山梨市、牧丘の境界の稜線を拡張する。
清八峠までは、去年歩いているので、そこから西を攻める。
切差のヘアピン連続箇所に、駐車スペースがある。
ご丁寧に標識があった。
標識があって、これに従う。
民家の横を歩いていく。
途中に栗の木。この集落もだいぶ空き家が目立ち、耕作放棄気味の土地が散見される。
果たして、行く先や・・・。
再度、県道に合流すると、案内標識がある。
秩父裏街道。この県道から焼山峠、琴川ダムの辺りまでを差すのだろうか。
調べてみると・・・。山梨市観光協会サイトにあった。
秩父裏街道は、秩父往還の間道として中世武田家が開いたといわれる古道です。
現在では、切差集落から古峠を経て鍵懸の関へ至る旧秩父裏街道をはじめ、周辺の金光山、八幡山などに登山道があり、静かな里山登山が楽しめるようになりました。
だそう。
この地図を見ると、切差城が気になる。まずはそこを目指すことにした。
裏山の名前がそのままある。日本山名事典にはないが、地元では『きんこうやま』と呼んでいるらしい。
標識があり、墓地の裏に取り付く。
安定の植林。面白みはないが、これも里山の光景の定番。
一升瓶やら靴やらゴミが多い・・・。
先日の御前山にもファンタがあったが、今回はオレンジだ。
ジグザグに道が複数あるが、獣道なのか、間伐用の作業路なのか。
雑木林となって尾根に乗る。
ここが切差城だろう。平らでやや広い。それらしき痕跡は見当たらない。
尾根伝いに進む。
その先のピーク。特別何があるわけではない。
切通しの峠っぽい感じだ。ここから清八峠に行くか悩んだが、稜線を行くことにした。
赤く塗られた標石あり。三角点ではないようだ。
標識は結構充実しているらしい。
これが屏風岩だそうだ。普通の岩に感じるが。
横を危なげなく通過できる。
ひとしきり登り、主稜線に出る。
何かの花だが、分からず。
こちらの岩の方が、先ほどの岩より、ずっと屏風岩の名にふさわしいと思う。
標識も多数なので、迷わず清八峠へ進める。
ガスの中となっており、展望があると思われるが、今日は無い。
何でしょうか?これ以外に岩場にはハハコもあった。
展望は無いので、さっさと進む。
こんなのも途中にあった。
アップダウンは大したことなく、清八峠に到着。
見覚えありますね。
南に下る道は、赤いペイントで矢印が木に付いているが、踏跡は心許ない感じだった。
さて、先ほどの岩まで戻り、古峠を目指す。
途中の岩場で展望を楽しむ。
左のピークが八幡山のようだ。
暫く粘って富士山が見えるのを待つ。だが、もう少しで駄目。
余り暗くなっても困るので、ほどほどに。
先ほどの合流地点に戻る。標識が目立つ。
岩があるが、ロープもあって整備されており、比較的歩きやすい。
牧丘の膝立にも下りられるようだ。
すぐ近くに、首岩。
やっと富士山が見える。
岩が乗っているのが、首岩の由縁か。思ったよりずっと小さい。
今日一番の展望を楽しむ。
切差の集落がガスの下に見えたり幻想的な感じもあった。
来て良かった。
下って僅かな登りで、金光山。
標識が賑やかだ。展望は木々の隙間から。富士山も見えるが。
再度、植林を突っ切り広い道が現れたすぐ先が古峠。
車道に出た前には、この碑があるが、全く読めない。
鍵懸の関とあるが、この藪は・・・。夏草だが、背丈を越える。
金光山から下らないと現実的ではないだろう。
どうやら、牧丘の赤芝川まで行くと、跡があるらしい。
それは、またの機会。
相変わらず賑やかな標識。この左から歩道を下る。
つづらになっているので歩きやすいが、やや荒れ気味か。それでも倒木もないし危険個所はない。
が、段々と藪の気配を感じる・・・。
途中で、堰堤を通過。地図にある池のマークよりずれているようだが。
ここからは、夏草の藪が断片的に続く。
舗装されているのかどうかも分からないくらい茂っている箇所も多かった。
短いのでさして支障はないが、暗くなってきており、足で探りながら・・・。
植林を突っ切り、ようやく藪の無い歩きやすい簡易舗装に出た。
古いのと夕暮れが相まって、よい雰囲気だ。
そして、手入れはやや不十分のようだ。
山間の集落にあるこのような神社や寺は、このようになる運命なのだろう。
大して辺鄙な場所でもない切差でもこの有様。
今のうちに、山間部の集落の近くは色々訪問したいところだ。
そんなことを思いながら、車道歩きで戻った。
- コースタイム
駐車場(16:55) → 切差城跡(17:15) → 清八峠(17:43) → 首岩(18:05) → 金光山(18:10) → 古峠(18:15) → 堰堤池(18:20) → 神社(18:36) → 駐車場(18:48)
金光山 / Argonさんの金光山の活動データ | YAMAP / ヤマップ