遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

山梨百名山 〜小川山(2418m) 釈迦ヶ岳(1641m)〜

本当は、小川山と金峰山をセットでマイナー・ルートで回る予定が、カメラを忘れて意気消沈・・・。
小川山だけは、登り、その後、カメラを手に釈迦ヶ岳へと。


寒さも厳しさを増してきましたが、路面凍結も無く、この程度の寒さならば、まだまだバイク移動でも行ける!
瑞牆山荘には、予想より早く着けました。
混雑する前に、さっさと、小川山の分岐に行けるようにと。
勝手知った、富士見平を瑞牆山方面へと進み、小川山の分岐へ。

新たな指標には、4時間とありますが、そんなにかかりそうな尾根には思えません。
踏跡は、やや薄くなりはしますが、全く迷うような登山道ではないです。
瑞牆山をやや後ろに見ながら、天鳥川に徐々に沿うように進みます。

瑞牆山は、いつ見ても独特な山容をしていますね。
天鳥川は、氷が張って下に水が流れているようですが、もう少し冷え込めば凍結してしまいそうです。

しばらく進むと、伐採小屋跡があり、当時は屋根であったでろうトタンが、まだ残っています。
小休止し、右手の目印に導かれ、八丁平へと向かいます。
踏跡を辿って、どことなく暗さある樹林帯を進んで、八丁平へ。

四差路となっており、一番歩かれていそうなのは、大日岩へ向かう南ルートでした。
小川山への北ルートは、一瞬、『えっ、こっち?』みたいな、樹林帯へ突っ込んでいきます。
ここからの樹林帯は、原生林で、本当に気持ちがいいです♪
森林浴しながら、順調に登っていき、展望のよい岩場に。
南アルプスがよく見え、瑞牆山が真横に見えます。
逆光になり、携帯電話のカメラでは全くまともに写らず・・・。
景色を楽しみ、またどんどん登っていくと、再度、展望のよい岩場へ。

瑞牆山を裏側から見るのは、初めてで新鮮。
写真にも、南アルプスが写っているのですが、露出オーバーで駄目ですね。
北西の風は強いですが、うまく木々が遮ってくれるので、ここで昼食を取りました。
八ヶ岳には、笠雲がかかり、たまらなく寒そうな印象でした。
ゆっくりしてから、樹林帯を歩いていくと、金峰山荘の道が右から合流し、シャクナゲのトンネルを抜けると間もなく山頂に到着しました。

山梨百名山、80番目、小川山、制覇!!
二等三角点で、展望は、なし。
静かに歩ける原生林残る山。アズマシャクナゲの開花時期は絶品確実。
瑞牆山金峰山、どちらか一方だけに行くならば、この山にも行く価値は十分あると、私は感じました。
さて、往路を戻って、さっきの岩場で、小休止を。

金峰山には、もう雪はなさそうに見えます。
この小川山の尾根も、申し訳程度に僅かにしかありませんでした。
アイゼンも持ってきましたが、全く必要ありませんでした。
よく見れば、金峰山小屋も見えます。
八丁平へ戻り、大日岩を経由して下山することに。
本当は、ここを砂洗川に少し下って、北面の尾根で金峰山に登るはずだったんですが。
混雑しそうで、五丈岩にも登るのにも気が引けそうだし、カメラもないし、止めました。
大日岩からこの八丁平間は、地図では、破線になっていますが、整備が十分されており、全く問題になりません。
大日岩へは、ロープを強引に直進せず西に一度下り、登り返して上部に出ます。
本当に、展望が良くて、最高でした。

瑞牆山方面を。

大きな岩ですよ。
そして、見覚えのある、標識が。

Before & After.

4月2日に行った忘れもしない先発でのラッセル・・・。
積雪50cmっていうところでしょうか。
スノーシューがなければ、敗退間違いなしの登山でしたね。
予想通り、人が多く、ひっきりなしに人に会います。
大日小屋で水を持ち帰るために、寄りました。
テントも2張ありました。

下りも軽快に行きましたが、こちらが挨拶もしても一瞥するだけで、更に後にピッタリ付いているのに、どうしても先を譲ってくれない気分の悪くなる人がいたのは、憂慮すべきことでした。
強引に抜いてほしいのでしょうか・・・。
相手にしたくもないので、私は途中から林道を歩いて帰りました。
登山口に着いてみると、驚きました。
駐車場は、満車に近い状態です。
厳冬期以外、日曜日には行かないでしょう。


さて、カメラを取りに一度家に寄り、荷物を軽くして、御坂山塊の一座である、釈迦ヶ岳へと向かいます。
何故、この釈迦ヶ岳にこんな時間に登るのかと言いますと。
そろそろ、登山を始めて1年が経つので、意識した一座目の山はどうしても登りたいと思っていたのです。
その時と同じ、上芦川から、猛烈なスピードで駆け上がりました。
日が落ちる前にと、トレランと言える速度で。

当時分かるのは、この富士山と、三ツ峠くらいのものでした。
今では、かなりの山を把握できるまでになりました。
そろそろ限界で、街にも明かりが多くなっています。

ライトも持ってきましたが、道を外さず使うことなく、無事に戻れました。
降りてきた頃には、既に夜のとばりが。

これからも、質の高い登山を目指して、楽しんでいけたらと思います。


  • 本日の行程 

瑞牆山荘(6:50) → 富士見平(7:30) → 小川山分岐(7:45) → 八丁平(8:30) → 小川山(10:25) → 八丁平(11:30) → 大日岩分岐(12:15) → 大日小屋(12:30) → 富士見平(13:00) → 瑞牆山荘(13:15着) →→→ 釈迦ヶ岳登山口(16:25) → 釈迦ヶ岳(16:50) → 釈迦ヶ岳登山口(17:10着)