遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

小川谷廊下

ライミングジム仲間のクライマー4人で小川谷廊下へ。
玄倉駐車場から林道歩き約1時間程度。
下降点を少し奥の尾根に行ってしまい少しロスしたけど、すぐに復帰して正規の下降路を下って出合へ。

早くもヒルの襲撃に遭う。最後は残地ロープを補助に沢床へ。
霧雨程度で昨日は大雨警報が出ていたこともあってか水量は多いと思う。
ここで沢装備・ハーネス等装着。

早速一つ目の滝。右から簡単に皆越えていく。

お次は水線突破は今日の状態では非常に厳しいように見える。
右から攻めるが、倒木と残地スリング無しではショルダーなりハンマー投げなりしないと突破不可な様子。
スリングをアブミとして使用して越えた。結構難しい。

ツルツルなので水流は不可能。

左を登っていく。Ⅲ無いくらい。

今回もなるべく水線突破で攻める。


この辺は簡単。

薄暗く水流に浸かると寒くなる。

ステミングで登る私。ここも乗越寒い。

薄暗い感じだが、水や岩が綺麗。

そして核心的な滝。
R君とK氏2人は巻き、私とE氏(何と初沢!)はロープ出して右壁をトラバースして水流沿いを登る。
僭越にも私リード。足が一部悪いけど、手は良いのでⅢ+といった印象。
E氏は全く危なげなく、沢靴でも流石四段クライマーというような流れるような動き。
巻いた2人はだいぶ高く巻き上げられ、急なルンゼを横断して残地ロープ駆使しながら復帰。
ヒルがこの巻きは多かったようだ。

名物の大岩。私は水線をそのまま行ったけど…。
3人は下がっているロープをゴボウでスラブを上がる。支点は結構立派なリングボルト2本であった。

変わらず綺麗な様相。

束の間、ゴルジュで再度威圧感のある様相となっていく。

皆、楽しみながら登っていく。


左から支流が滝となり落ちている。ゴルジュならではの景色。

これは確か左壁を登ったと思う。

そして石棚が立ちはだかる。豪快。

下段は登れるけど、上段は厳しい。
右岸の岩場が階段状になっており簡単。露出・高度感も無くロープも要らない。

こいつは水線突破が厳しかった。3回程泳いで突っ張りでトライしたが、E氏もこいつにはもう少しというところで流される。
ここで体温を奪われてしまい、私はガタガタ震えだすわ指先は痺れるほど冷たくなるわ、やっつけられた。
R君は右壁を器用にトラバースして突破していた。こっちも割と難しい!
まぁ、普通は左を歩いて越えるんだけれど。

果敢に攻めるE氏。

この滝も敗退。先ほどの寒さが回復せず、私は1回のトライで敗退!
E氏は泳いで突破!素晴らしい☆

これより先は殆ど印象に残らないほど簡単。

釜も少し浅くなった感じがする。

寒さも落ち着き指先も痺れが解消されたので、水線を攻める。

この滝で滝らしいのは終了。

いい味出してる崩壊した巨大堰堤を越えていく。

あとは川原歩きで遡行終了点へ。ここでヒルチェック、沢装備を解除して昼食。

東沢の様子を少し見に行く。
穏やかな渓相。

さて、下山にかかる。柵があって巻くようにして小川谷廊下右岸の径路を下る。
こちらもさっそくヒルの攻撃。
トラバースが殆どで、一部ザレがあって歩きにくいところはあったが特別問題なし。
途中でキノコも収穫♪

1時間程度歩いて林道へ復帰。

林道歩きはいつも通りやれやれ。
今回はとても泳いだので寒さが辛かった。
上のウェットスーツでも買おうかしら…。
沢自体は素晴らしく、水量も多い状態でとても楽しめた。


  • コースタイム

玄倉駐車場(8:30発) → 出合(9:50) → 大岩(12:00) → 石棚下(12:55) → 崩壊堰堤(14:10) → 遡行終了点(14:20〜15:20) → 林道(16:15) → 玄倉駐車場(17:40着)