奥美濃の銘渓、川浦谷。その上部、銚子洞と箱洞を楽しむ。
先日、御一緒したMさんに自分の地元で拾ってもらって現地に前日入りした。一眼レフにSDカードが入っておらず、非常にがっかり・・・。
ゲートがあって、そこから歩き。前日の雨で、本流は多少増水しているようだ。
トンネルを歩く。入口が曲がっているが、少し歩けば出口が見えた。
出口がもう終点。立派なトイレ兼休憩所があるが、閉鎖されている。銚子の滝遊歩道をここから歩く。日河原洞を渡りトラバースし銚子洞へ。歩道は倒木があるが、ほぼ支障なく利用できる。
支流の滝が2つ。安直に、一之滝、二之滝とあった。箱洞出合、左岸に渡渉する場所があったので、遊歩道で簡単に行ける訳ではないようだ。東屋のすぐ先、ぬめりまくる損傷した三号吊橋をそろそろと渡る場所もあった。
銚子の滝。凄い水量。水飛沫も多くて、前に回ってもまともに写真が撮れない。右の草付きにロープがあって、それに倣って登る。トラバースして滝の落ち口へ出る。
お次の滝。右から登ったはず。ぬめりがあって以外に嫌らしい。この沢、めちゃくちゃぬめりが強い場所があって気が抜けない。
これも右から。暖かければ泳いでより水流沿いを行きたいところだが、11月にもなると流石にね。巨岩と倒木の穴を抜けるような場所もあって、意外に疲れる。
15mくらいあるのかな。右に残置ロープがあった。荷物が重い以外、特に問題ない。
その後、ゴルジュ。水線突破が微妙な場所があり、Mさんの意向もあり、自分が空身で巻いて登りロープで荷揚げ等したが、とても疲れた・・・。
水線を行く時期ではなく、ここも左からトラバース。
ゴルジュ終点に7mくらいありそうな滝がいた。あれは、ちょっと奮闘系かも。そのまま棚を歩いて抜けられた。かがまねばならず、それがちょっと大変だったけど。巨岩をぼちぼちこなして、大平。沢ノ又出合。
ここは紅葉があって、気持ちが良いところだった!ここは右の沢ノ又へ。日が当たらないゴルジュっぽい場所が多かったので、この先明るく気分が上がる。
これ、いただき♪ これ以外にも結構たくさんいて、お土産に頂戴した。帰って味噌汁などにして食べたが、香りも味も良くて美味しかったなぁ…。
日も沢に当たり、木々が立派で素晴らしい。
この大トチは最も見事だった。感嘆。いつの時代からおられるのだろう。これ見るだけでも価値があるように思う。
危険は全くない沢歩き。倒木も無くてとても歩きやすい。
一ヶ所、ダムのようになっていた。この辺も泊まるにはいいだろうな。
沢にマーキングが出てきた。何用?釣りか?
その後も危険無し。Mさんはサクサク進むので、写真を撮っては追いつくパターン。
良い紅葉だ。そして青空よ。ここで標高1000mをやっと超える。
最後の詰め。なるべく水流がある方を選び、左門岳を目指す。細かい小滝はいたが、とくに問題とならない。
直下は灌木。藪じゃない!流石に、稜線上は笹薮となるが、強さは感じない。
左門岳。三等三角点、『左門岳』。積雪期もいいみたいだ。藪山に戻ってしまったらしい。稜線登山道も笹薮っぽさがうかがえた。ここから、南東の沢へ下る。
ガンガン下れる。幕営適地を見ながら下るが、悩ましい。どこでもいけるから。結局、1kmほど下った右岸に決定。
流石に前日の雨で湿気ていたが乾燥早かったことや、Mさんの焚火おこしが上手く、良い火になった。夕食も作ってもらい、日本酒を飲みながら装備を乾かし、21時過ぎに就寝。いつもは、目で見て楽しむとか食材をあぶる程度の焚火しかやらずにさっさと寝てしまうので、とても新鮮だった。夜はシカの鳴き声がうるさいので、耳栓して快適に就寝できた。