遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

冷山 丸山

午後の時間を今日も利用して、せっせと未登峰を登りに向かう。

高根で腹ごしらえをしてから向かう。

八ヶ岳の一角にある、冷山。

長らく、読みは『れいさん』と思っていたが、『つべたやま』と読む方が有力らしい。

日本山名事典でも索引で調べたら、あった・・・。こうなると優先順位は飛躍的に上がる。地形図に記載されている山が山名事典に収載されていないわけがないのだ。そんな背景があって、これは行かないと!と思い立った。

冷山の東、丸山の廃道も気になるので、合わせて攻める。

どうにも下界からの八ヶ岳は、雲に覆われており、盆地の天気とだいぶ違うようだ。

公衆トイレの駐車スペースに車を停めて、歩き始める。

風が多少あり、ガスで服は湿っぽくなるだろうか。

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シカ除けのネットが張り巡らされてある。

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植物、花を見ながら。

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リンドウを見ると、秋も間も無くかと感じさせる。

帰りにまた楽しむとして、丸山へ向かう。

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抉れた登山道も上に行くとそうでもない。薄暗いのと霧で視界が悪い。

勾配がきつくなる前まで、ぬかるみ歩き難い。

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しかしながら、苔むした森はいいものだ。

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まずは、丸山。以前はここは来ていない。

三角点は確かにここにあった。

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間違いない。三等三角点。

以前、丸山と思ったピークは20秒で着く。グループが休んでおり、三角点らしき標石の確認ができない。

だが、確かにそちらには、丸山山頂と標識はあった。

いずれにせよ、これで文句はない。

さて、丸山から廃道になった道を探る。

どうやら、踏跡があり、思ったより苦労はしなさそうだと思う。

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大きなキノコが入口にあった。

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苔に覆われた標石。そして、ピンクテープ。

踏跡は断片的にあるが、苔の勢力の方が人や獣の歩みより強いようだ。

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ガスで視界が悪いこと、踏跡・獣道が錯綜しており、適当に下る。

穴が空いている所があるので注意しながら・・・。

出先に見た『山と高原地図』での廃道の点線は確か、尾根の南を通っていたはず。

意識しながら進むが、一向に分からない。

目印はいつの間にか皆無となってしまった。

どこでも歩けるので、油断していたら、シャクナゲ藪に当たる。

たまらず、右(尾根筋)にトラバースするが、何度か捕まってしまう。

視界が悪いので、思ったように進めない。

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藪漕ぎで結構疲れた。キノコを気まぐれに撮る。

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シャクナゲ藪。どうやら南に寄り過ぎない方がいいようだ。

先日の奥秩父の塩山でも学んだが、日当たりが良くて平坦な地形ほど、シャクナゲが強いと感じる。

恐らく、正解は、尾根の北側だろう、などと考えながら黙々と・・・。

2215m地点にも向かう。シャクナゲは無いが、特に変わり映えしない景色だった。

多少藪っぽいが、シャクナゲが無ければ、適当に歩ける。

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ふと、ピンクテープなど目印のある比較的明瞭な道に出る。

これ幸いとばかりに進むが、少し登っているし、何か変だ。

私が進んでいるのは北だ。なるほど、尾根の北から南に回り込んで、冷山のコルへ続くのだろうと推測した。

が、戻ってみるも、テープはあらぬ方向へと導く。

最早これまで。正解がどれなのか分からない以上、コルまで適当に下るのみだ。

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適当に下った代償で、藪に捕まる。岩もあって、穴が空いていたりして・・・。

登山道にやっと出る。

やれやれ、入口の様子からは想像できないやられ具合だった。

冷山へも、適当に登ることにした。

こちらは、獣道なのか、人によるものなのか、先ほどよりだいぶ歩きやすい。

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山頂が近くなると、テープが散見された。山頂は賑やか。

展望は無論無い。

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この目印、マイナーな山にも良く見かけるもので、興味を惹く。

ピンクテープに、黒曜石に至るなどと記載があったが、そういう黒曜石絡みのものがあるのでしょうか。

北東尾根を下る。また目印はあるが、歩きやすい所もあるものの、全く当てにならない。

総じて、この界隈についているピンクテープには、一ミリもセンスを感じなかった。

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この標識の少し手前に出た。

あとは、やっつけの下山。下山と言うのかどうか?

