午後の時間に悪足掻きしに未踏ピークへ。
行先は、大菩薩の一角、砥山。
冬季封鎖中でなければ、楽々登れる山だ。この山だけを目的に登る人は、ほぼいないだろう。
逆にそれをいいことに、人はいないだろうと踏んで、変則コースで向かうことにした。
丸川峠分岐の駐車場がいっぱいだったら困るので、下の駐車場から出発。
ふむ・・・、登山道はもう少し距離は短いだろうが、3時間以内に戻るには、ちょっと早めに歩かねばならないか。
既に降りてくる人とすれ違う。
ショートカットしつつ、ゲートへ。
この先、しばらくして、道を外れ、沢沿いへ向かう。
巡視路があるか尾根ではないかと推測していたが、どうやら無さそうだ。
こちらが、取り付き。
沢は凍って寒々しい。渡るのは楽々。
それなりに急なので、最初はジグザグに高度を上げる。
尾根らしくなった。歩きやすい。
大き目の木もあって、たまに、おっ?と思う。
雪は僅かにあるが、歩行に全く支障はない。
シカの足跡が見える。実際にいた。
枯れた巨木もいいですね。これは大きかった。
右に堰堤の沢や少し展望も見えてきた。
どうやら地図の破線路の道に合流したらしい。平成の治山標識あり。
林道っぽいような広い道が続いている。
200mほど歩けば、立派な林道に出る。
林道を挟んで、あれが、砥山のようだ。小高い丘くらいの印象であるが。
ここからは展望があった。
少し展望楽しみ、砥山へ向かう。カラマツの植林を少し登れば笹が出てくる。
笹って、標高上げないと、もう見られないのかもしれない。
倒木も無く、歩きやすいので、軽快に進める。
そして、砥山に到着。
三等三角点、点名『砥山』。
立派な標識もあり。ダム方面にも行けたら楽しいだろうが、今日は全く不可能。
樹林に殆ど覆われた山頂。隣の同じくらいの地点に向かう。
ここにも山頂標識あり。道はあるのか無いのか、雪で隠され良く分からない。
展望台へ向かうべく、そのまま東に進む。
振り返る。日がだいぶ傾いてきており、ちょっと残り時間が気になるところ。
僅かの距離で、適当に一級登山道に出る。
遊歩道には、足跡がなく、予想外だ。綺麗な雪を踏めるのは嬉しい。
解説の標識があって、歩きやすいが、木道が朽ちてきており、踏み抜かないか、雪の影響で隠され、少し心配ではあった。
トレラン用のシューズであるが、くるぶし程度までの積雪なので、問題なし。
ダムと富士山は左に見えているが、カラマツ林でいまいち見えにくい。
しかし、それも青空に映える。
そして、到着。
こんなに整備されていたとは。冬季封鎖でなければ、気軽に森林浴しに来られるか。
ダウンを羽織り、すぐにコーヒー淹れて、パンを食べる。至福のひと時。
ここでも、綺麗な雪の上を歩き回る。
ここから南、棚横手山や大滝山付近での未踏があったはず。
その先、国道20号線を越え、岩崎山なども気になるところであり、行きたい場所は残る。
さて、尾根の向こうに太陽が沈むのを契機に、下山にかかる。
軽快に進める道の状態であり、助かる。
遊歩道がそのまま続き、歩きやすい。左手の駐車場を横目に通過。
ここからは踏跡があった。どこへ向かったのでしょう。
ここでは、日没間際の太陽が綺麗。
思わず、樹林の間から撮影。
間もなく、ロッヂ長兵衛。車道に合流。
車はあるが、静謐としている。人の気配は感じられない。
駐車場の先は展望があった。これが最後の景色になりそうだ。
建物の近くの水場は、利用可能な状態で流れていた。
確か、ここから先は以前歩いているはずだが、記憶は非常に薄い。
車道ではなく、登山道があり、これで時短できる。
ちょっとした迂回はあるが、車道は1分も歩かない。
よいブナも見られた。雪があったら、尚。というには、贅沢か。
落ち葉が堆積している場所もあるが、歩行には支障がなかった。
沢沿いの林道にに降りる。
千石茶屋。営業はだいぶ先だそう。
ヘッドライトも使用せずに、暗くなりきる前に下山完了。
冬がこういう山は旬だと思う。そして、大菩薩の西は、ほぼ登りつくした感。
次は、手強い印象もある、東を攻めようと思う。
- コースタイム
駐車場(15:00発) → ゲート(15:05) → 取付(15:15) → 林道(15:55) → 砥山(16:05) → 展望台(16:20-16:33) → 上日川峠(16:43) → 千石茶屋(17:15) → 駐車場(17:25着)
砥山 / Argonさんの砥山(山梨県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