今日は櫛形山、丸山へ。
目的としては、大きく3つ。
- アヤメ観賞
- キバナノアツモリソウ
- 丸山、ピークハント
先日、小楢山で見たアヤメでは物足りなかったので、櫛形山のアヤメの名所とされた場所がどれほど復活したか見たくもあった。
それだけでは物足りないので、キバナノアツモリソウを見つけること、丸山を踏むことも組み込む。
午後に所用があるので、余りロングコースになるといけないので、平成峡から出発して周回とした。
平成峡の入口。
過去に来たのは13年も前だ。この荒れようは忍びない。
案内図は、倒木にやられてご覧の有様、歩道は人の往来より草の勢いの方が強い。
橋から見る沢は涼し気で良い。
今日は生憎の小雨だが、沢沿いは逆に美しさが際立つ。
千代の滝。下に降りて、今回も撮影。
一応、道は十分歩ける。落ち葉は多いけれども。
沢を横切る。特に問題なし。
ミヤマムグラでしょうか。小さいが存在感はある。
植林を上がっていく。落ち葉がやはり堆積しがちな道。
コアジサイは幾つか咲いていた。しっとり。
白龍の滝は、横からの方が見栄えが良い。
下まで行くと、大したことない・・・。以前もこんな感想だった。
渓流瀑っぽい感じなので、遠目で見るのがいいのだろう。
ミズナラの巨木がたまにある。この天気での幻想的な感じに合う。
ここで道を分け、アヤメ平方面へ登る。
同じく遊歩道のように道は整備されてはいるが、年季が入っている。
ナツトウダイみたいだ。先は食べられたような・・・。
ネコノメソウのどれか。
湿り気がある場所にはありますよね。
県民の森からの道に合流したところ、標識には、平成峡は道崩落で通行控えるようにと記載があった。
納得できる場所もあったかと思うが、半分以上の人には問題ないだろう。
マツの巨木が幾つか見られる。素敵だ。
雨足が強まってきて、傘が大活躍。
祠が合流地点からすぐに右にあった。
バイケイソウが茂る場所。
シカが食べない筆頭だと思う。
マムシグサも散見。結実、まだ緑だ。
そして、クサタチバナ。
これも多かった。
フタリシズカは入口付近から、定期的にあった。
この3つはどれもシカが食べないので、やたら多いのだろう。複雑な気持ち。
ハナビラタケ、発見!! 美味しそう♪
つまりは、凝灰岩?
ニシキウツギ。高度上がっても分布しているのですね。
オオカメノキは散った状態。
アヤメ平が近づくと、植林臭が強くなる。
シロバナノヘビイチゴ。明るい植林下ではよく見る。
こやつは相変わらずどこにでも。
サルオガセはこの天気ではさぞ過ごしやすそうだ。
そして、保護区域内へ。
ミヤマキンポウゲは柵の外からでも乗り出している。
アマドコロ。瑞々しさが特に際立つ。
エゾノタチツボスミレ。背が高いスミレなので覚えている。
好きなヤマオダマキはたくさん。
主役のこちらは・・・。
アヤメは、やっぱり目を惹く佇まい。
ラン科なのだが、どれなのか。クモキリソウのような気がする。
うーん、勉強不足。
目を凝らして何とか目当てのキバナノアツモリソウを見つけるが、既に花は終わっていた・・・。
諦めきれずに、探すが付近は見つけられない。
仕方がないので、花畑の他の花を楽しむ。
グンナイフウロは、どうしてか、殆どの株が自分に顔を向けてくれない。
横顔が綺麗だ!
テガタチドリも少ないながら発見!下側は咲いているが、上はまだ開花していない。
これは・・・?
オオヤマフスマは、ここでも多め。
誰もいないのをいいことに、歩道を行ったり来たり、一カ所でゆっくりしたりできる♪
アヤメはこれからという感じだが、それなりに満足!
保護区域とそれ以外では、こうも違うものかと訪れてみて驚いた。
雨天の中の撮影で、時間ががかかり、時間が気になるところ。
戻る道を少し変えて歩いていると・・・。
キバナノアツモリソウを発見!!
花を見られたのは、2株だけだったが、嬉しいものだ。
雨が付いた葉で、ズボンを濡らしながらとなったが、報われた。
カラマツの巨木を見つつ、唐松岳へと向かう。
エンレイソウは、結実。
花は、今年も見られて良かった!
ユリ科らしき植物を発見。何でしょうか?
もう一つ、ラン科のような葉を持つものも発見したが、分からない。
花が散った後のこれは、ツバメオモトのようだ。こんなに大株が櫛形山にあったのか。
マイズルソウは絨毯のように。花は完全に終わり。
これもラン科のようだが、花が咲くのだろうか。何でしょう?
とても気になる!!
トイレは今年訪問していた時になかった。4月に設置したようですね。
さて、柵を抜けると花は無くなる・・・。てきめんに、緑が無くなってしまう。
廃道同然の芦安への道も楽しかったな。今回、道らしきものはあると思った。
二度目の唐松岳。天気に関係なく、展望もないので、さっさと丸山方面へ下る。
なるほど、カラマツ。直下は立派なものがある。
左手はカラマツの植林。サルオガセがこれでもかと付いている。
それにしても・・・。
このバイケイソウ畑には閉口する。
道はやや薄いので、この手に慣れていない人はヒヤヒヤするかも。
定期的にペイントなどはあるので、迷うというほどではない。
尾根をそのまま降りてしまいそうになったが、新しいテープの場所がトラバース地点だった。一応、道があるのだが、写真ではあるのか分からないような様子ですね。
この辺、クサタチバナが多め。
再度尾根に乗る箇所に、倒壊した祠。
登山道を僅かに逸れて、丸山へ尾根伝いに向かう。
途中、イノシシ3頭が勢い良く横切る。出会い頭の遭遇だけは勘弁してもらいたい。
丸山、着。地味なピーク。
手製標識があり、新しいもの。
山頂の右下に、登山道らしきものが見えたので、間伐材を縫うように下り合流。
植物は相変わらず、気になるものはない。
この辺、雨と霧で夕刻のような暗さ。
林道を横切り、向かう先。
東と下ってきた場所を見ている。
再度、植林の中のトラバース。
途中の祠も倒壊?
岩が道の脇に増える箇所がある。
苔むした様子だけは好ましい。
そのまま植林を下る。なぜ、フタリシズカはシカが食べないのか。
そして、林道に降り立った。
ここから3kmくらいの林道歩き。
ヤマタツナミソウかなー。
ミヤマガラシ? クレソンを彷彿とさせ、美味しそうな感じ。
この辺の花を見る。特にウツギは多かった。
満足な花見はできたものの、知らない植物が多いと痛感した。
時期的に、花の旬に合わせるのが難しいが、少しでも赴きたい!
唐松岳・丸山 / Argonさんの丸山(山梨県南アルプス市)・唐松岳(山梨県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