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登山道ながら、岩がある場所は要注意。注意していたが、よく滑った。

展望は無いので、存分に森林を味わう。

一ヶ所、サカサ川方面へ向かうような場所があったが、どこへ行くのでしょうか。

渋川温泉から麦草峠へ至る最短ルートと感じるが・・・。

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草地で開けた場所もあった。道は狭くなり、一人分といったところ。

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狭霧苑に出る。

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バイケイソウはもう終盤。

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トリカブトはこれから。やはり、秋を感じる。

木道を歩いて麦草峠へ。

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駒鳥の池というらしい。

この周辺の沢にいた鳥は、全くコマドリでは無かった。

1分程、ぼーっと眺めて戻る。

樹木の名前の札を見ながら。植物もあって、結構力入れているよう。

無事に周回。再度、花を楽しむ。

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野草園があって、入ってみたかったが、協力金が払えず、敗退。

入らずとも、先ほどまで十分に楽しんだと思う。

雨は降らないものの、木から滴る雨水や藪漕ぎで付いた水分で、殆ど雨の登山と変わらぬ体となってしまった。

 

丸山(茅野市・佐久穂町)・冷山 / Argonさんの丸山(茅野市・佐久穂町)冷山の活動データ | YAMAP / ヤマップ

天神山 穴沢山

大菩薩小金沢連嶺の南端に位置する山へ。

この界隈もまだまだ取りこぼしのマイナーピークが多い。

午後の時間を利用して、天神山(696m)、穴沢山(954.4m)を回収。

北方川を上がっていくが、チェーンゲートがあり、駐車場所が無い。

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上の写真では見えにくいが、左に鎖があり、施錠してある。

やむなく、墓地の狭い余地に駐車して歩き始める。

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今日は太陽が辛い・・・。こってり日焼け止めを塗っておく。

そして、のぼせるような暑さ。30℃超の気温の中歩くのは、酷く消耗すること必至だ。

北方川沿いの道をチェーンを少し進むと、標識がある。

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余り人気が無さそうな尾根だが、私のように、天神山を目当てに来るハイカーが一定数いるのかもしれない。

ここから山道。そして、これは巡視路を兼ねている。

巡視路によく見られる階段で整備されている。

植林を上がって、高速道路を走る車の騒音にげんなり。暑いので余計にそう感じるのかもしれない。

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1つ目。

少し進むと、赤い大きいものもあった。

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尾根は非常に歩きやすい。

植林から広葉樹も混ざるようになる。

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分からないキノコ。

シカが近くで飛び跳ねる。この時期ならば、まだクマには遭うまい。

あっさりと、1つ目の目的地へ。

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標識があった。そして、S.K氏の赤いテープもあった。

展望がないのも順当なところ。

少し風があるので、とてもありがたい。風が無ければ、オーバーヒートしないようにもっとペースを落とさなければならないところだ。

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急な登りが現れる。ロープはこの以前にもあったが、ここはあってもいい傾斜。

下りは特に注意が必要となるだろう。

いいトレーニングになるが、未だ鈍った体には大変だ。

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概ね登り切って傾斜が緩むと、標識があった。925m程度の地点。

これは下りではとても助かるアドバイスだろう。

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944mには目立つ恩賜林の標石。

この辺から、ハチが倒木でウロウロしており、気持ちのいいものではなかった。

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しかし、この辺は、アカマツが群生しており中々見ない景色だ。

