遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

海岸寺山 笠無 比志の塒 雨竜山

瑞牆や小川山に通うようになってから、何となく気になっていた山域。

掃討してやる気分で午後から臨む。

海岸寺から北に上がった峠から出発。丁度、林道、比志海岸寺線の西側支点。

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林道では例にもれず、バイクで何度か走っているところ。海岸寺からのヘアピン連続も楽しいところだ。

さて、今回は、ここから尾根に取り付く。

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そんなに目立つわけではないが、標識があった。

甲斐百山に選出されていることも起因しているのだと思う。

広葉樹と今回はアカマツがメインだった。藪は無くて、サクッと海岸寺山。

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三等三角点、点名『海岸寺』。

展望は無いが、山頂らしさはある。

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達筆標識もあり。取付は、かなり新しい年代だったことだけ覚えている。
南の尾根は、同様に歩きやすい様子だった。目印も見えた。

地図通り、勾配は緩くて、どんどん足が進む。

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何の綿毛かな・・・?

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カメバヒキオコシでしょうか。

辛うじて雨は降ってこない。

それにしても、掘り返しが多い。イノシシによるものか。

コナラやブナもあるので、クマも確実にいる。落とし物もやはりある。

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笠無の約50m下。結構、綺麗な樹林帯。

僅かに雨が落ちてくるが、強くなる気配はない。

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ママコナでしょうか。全体に赤が強い。半寄生とのこと。なるほど。

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傾斜が緩むと、標石。笠無の東西に同じ類がある。

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何のトラブルもなく、笠無に立つ。

三等三角点、点名『篠鉢』。点名が笠無と思ったが、由来はどうなのか。

余りに知らなさすぎる。

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東側から笠無。稜線上の肩みたいに感じるが、この界隈での最高点。

そのまま東に進む。

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これまでもたまにあった、タマゴタケ。成長したものを、1本だけ頂戴する。

見晴らしの良い岩峰があるそうなので、そこへも向かう。

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山頂標識があった。安直な標識、残念に思う・・・。

南アルプス前衛の大岩山東にあった、『毛むくじゃら山』などセンスの欠片を微塵も感じられない(失礼!)ものは別格として、このような標識を残す心境、汚点とは思わないか・・・?

色々な考え方や価値観があるものだ。

全国に数多ある丸山も安直だなと、個人的には感じているところだ。

展望がないので、こんな方面に要らぬ攻撃性が向いてしまったのかもしれない。

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そこから、笠無を振り返る。

晴れていれば、右に八ヶ岳がすっきり見えるそうだが、想像するしかない。

地図を確認すると、同高度の北東も岩峰なのかと思い、少々強引にクライムダウンして、そこへも向かう。

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直下が岩場だが、危険なく通過できる。

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振り返る。恩賜林だったか、標石があって、ビニル紐の目印が続くのみ。

この先も、少ないながらも歩かれていそうだ。

林道高須線の支線も上がってきており、北側から攻めるも一案と思う。

戻って、比志の塒を目指す。

尾根上、踏跡はそこそこ濃い。

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ミヤマママコナの雰囲気もあるけれど、いまいち不明。先のより、白が強いが、タカネマコナまでいかないみたい。

日光に比較的当たるので白くなってしまった?

比志の塒までは、笠無から、20mも高度を下げない程度で楽々。

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比志の塒。展望は無い。

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四等三角点、点名『告場』。

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手製の山頂標識もあった。塒とは、鳥屋(とや)とか、寝座(ねぐら)のことらしい。

塒という漢字が、ねぐらと変換できるのに記載していて驚いた。

さて、そのまま下るのでもいいが、南の雨竜山も考えると、手前の南西尾根を下る方が林道歩きも短縮され、下部での傾斜も緩いことから良さそうだったので、そちらを選択。

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尾根派生点の直下。とても歩きやすい。

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少し下ると、アカマツが出てくる。

処置済みだと思うが、マツクイムシにどうかやられないでほしい。

岩が出てくるが、踏跡も割とあって、問題なし。

石碑みたいな岩があって、摩利支天とのこと。

ガスっていなければ、金峰山が見えるらしい。

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途中で、日向か塩川か、その辺りが見えた。展望は、これが限界。

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尾根上は、マツや苔が素敵な場所もあった。こちらを進んで良かったと思うところ。

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ヤマハハコが散見された。

下部は、植林となる。

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ヤクシソウっぽい感じ。林道に降りる手前にあった。

雑草っぽさは感じる。

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林道比志海岸寺線を俯瞰。

伐採されて、藪っぽくなっているが、適当に突っ切る。

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アキノタムラソウ?

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こんな花もあった。結構、綺麗。

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さて、雨竜山への稜線。ここは、大尾根峠というらしい。

尾根の西側が伐採されている。適当にそのまま尾根に乗る。

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ヤブマメ? 何でしょうか? 日陰にひっそりと咲いていた。

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振り返る。帰りはあの林道を延々歩かなくてはならない憂鬱な景色だ。

だいぶ雨で洗われた道型があるが、少々歩きにくさを感じる。

しかし、一投足で雨竜山。

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保安林の標識が目立った。展望は樹林で遮られて無い。

三等三角点、点名『小入木』。

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比志の塒で見たのと同じ山頂標識。金麦の缶で作ったもののようだ。

もう、来ることは無いだろうから、僅かに先の様子を見て、峠に戻る。

だるい林道歩きを黙々とこなす。雨は僅かで、意外と天気がもってくれた。

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こんなのを写真に撮りながら・・・。

6km近くを1時間程度要して、周回完了した。

 

  • コースタイム

林道始点(13:45) → 海岸寺山(13:55) → 笠無(14:42) → 岩峰(14:50) → 比志の塒(15:28) → 大尾根峠(16:13) → 雨竜山(16:30) → 大尾根峠(16:43) → 林道始点(17:50)

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