遠流日記

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日本百名山 〜甲武信岳(2475m)〜 1日目

更なる極みに向かって!!
今回は、初の泊まりでの登山。
テントやシュラフや食料など、いつもは持たない装備が多数で、重量は20kgはないものの、かなりの重さです。
行き先は、甲武信岳。甲斐、武蔵、信濃の境。


とりあえず、徳ちゃん新道を経由して登っていこうと。

戸渡尾根ルートはスルーし、10分くらい行ったところから、徳ちゃん新道のルートがあります。
うん、トレースがある!意外に簡単に行けるかも・・・。
雪はそこそこありますが、アイゼンが必要でもなく、普通のペースで歩いていけます。
途中で、私と同じくらいの重装備で登っていく方に追いつき、話を。
後に分かりましたが、この方は、某南アルプス小屋のマネージャーだそうで、70歳にもなるというのに、相当な山行をしていらっしゃるようでした。
先にまだ登って行った人がいるとのこと。
1時間程度登った頃、もう一人の人に会いました。
甲武信岳を日帰りするつもりで、早く出発していったらしいのですが、余りに雪が多いので、ワカンでも相当きつく、諦めて引き返してきたと・・・。
トレースもその先が全く無いので大変だという話。
更に、雲行きがちょ〜っと怪しく、雪もちらちらと舞い不安にさせてくれます。
振り返れば、広瀬湖を眼下に。

戸渡尾根の合流地点で一息入れて、しばらくすると、いよいよトレース消失!
スノーシューを装着し、膝辺りまで沈みながらも、着実に進みます。
それにしても、シャクナゲが煩い!!
ようやく、シャクナゲ群生地帯を過ぎると、シラビソの林に変わります。
・・・、いや〜、キツイ!!
膝〜腿ラッセルが延々と登りで続きます。
20〜30歩進む度に、歩を休めながらとなります。
ラッセラッセラッセル!!
幸いなのは、天気が回復したことです☆

展望の良い岩場ポイントから、富士山もバッチリ見えます。
景色に癒されながら、何とか登っていき、ようやく、分岐に。

ここからは、小屋まで登ることはないはずだ・・・。
体力の消耗は激しく、早く小屋に着きたいという願望が強くなります。
分岐から10分程歩くと、木賊山に到着です。

あははは・・・、確か三角点があったはずなのですが、全く分かりません(汗)
事前に見た無雪期の写真から察するに、この半分以上は雪に埋まっているようで・・・。
ここから、ようやく、この日初めてのまともな下り。
スノーシューのお陰で軽やかに♪
ザレ場から、甲武信岳が眼前に現れます。

甲府側からだと、木賊山が邪魔をして見えないんですよね。
もう、今日はあの登りは無理・・・。
何だか、また、天気が下り坂になってきていますし。
そして、やっと切望した甲武信小屋に到着☆
冬季開放されておりますが、国師岳からの縦走してくるような根性ある人はおらず、小屋の付近もトレースなし。
テントも持ってきましたが、小屋にお邪魔させていただき、くつろぎます♪
まずは、食事!
同時並行で、着替えをして、テントシューズや目だし帽も装備。
ガスコンロは、低音と気化熱のせいで火力が弱くて苦労しました。
しかしながら、作ったラーメンは本当に美味しく感じ、生き返ります☆
マットレスだけ1枚貸していただき、持ってきたシュラフとエアマット、ダウンを着込み早々と就寝です。
コンロと水は、間違いなく放置したら使えないので、抱えて寝ました。
風が結構強い・・・。
ラッセルの疲労に加え、室内のLEDの淡い光に催眠効果でもあるのか、すぐ眠りに落ちました。


  • 本日の行程  *時刻は出発時刻

駐車場(9:50) → 徳ちゃん登山口(10:30) → 尾根合流(13:30) → 岩場展望(15:30) → 分岐(16:00) → 木賊山(16:10) → 甲武信小屋(17:00着) 就寝(19時頃?)