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途中で振り返ると見える箇所がある。

富士山が見えるのを粘って写真を撮る。三つ峠はガスの中だ。

郡内方面も、少しずつ回収していきたい。

汗冷えで少々寒くなった。油断禁物。

その後も歩きやすい尾根で、一級登山道に出る。

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なるほど、よく踏まれている。

10年以上前、大菩薩から縦走した際に歩いた道だったことに、帰ってきてから気付いた。

こんな様子だったので、当然、記憶はほぼ無い。

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尾根を下っていくと、逸れるように標識が立つ。

恐らく、当時はこれを下ったはずだ。

今日は、尾根をそのまま進む。

植林や鉄塔が立つのを突っ切り、どんどん下る。

巡視路になっているので、歩きやすく、楽々下山できそうだ。

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ふと、三角点を発見。四等三角点、点名『門和田』。

すぐ先に赤テープが見える。そこが、穴沢山だった。

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木製標識の文字は薄れてよく見えない。

展望もいまいちだ。

岩は混じるが、この下りもロープがあったりして普通の登山道だ。

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振り返って一枚。今日はぬかるみもなく歩きやすいので助かる。

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約770m地点の展望。

ここは、巡視路が尾根から外れる場所にある。

一番の展望となったが、高度が低いので、富士山も頭が僅かに見えるのみだ。

尾根はそのまま下れそうだが、巡視路の方の歩きやすそうな様子には勝てない。

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何というキノコなのでしょう・・・。

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巡視路で整備良好!

鉄塔を再度通過。

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お決まりの植林の光景だった。振り返って一枚。

沢が横切り、ここでべたついた手を洗う。

右下にワサビ田らしきものが見える。

作業路の分岐には標識があった。すぐ先は簡易舗装路。

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右の道から下ってきた。

あとはこの道を戻るだけだ。

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この花は良く見た。名前が分からない。

舗装路歩きは短時間で済んで、周回完了。

 

  • コースタイム

駐車地点(15:24) → 天神山(15:47) → 登山道合流(16:40) → 穴沢山(17:04) → 展望地(17:15) → 舗装路(17:35) → 駐車地点(17:45)

 

天神山 穴沢山 / Argonさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ

金光山

山梨市、牧丘の境界の稜線を拡張する。

清八峠までは、去年歩いているので、そこから西を攻める。

切差のヘアピン連続箇所に、駐車スペースがある。

ご丁寧に標識があった。

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標識があって、これに従う。

民家の横を歩いていく。

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途中に栗の木。この集落もだいぶ空き家が目立ち、耕作放棄気味の土地が散見される。

果たして、行く先や・・・。

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再度、県道に合流すると、案内標識がある。

秩父裏街道。この県道から焼山峠、琴川ダムの辺りまでを差すのだろうか。

調べてみると・・・。山梨市観光協会サイトにあった。

秩父裏街道は、秩父往還の間道として中世武田家が開いたといわれる古道です。
現在では、切差集落から古峠を経て鍵懸の関へ至る旧秩父裏街道をはじめ、周辺の金光山、八幡山などに登山道があり、静かな里山登山が楽しめるようになりました。

 だそう。

この地図を見ると、切差城が気になる。まずはそこを目指すことにした。

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裏山の名前がそのままある。日本山名事典にはないが、地元では『きんこうやま』と呼んでいるらしい。

標識があり、墓地の裏に取り付く。

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安定の植林。面白みはないが、これも里山の光景の定番。

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一升瓶やら靴やらゴミが多い・・・。

先日の御前山にもファンタがあったが、今回はオレンジだ。

ジグザグに道が複数あるが、獣道なのか、間伐用の作業路なのか。

雑木林となって尾根に乗る。

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ここが切差城だろう。平らでやや広い。それらしき痕跡は見当たらない。

尾根伝いに進む。

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その先のピーク。特別何があるわけではない。

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切通しの峠っぽい感じだ。ここから清八峠に行くか悩んだが、稜線を行くことにした。

