遠流日記

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冷山 丸山

午後の時間を今日も利用して、せっせと未登峰を登りに向かう。

高根で腹ごしらえをしてから向かう。

八ヶ岳の一角にある、冷山。

長らく、読みは『れいさん』と思っていたが、『つべたやま』と読む方が有力らしい。

日本山名事典でも索引で調べたら、あった・・・。こうなると優先順位は飛躍的に上がる。地形図に記載されている山が山名事典に収載されていないわけがないのだ。そんな背景があって、これは行かないと!と思い立った。

冷山の東、丸山の廃道も気になるので、合わせて攻める。

どうにも下界からの八ヶ岳は、雲に覆われており、盆地の天気とだいぶ違うようだ。

公衆トイレの駐車スペースに車を停めて、歩き始める。

風が多少あり、ガスで服は湿っぽくなるだろうか。

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シカ除けのネットが張り巡らされてある。

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植物、花を見ながら。

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リンドウを見ると、秋も間も無くかと感じさせる。

帰りにまた楽しむとして、丸山へ向かう。

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抉れた登山道も上に行くとそうでもない。薄暗いのと霧で視界が悪い。

勾配がきつくなる前まで、ぬかるみ歩き難い。

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しかしながら、苔むした森はいいものだ。

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まずは、丸山。以前はここは来ていない。

三角点は確かにここにあった。

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間違いない。三等三角点。

以前、丸山と思ったピークは20秒で着く。グループが休んでおり、三角点らしき標石の確認ができない。

だが、確かにそちらには、丸山山頂と標識はあった。

いずれにせよ、これで文句はない。

さて、丸山から廃道になった道を探る。

どうやら、踏跡があり、思ったより苦労はしなさそうだと思う。

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大きなキノコが入口にあった。

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苔に覆われた標石。そして、ピンクテープ。

踏跡は断片的にあるが、苔の勢力の方が人や獣の歩みより強いようだ。

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ガスで視界が悪いこと、踏跡・獣道が錯綜しており、適当に下る。

穴が空いている所があるので注意しながら・・・。

出先に見た『山と高原地図』での廃道の点線は確か、尾根の南を通っていたはず。

意識しながら進むが、一向に分からない。

目印はいつの間にか皆無となってしまった。

どこでも歩けるので、油断していたら、シャクナゲ藪に当たる。

たまらず、右(尾根筋)にトラバースするが、何度か捕まってしまう。

視界が悪いので、思ったように進めない。

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藪漕ぎで結構疲れた。キノコを気まぐれに撮る。

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シャクナゲ藪。どうやら南に寄り過ぎない方がいいようだ。

先日の奥秩父の塩山でも学んだが、日当たりが良くて平坦な地形ほど、シャクナゲが強いと感じる。

恐らく、正解は、尾根の北側だろう、などと考えながら黙々と・・・。

2215m地点にも向かう。シャクナゲは無いが、特に変わり映えしない景色だった。

多少藪っぽいが、シャクナゲが無ければ、適当に歩ける。

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ふと、ピンクテープなど目印のある比較的明瞭な道に出る。

これ幸いとばかりに進むが、少し登っているし、何か変だ。

私が進んでいるのは北だ。なるほど、尾根の北から南に回り込んで、冷山のコルへ続くのだろうと推測した。

が、戻ってみるも、テープはあらぬ方向へと導く。

最早これまで。正解がどれなのか分からない以上、コルまで適当に下るのみだ。

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適当に下った代償で、藪に捕まる。岩もあって、穴が空いていたりして・・・。

登山道にやっと出る。

やれやれ、入口の様子からは想像できないやられ具合だった。

冷山へも、適当に登ることにした。

こちらは、獣道なのか、人によるものなのか、先ほどよりだいぶ歩きやすい。

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山頂が近くなると、テープが散見された。山頂は賑やか。

展望は無論無い。

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この目印、マイナーな山にも良く見かけるもので、興味を惹く。

ピンクテープに、黒曜石に至るなどと記載があったが、そういう黒曜石絡みのものがあるのでしょうか。

北東尾根を下る。また目印はあるが、歩きやすい所もあるものの、全く当てにならない。

総じて、この界隈についているピンクテープには、一ミリもセンスを感じなかった。

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この標識の少し手前に出た。

あとは、やっつけの下山。下山と言うのかどうか?

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登山道ながら、岩がある場所は要注意。注意していたが、よく滑った。

展望は無いので、存分に森林を味わう。

一ヶ所、サカサ川方面へ向かうような場所があったが、どこへ行くのでしょうか。

渋川温泉から麦草峠へ至る最短ルートと感じるが・・・。

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草地で開けた場所もあった。道は狭くなり、一人分といったところ。

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狭霧苑に出る。

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バイケイソウはもう終盤。

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トリカブトはこれから。やはり、秋を感じる。

木道を歩いて麦草峠へ。

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駒鳥の池というらしい。

この周辺の沢にいた鳥は、全くコマドリでは無かった。

1分程、ぼーっと眺めて戻る。

樹木の名前の札を見ながら。植物もあって、結構力入れているよう。

無事に周回。再度、花を楽しむ。

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野草園があって、入ってみたかったが、協力金が払えず、敗退。

入らずとも、先ほどまで十分に楽しんだと思う。

雨は降らないものの、木から滴る雨水や藪漕ぎで付いた水分で、殆ど雨の登山と変わらぬ体となってしまった。

 

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