庭の梅を楽しんだ後、おもむろに出発。
裏山のような感覚の場所。武田神社の北。
山の手通り辺りから歩き始める。
雪かきをしているのを横目に、武田神社から東へ進む。
付近を何度も通ったことがあり、見るばかりだった。訪問するのは初めてだ。
階段を上がる。
竜華池。名前負け感、満点。釣りを楽しんでいる人が幾らか。この降雪でもよくぞ。
写真に写る山や西側が繋がる金子峠までは、今日は届かなさそうだ。
ここからは、新調したゲイターを装着して進む。
中央の山は何でしょうか。笊?
西に目を移すと、農鳥が主役の様子。
道幅広いが、雪で下の状態は分からない。
すぐに標識。躑躅ヶ崎亭とあった。
一応、ご挨拶し、そのまま尾根を進む。
雪が乗っており、落ち葉を気にせず歩きやすいくらいだ。
境界見出標が続く。雪の重みで倒れてきた竹が僅かにあるのみで藪はない。
尾根の南に付いている道と合流。
さて、向かうは東山なので、左へ。
ところが、トラバースにしては距離が延びそうに感じ、すぐさま尾根に復帰。
恐らくは、正規ルートではないのだろうが、適当に登れる。
思ったほどの展望ではない。湯村山が端に見えた。
東屋でコーヒーを数口飲んで先へ向かう。
振り返って一枚。躑躅も咲くのか?余りないように見受けられたが。
そこそこ年季が入った標識。
途中、拓けた場所があって、柑橘系の木、そして梅。
遠目に見るが、結構咲いている。
それよりも、センダンの実の方が綺麗に感じた。
空の青さと相まってより美しい。
その後、防火帯のようになる。
傾斜が緩いといいが、少し急になると、地面のぬかるみと落ち葉の層がすこぶる滑り気が抜けない。
大日影山、着。734m。お手製の標識が幾つか。
登ってきた方向を振り返る。展望は御覧の通り。
尾根をそのまま進む。
虫こぶですかね。
雑木林。近くの小松山と同じく、アカマツも混じる。
このアカマツは立派!!この曲がり具合に加え、肌が輝き生命力に満ちているよう。
東山、着。885m。
こちらも展望は無い。広い頂上。
東山まで北東に真っすぐ登っていたが、ここからは南東へほぼ90度曲がり尾根を進む。
3分ほどで、大岩園地。
雪で白い街を見下ろすのも一興。
残念だが、展望はもう一声だ。白根三山も今一つ迫力に欠ける。
このすぐ先、南に真っすぐ下りないようにやや東に下る。
鞍部が、大黒峠のよう。標識はあるが、傷みも強い。
鳥がたくさん!写真を撮ろうと試みるも、満足とはいかず。
その内、岩場が現れる。ちょっと面倒臭い。
アイゼンは持ってきたが、装着は面倒だし、直登もできるに違いないだろうが、トラバースしている獣道を辿って左を進む。
強引に沢地形を上がり、先の岩を俯瞰できる場所があった。
あれは、ちょっと今日の状態ではリスクありそうですね・・・。
岩の逆はもっと楽だったのかも。ルートミスしたかな・・・?
尾根に復帰し、気を抜いて歩ける。
遠く、穂高!!
富士山は木の間から見えるが、どこかですっきり見えるでしょうと思いきや、中々見つからず。
間も無く、鹿穴。
山歩きを初めて浅い頃に、場所が分からずに何となく支えたように感じていた場所。
三等三角点、点名『鹿穴』。
こちらは、少々狭いように感じる山頂。
そして、獣の掘り返しが多い・・・。イノシシだろうか。その名の通りの場所か。
やや北に1042mピークに鬼山と名があるらしいので、そちらへも。
途中の峠、西への道は通行止らしく、黄色テープがあった。
目印は幾つかあるが、お構い無しにこれまで同様に適当に登る。
鬼山、着。この界隈では比較的高度があるのだが、そんな感じがしない。
岩堂峠へと下っていく。途中、岩の上にケルンが積んであった。
地図の道通りに、鋭角で岩堂峠へと向かう。
この界隈の道は、尾根と沢地形の弱い場所に極めて適切に付けたように感じる。
岩堂峠。訪れるのは2回目と思うが、全く初回の記憶は無い。
果たして本当に来たのかどうか・・・。
ぼちぼちと深草観音方面へと下る。
沢のやや上に道があるようだが、岩があり少し面倒。
岩壁に大きなハチの巣。
さて、深草観音も堪能する。
石仏はあちこちに散見される。
こんな立派だっただろうか。
この長い梯子はよく覚えている。手が冷たくなるので登るのは控える。
右手からも探索。
石仏にスポットライトのように日が当たる。
鎖が付いた階段状を上がってトラバースしていく。
岩を穿った場所を降りると・・・。
何と! 先の梯子の上だった。
過去に登った時、右に道があるなんて知らなかった!
積年の支え、完全にすっきりー!!
正面からの撮影は、気が引けたので、このアングルで。
確か御開帳は最近だったと記憶しているので、生きている内に拝めるだろうか・・・。
またの機会を・・・。私が存命であれば・・・。
降雪ときりっとした空気が厳かな雰囲気は得も言われぬ。
静かにしていると、鳥があちこちから飛んでくる。
去年からは花を集中的に覚えてきたが、いずれは鳥も。
後は戻るのみ。植林の中を行く。
分岐を下る。
下部は融雪が著しく、木から滴る。それがまた美しい。
しかし、沢沿いは冷気が籠る。
メッシュの半袖に、アクティブ用の超軽量ジャケットでは、流石に寒い。
林道の終点に出る。橋を渡り、誰も踏んでいない雪を同じく進む。
良い被写体を発見し、折角、単焦点レンズも持ってきたので撮影を試みる。
使いこなしにはまだまだ程遠いが、楽しい。
あっという間に10分近くが経過。
さくさくという表現通りに林道を下る。
橋を渡り・・・。
過去、ここから要害山に登ったような・・・?
冬用の靴で車道を歩くのは苦痛に思え、山道を行くことにした。
お、先行者が逆から歩いているようですね。
登りがはじめは続くが、すぐに落ち着いてトラバース道が続く。
この東山の分岐以外は、ほぼ廃道になっている模様。
要害温泉、坐忘も廃業となってしまい、この辺りの旨味は少ない・・・。
午後の黄色い木漏れ日も楽しめる。
躑躅ヶ崎園地の下部に出た。
ここで、イノシシが1匹走り回っている。
放っておけばどこかにすぐに行くだろうと思ったが、何と地味に追ってくる・・・。
噛みつかれてもたまらないので、視線は余り外さずに一定の速度で下る。
やれやれ。もう過去の兎藪でのような修羅場は懲り懲りだ。
無事に竜華池まで出て、車道は適当にブラブラと歩いて終了!
大日影山・東山・鹿穴・鬼山 / Argonさんの鬼山(山梨県)・東山(山梨県)・大日影山(山梨県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