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赤く塗られた標石あり。三角点ではないようだ。

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標識は結構充実しているらしい。

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これが屏風岩だそうだ。普通の岩に感じるが。

横を危なげなく通過できる。

ひとしきり登り、主稜線に出る。

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何かの花だが、分からず。

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こちらの岩の方が、先ほどの岩より、ずっと屏風岩の名にふさわしいと思う。

標識も多数なので、迷わず清八峠へ進める。

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ガスの中となっており、展望があると思われるが、今日は無い。

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何でしょうか?これ以外に岩場にはハハコもあった。

展望は無いので、さっさと進む。

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こんなのも途中にあった。

アップダウンは大したことなく、清八峠に到着。

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見覚えありますね。

南に下る道は、赤いペイントで矢印が木に付いているが、踏跡は心許ない感じだった。

さて、先ほどの岩まで戻り、古峠を目指す。

途中の岩場で展望を楽しむ。

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左のピークが八幡山のようだ。

暫く粘って富士山が見えるのを待つ。だが、もう少しで駄目。

余り暗くなっても困るので、ほどほどに。

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先ほどの合流地点に戻る。標識が目立つ。

岩があるが、ロープもあって整備されており、比較的歩きやすい。

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牧丘の膝立にも下りられるようだ。

すぐ近くに、首岩。

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やっと富士山が見える。

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岩が乗っているのが、首岩の由縁か。思ったよりずっと小さい。

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今日一番の展望を楽しむ。

切差の集落がガスの下に見えたり幻想的な感じもあった。

来て良かった。

下って僅かな登りで、金光山。

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標識が賑やかだ。展望は木々の隙間から。富士山も見えるが。

再度、植林を突っ切り広い道が現れたすぐ先が古峠。

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車道に出た前には、この碑があるが、全く読めない。

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鍵懸の関とあるが、この藪は・・・。夏草だが、背丈を越える。

金光山から下らないと現実的ではないだろう。

どうやら、牧丘の赤芝川まで行くと、跡があるらしい。

それは、またの機会。

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相変わらず賑やかな標識。この左から歩道を下る。

つづらになっているので歩きやすいが、やや荒れ気味か。それでも倒木もないし危険個所はない。

が、段々と藪の気配を感じる・・・。

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途中で、堰堤を通過。地図にある池のマークよりずれているようだが。

ここからは、夏草の藪が断片的に続く。

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舗装されているのかどうかも分からないくらい茂っている箇所も多かった。

短いのでさして支障はないが、暗くなってきており、足で探りながら・・・。

植林を突っ切り、ようやく藪の無い歩きやすい簡易舗装に出た。

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古いのと夕暮れが相まって、よい雰囲気だ。

そして、手入れはやや不十分のようだ。

山間の集落にあるこのような神社や寺は、このようになる運命なのだろう。

大して辺鄙な場所でもない切差でもこの有様。

今のうちに、山間部の集落の近くは色々訪問したいところだ。

そんなことを思いながら、車道歩きで戻った。

 

  • コースタイム

駐車場(16:55) → 切差城跡(17:15) → 清八峠(17:43) → 首岩(18:05) → 金光山(18:10) → 古峠(18:15) → 堰堤池(18:20) → 神社(18:36) → 駐車場(18:48)

金光山 / Argonさんの金光山の活動データ | YAMAP / ヤマップ

小田野山

連日の雨でうんざりする。

仕事をこなして、雨に関係なく出発する。

里山城址。小田野山へ。先日の取りこぼしを回収に向かう。

普門寺の下の余地に駐車して出発。

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階段を上がり・・・。

左の墓の奥が入口になっている。

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標識も充実。竹藪に突っ込むかと思いきや、スイッチバックで登る。

