていたが、ボルダリングで楽しめそうなのは微妙だ。
しばしでザレて木が無いところに出る。

ここからも景色が良いのだろうと思って適当に登っていく。

展望、悪くない。
ここから適当に登っていったのだが、ズルズル足場が悪くてトラバースして左尾根に復帰。
尾根上は余り道の状態は良くないような感じだ。
でもすぐに釈迦ヶ岳へ出た。

山頂は木でいまいちだ。三等三角点。

達筆標識っぽいが違うようだ。
東側へお釈迦様を拝みに少し下って行く。写真を撮ったつもりが無い・・・。

山頂に戻って、三方分山へ向かう。途中には分岐。
結構下るようだし、余りここまで戻ってきたくないな・・・。

途中の1297mピークにはこんな標識。

鞍部辺りには分岐が。かなり大雑把だ。

意外と早く三方分山まで来られた。

霧氷になっていたのだろうが、今はほぼ落ちてしまっていた。

富士山を正面に、眼下に精進湖を見ながら腹ごしらえ。
長居はせずに、戻っていく。
先ほどの分岐で八坂峠へとトラバースする道を選択する。
はじめは道がいまいちだと思ったが、それも少しだけで悪くは無い。

標識もちゃんとあった。

三ツ沢峠。この分岐には木製ベンチと祠があった。標識も。
八坂峠目指してトラバースは続く。

途中でミズナラの巨木が。解説の標識は殆ど判読不可能となってきている。
トラバース後、沢を横切る。
ここでは竹が生えていたり、リヤカーのフレームがあった。

小屋があって中を覗く。

小屋には稲扱き機があった。いい味を出している。
西向きになった明るいトラバースを続ける。

すると、古い石像が一段高いところにあった。
こちらに来てよかった。
すぐに林道が見えて…。

林道に出た。Bコースというらしい。
数百m歩くと、きついカーブ。そこが八坂峠への道。
入口には特別標識がないが、踏跡があり、沢の右岸尾根方面に明瞭な道がある。
すぐに標識はあるが、どうも錆が酷く見られない。

そのまま進めば、八坂峠。

ここから西へどんどん進む。

植林地帯が多い。
アンバ峠から芦川へ下る道はかなり心許ない。
この時間から下るのは危険だと判断。ここからの下山は除外。
その次の1143mピークからの下山も同様な様子だ。
次、地蔵峠

ここは、南面に降りるのはしっかり道標があるが、やはり北面の芦川へ降りる道は不明だ。
登山道と並行して走る北側の尾根の鞍部が降り口であることは間違いないのだが…。
薄暗い中、横沢を下るのはちょっと考え物だ。
何度も横沢には行っているが、自信がないので、ここからの下山もパスだ。
最早ここまでと思い、大平山を最後に下山することに決める。
あわよくば、蛭ヶ岳まで行って、適当に下山と思ったが諦める。
登山道はトラバースしているが、そのまま少し藪っぽい尾根を登って大平山へ。

三等三角点。展望は無いと思っていたが、南面が切り開かれていた。
東からのアプローチの方がずっといい道の様子だ。

達筆標識もあった。
少しだけ南の展望を眺め、下山を考える。
四尾連湖まで行ってタクシーを呼ぶのがまぁ一番なのだが、そんな出費は許さない。
最悪、行ける所まで行って、林道を歩けばいいかと割り切って戻ることにした。
地蔵峠からのトラバース道を突き進み、アンバ峠付近で稜線に乗る。
再度、八坂峠へ。
未練がましく、八坂沢を下るルートを少し進んでみるが、やはりいまいちな様子。
正月早々にこんな里山で遭難騒ぎになるのは御免なので、登ってきた下芦川への下山を選択。
ハイペースで来たので、ここからの僅かな登りは一番堪えた。

林道に出ると正面に釈迦ヶ岳への道標、梯子が架かっている。

ここから出てきた。
林道歩きは退屈だが、距離、時間は読みやすい。
この分なら余裕を持って下山が出来ると確信する。

見覚えある電波塔が見えてくる。奥秩父も見ながらの林道歩き。

あとは勝手知った道なので精神的にも楽だ。

斜陽がいい感じに差してくる。
くるぶし上までの葉っぱラッセル。蹴散らしながらどんどん下る。

そして、下山。下芦川へ到着。
出発があと2時間早くできていたのならば、蛭ヶ岳も往復が十分にできた。
今の私の足ではこれ以上のペースアップは苦痛になってしまうだけだったので諦めもつく。
今年も時間の使い方に難儀すること必至だと予感させる山行だった。

  • コースタイム

下芦川(11:00) → 電波中継地(11:30) → 林道(11:55) → 釈迦ヶ岳(12:30) → 三方分山(13:10-13:20) → 鞍部分岐(13:30) → 三ツ沢峠(13:50) → ミズナラ(13:55) → 小屋(14:00) → 林道(14:10) → 八坂峠(14:20) → 地蔵峠(14:55) → 大平山(15:10) → 地蔵峠(15:15) → 八坂峠(15:45) → 林道(15:55) → 下芦川下山口(16:05) → 電波中継地(16:25) → 下芦川(16:45)