遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

山梨百名山 〜石割山(1413m) 御正体山(1682m)〜

春一番?何ですか・・・、それ?
バリバリ、北西から凍て付くような風が吹いているんですが(汗)
先日登った高川山から見た、御正体山の存在感が一番強くあったので、今回はそこを目指していきます☆
とは言え、ただ往復するだけというのは、いかにも味気ない・・・。
なので、石割山と絡めて登りました。


山中湖の北西の石割神社の駐車場に停め、いざ出発!

お〜お〜、階段登るだけで一苦労です(汗)
凍結しているし、手すりがなければ、アイゼン必須となります。
かなり長いので、登り終わったところにある避難小屋(というか東屋)で服を脱いで体温調節をします。
ここからは、緩い登りが神社まで続きます。
神社の岩は、本当に真っ二つに綺麗に割れていました!
瑞牆山にもこんなのあったんだっけ・・・?正に自然の気紛れと言いましょうか。
山頂までは、ぬかるんでいるところが多々ありましたが、時間も掛からず登りきりました。

山梨百名山、27番目、石割山、制覇!!
う〜ん、風が強い!!写真をぶれずに撮るのにも、ちょっと苦労です。
遮るものがないと、ここまで強いものか・・・。
景色を楽しみたいのも山々ですが、いかんせん、たまらないので、そこそこに御正体山方面へと向かいます。
ここからは、踏跡から察するに、1人か2人しか歩いていないようで、雪も深くなります。
ルートも間違えずに、また、膝ラッセルにならずに済んで助かりました。
しっかし、本当に顔が痛い!
稜線を進むのですが、北から吹き上げる風に氷の粒を含んで、プチブリザードです。
途中からは、強風により踏跡が薄くなり、スノーシューを装着して雪の上を進みます。
笹の茂るところは、分かりにくかったですが、適当に突き進んでいったら、目印の赤テープがあって一安心。
こうした逆境は楽しいですね☆ 私だけかもしれませんが。
探究心というか、冒険心を鼓舞させてくれます。
強風に苛まれながらも、アップダウンを攻略し、分岐まで来ることができました。

木のベンチがあったので、ここで長めに休憩。
どうやら、道志みちのトンネルがある、山伏峠経由で来る・帰る人が多いようで、ここから先は踏跡が濃くなります。
しばらく進んだ、送電線のところで、スノーシューを外してひたすら進みます。
長い・・・、流石、あれだけ貫禄のある山だ・・・。尾根自体も長いはず・・・。
小ピークを何度か繰り返し、やっと御正体山の山頂へ立てました♪

山梨百名山、28番目、御正体山、制覇!!
雪が結構あるようで、祠や木のテーブル・椅子も何か違和感があります。
ふ〜む、ここは天皇も登られたそうで、その旨のものがありました。
展望が残念ですが、先程登ってきた南側からは木々の間からではありますが、富士山を初め中々の景色。
一等三角点があるらしいのですが、雪で全く拝めず・・・。
今回は、コンロも持ってきていたのですが、ほっとレモンをお湯で割って飲むのが限界・・・。
カロリーメイトで栄養を補給して、再出発!
予想以上にきつかったので、帰りもペースは全く上がらず。
稜線から見える、石割山までの道のりの何と長いこと!
分岐からはまたスノーシューを装着し、小休止を多めにとりつつ、何とか石割山まで戻ってこられました。
石割山からの眺望、Before & Afterです。


北から吹く風で雪が吹き飛ばされて、左・富士宮側の雪がずっと多いです。
ピッケル持って行っても、今日あたり、吹き飛ばされることでしょうね・・・。
独立峰ならではですなぁ〜。
もうしばらく待てば、夕陽が更に綺麗なのでしょうが、寒さと疲労があるので、少しだけ眺めるだけで、諦めてさっさと下りました。
最後の最後の階段が、やはり、難物で危なかったですけど(汗)
いや〜、疲れた・・・。無事に行程終了できてよかった☆


突風・寒風吹きすさぶ中、まして、雪も多く残る山を、これだけの距離を1日で歩く酔狂な人も中々いないだろう・・・。
低山ながら、かなりハードな冬山縦走往復コースでした。

  • 本日の行程  *時刻は出発時刻

登山口(9:25) → 石割山(10:25) → 分岐(11:50) → 御正体山(13:50) → 分岐(15:45) → 石割山(17:10) → 登山口(18:00着)