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悪くない景色。

柵、ゲートを開けて登っていく。

落ち葉が堆積しており、歩きやすい道だ。尾根の右に道が付いているようだ。

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立派な石積み。

このすぐ上が三の丸らしい。

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蔵王権現の祠だそうだ。

こちらの左には、しめ縄が巻かれた御神木のような木があった。

この先、概ね植林。歩きやすいが、ややぬかるむ。

そして、当然ながら、蒸し暑さはこれ以上ないほどで不快だ。

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途中に標石を見つけるが、三角点補助みたいな?判読不能

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岩が出てくる。どうやらこの上にあった丸みを帯びた岩が、雌雄の竜石なのか。

やや平坦なので、そこが二の丸に違いない。

間も無く本丸、山頂だ。

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荒塁跡がどこにあって、どれを差すのか不勉強で分からない。

三等三角点。点名は、ずばり『城山』。

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達筆標識もあった。1995年設置のようで、25年以上も前だ。

山頂付近を観察して、北西の尾根を下る。

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踏跡、明瞭。日が出て暑くて仕方がない。

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鞍部にはこれがあった。

ここから北東の植林地帯を下る。踏跡もあり、適当に歩いても問題ない。

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振り返る。舗装路付近が少し下草が煩わしいが、丈は低い。

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勾配がそこそこある。

ここからが実は核心だった。長雨のせいか、苔むしていてすこぶる滑る。

まだ乾くまでには至らないので、ひやひやする。

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被写体。夏もそろそろ落ち着いてくるか。

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ゲートを開けて・・・。この手間は道が川のようになっていた。

滑り転ばないように。

しばらくすると、やっと解放される。

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被写体その二。 センニンソウですね。

小田野地域を眺めると、家紋のある蔵が散見された。

城跡と良く合う雰囲気だ。

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無事に、一周してきた。このまま、すっきり晴れてくれるといいな。

さて、まだ時間があるので、どこへ行こうか。

15世紀後半には、守護武田信昌と守護代跡部景家が夕狩沢で戦い、敗れた景家がここにこもったとされています。

 と、山梨市オフィシャルサイトには記載があったのに閃きを得る。

夕刈沢といえば、兜山の北東、取りこぼしのピーク、御前山があるではないか!

そんな流れで、急いで向かうことにした。

 

  • コースタイム

普門寺直下(15:43) → 小田野山(16:10) → 舗装路(16:22) → 普門寺直下(16:39)

小田野山 / Argonさんの小田野山の活動データ | YAMAP / ヤマップ

御前山

小田野山に続いて、山梨市の御前山へ。

矢坪から農道を上がる。南東尾根に向かうような道があるが、これ以上は厳しい。

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ここに1台程度なら停められるので、さっと準備して歩き始める。

舗装路がまた同様に苔むして滑る。軽トラでも行きたくない道だ。

GPSでの地図を確認すると、この道はどうも実際より高度が50mほど高く、ずれているようだ。

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しばらく歩いて、道は切れているように見えた。

手間に尾根に取り付く道が明瞭についているので、それを上がる。

小田野山より遥かに歩きにくい。雨で踏跡が洗われ、粘土質になって非常に滑る。

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しばらく登り、真西に向かう地点には岩が幾つか。この岩、絶対登ったら楽しい!

被っているところは特に惹かれる。

傾斜が緩むと、綺麗な尾根道になる。

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歩きやすい!

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何年ものでしょう? ファンタのレモンは割と後発だった気がするが。

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山頂直下には展望が僅かに。

また曇って雨が少し落ちてくる。風も吹いて、荒れるか・・・?

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山頂付近は岩が沢山あった。この岩も登ったら楽しそうだ!

兜山の隣なので、こんな岩場があっても不思議ではない。

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さて、頂上はこの目印だけ。展望は特別良くない。

下山は、北西尾根にしようと下り始める。

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山頂を振り返ってみたら、こちらも岩がいい感じ。

冬になったら、遊びに行こうと思う!!

尾根は踏跡があるようだ。しかし、沢地形に明瞭な道があるように見える。

物凄く歩きやすそうに見える上、下る尾根の下部は藪がどうしても気になってしまい、沢型を下ることにした。

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長雨ですっかり道みたいになっている。通常はどうなっているのだろうか。

明瞭なのはいいのだが、とにかく滑るので、やや横を歩かないと満足に下れない。

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水が出始めてすぐに、ゲート跡があった。

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ここは川になっていた。上を見る・・・。

地図にあるこの道はこの水で全面冠水。

横に逃げようとするが、笹もかぶさり回避不能

じゃぶじゃぶと歩くしかない。

少し道が高くなったら、浸水から逃れた。

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廃棄したのか、事故で転落したのか、右下に車が・・・。

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もう浸水もないかと思っていたら、渡渉があった。

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次いで、2つ目。こちらは余り濡れずに済んだ。

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それでも道はこんな様子で水浸しになっている箇所が多い。

堰堤横だけ著しく路面がいい所があったが、他は未舗装でガレて荒れている。

ゲートがあって、その下に何かある。

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配水池の設備だった。ここからは浸水も無く舗装路歩きだ。

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永昌院をブドウ畑越しに見て、三叉路に出る。正面には石仏。左の道から出てきた。

すぐ下には、道祖神

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隣の社はやや荒れ気味か。この時期ならば仕方ないのか。

地図を見ながら、最短で行けそうな道を進む。

犬に早速吠えられたので、人家の中は避けたい。それなりのルート選択で。

ところが、嫌な感じの道・・・。

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・・・、進みたくないー。

また500mも戻るのも億劫で、これを突破する。

下は舗装されているし、夏の草藪より、笹が多い藪の方がまだマシだ。

100mも無いくらいの距離なので我慢できたが、藪についた雨で全身濡れてしまった。

これより先は予想外のイベントなく。

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ゲートボールにしに来る人はいるのだろうか。すぐ使える様子。

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駐車地点直下で山梨市、春日居町を俯瞰。

山中でなく、最後に食わせ物がいたが、無事に戻る。

帰ってきてから、他の人の記録を見たら、妙見神社なる展望絶景スポットがあったそうで、得も言われぬ脱力感に襲われた。

ボルダリングと一緒にまた行くことにしようか。

 

  • コースタイム

駐車地(17:10) → 尾根取付(17:19) → 御前山(17:45) → ゲート跡(18:00) → 配水池(18:21) → 駐車地(18:39)

御前山 / Argonさんの御前山(山梨県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ

大室山(898.6m)

花土に登った後、梯子。

日本山名事典記載のあるマイナーピーク、牧丘は杣口の大室山。

読み方は、おおむろやま、または、おおむれやま。

ピークの西側道路からの往復では少々面白みがないと判断して、北東尾根から周回する予定でいた。

民家のあったすぐ先には簡易ゲートがあり、開けて進む。

間も無く、駐車余地。

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ここから植林を登る。

伐採された箇所は、下草で藪化しており、利用しなくない様子。

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雨は上がったが、植林下は既に暗い。

倒木は少ないため、適当に上がれる。

だが、非常に蜘蛛の巣が多い・・・。枝を片手に進む。

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尾根に乗って傾斜が緩む。

木材搬出用のケーブルがあった。下には地図にも記載された作業場らしき建物が見えた。

岩が散見されるが、尾根上の進行には全く支障とならない。

大室山の最高点は岩みたいだ。

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三角点は進行方向で、岩の裏にあった。こんな様子。

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すぐに見つけられた。

三等三角点、点名は『倉科』。

そのすぐ先、アンテナらしき設備。

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南西から見ている。ソフトバンクのもののようだ。

曇っているので、景色は無い。

さて、下山は西の沢型地形をとろうとしていたが・・・。

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下草の藪で、これは・・・。

雨で濡れているし、全く気が進まないので、往路を戻ることにした。

結局、伐採との境界付近を進むのが最も楽だった。

この後、もう一つ、小田野山も予定していたが、天気のせいで薄暗いこともあり、時間切れとなった。

加えて、山と高原地図には、西と北西に、丸山(866m)と小倉山の記載があるのが気になっている。

小倉山は座標が不明だが、1230mくらいを差しているように見える。

小楢山のバリエーションでいつか。・・・、いや、行かないか!

 

  • コースタイム

駐車地点(17:33) → 大室山(17:47) → 駐車地点(18:06)

大室山 / Argonさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ

花土(ハナ土)

午後の時間が空いたので、マイナーピークハントへ。

三富は広瀬ダムの西に位置する、花土。

大嶽山那賀神社の第二駐車場から出発。

最後に参拝してくる予定。余り長時間停めると良くなさそうな注意書きあり。

早速、雨が僅かだが降り始める。

芹沢に向かう途中は道路は陥没している。工事中の車止めはあったが、作業はしていなかった。そのうち、ゴッソリと崩落するかも。

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集落を通り過ぎ、地図にある神社記号へ向かう。

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ゲートを開けて、進む。

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そんなに荒れていない。

社の両脇には古い遊具があった。鉄棒とブランコでしょうか。

社の裏から登るが、傾斜はきつい。植林のためどこでも歩ける。

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喘いで登って、稜線に乗る。境界標識がある。歩きやすい。

雨が降り出し、傘を差して登る。蒸し暑い時は、これが一番。

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1300m地点。一時は雨が上がり、霧が発生する。

右が広葉樹も混ざりだすが、概ね植林。

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1400m程度まで登ると、そこは防火帯のようになった稜線となる。

倒木は少しあるが、歩きやすい。

殆ど平坦なので、ここからは楽々だ。

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ふと三角点を発見。そこが、花土。

危うく通り過ぎてしまうところだった。

三等三角点、点名、『花戸』。漢字が違うようだ。

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標識が転がっていたので、木に立てかける。

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花土を北側から撮影。全く、ピークらしくは無い。

地図を見ると、500mちょっと北の1465mに三角点があった方が自然に感じるところだ。

さて、雨も再度強くなってくるので、戻る。

破線が沢地形にあるが、その西の尾根を歩きたい。

1400mから適当に下ることになる。植林なので良いが、多少傾斜もあるので、歩行ペースは遅い。それに、暗くて雨の影響もある。

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1450m程度まで下げると、尾根がはっきりするので、歩きやすい。

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1147.9m三角点の隣の1170m程のピークの様子。

代わり映えはしない。直下に大き目の木があり、そこで雨具も装着。

雨足強く、羽織るのまでにも浸水。

傘と雨具のセットで、これから進む。

四等三角点。点名『上ノ山』。

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ピークよりやや南にある。標柱もあり見逃さずに済む。

さて、ここから土砂降りのようになる。

はじめは良くても、岩を噛んでくるところで、手が使えないと、危険を感じるレベル。

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雨が強くて、先が見通せないので、やれやれ。

標石があり、下れないことは全くないが、荒天時でなくても、傾斜もきついので注意は少し必要かな。

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左に堰堤らしきものが見えてくるが、そのまま下ると、人工物。

山の神?それとも墓標?

この辺で、だいぶ雨足が弱くなった。

すぐ下には社があった。

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年季入っている。

電柱がすぐ前に現れ、階段を下ると車道に出る。

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左の農道を歩く。花はこれだけだった。ボタンヅルというらしい。

5分も歩けば、駐車場に到着。

着替えているうちに雨が上がった。タイミング悪いですね・・・。

大嶽山那賀神社までは、ちょっと車で上がるのが億劫な道だったので、割愛した。

まだ時間があるので、次のピークハント(大室山)へ向かう・・・。

 

  • コースタイム

第二駐車場(14:13) → 社(14:23) → 花土(15:25) → 四等三角点(16:13) → 社(16:45) → 第二駐車場(16:53)

花土(ハナ土) / Argonさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