遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

大滝山 宮宕山

里山シーズンインした感がある季節になってきた。

さて、どこへ行こうかと地図を眺める。

ふと、目にとまった甲州市、大滝山。

横手山を踏んだ際に、てっきり登ったものと思い込んでいたが、どうやら未登であるようだ。これは、行かねばと午後の時間を利用してやっつけに向かう。

南面や大瀧不動から向かうのは新鮮味に欠けるので、北面から攻めることにした。

鬟櫛川を東に上がって、ゲートを開けてダートとなった道を車で上がる。

ゲートを閉めて車に乗り込んだ直後で、物凄い勢いで車が上がってきたので、緊張が走るが、以降会うことはなかった。すぐ右に、個人キャンプ場らしき場所があったが、利用はされていないようで、元野営地という方がしっくりくる寂れ具合であった。

このキャンプ場?の持ち主だったのだろうか。

私有地でなければ、言い分も立つかと思い、ギアもセカンドでゆっくり上がる。

ゲートを開けた300mほど先の余地から出発。

一眼レフを忘れたようで、がっかりではあるが。

未舗装路はまだ続いているが、結局、ここに戻ってくるだろうから。

橋はないようで、沢を飛び石で思い切りよく渡って、左岸へ。

作業道っぽい道があるので、それを行く。

しっかり道がある。点線の道を辿ろうと思ったが、若干等高線が詰んでいる場所もあり、一つ南の尾根に登り上げる。

左が雑木林、右は植林。

尾根上、特に歩き難そうな様子はない。植林で利用されるので当然だろうか。

枯れ模様の中、良く目立つ生物を発見。

幼少の頃から馴染みのあるナナフシと比較してふくよか。調べてみるとヤスマツトビナナフシのようだ。虫の息というような緩慢さ。

変わらず歩きやすいが、一部は木が育ち、若干密に感じる所があった。

1100m付近で、林道を横切る。

どのように走っているのだろうか。

さておき、再度尾根に乗るには、御覧の通りの枯れた藪。

正面突破もできるが、獣道らしき薄い踏跡を利用して進んだ。

すぐ上には、植林の看板があった。

尾根上はとても歩きやすく安心だ。

1230mを超えると、再び林道を横切る。ここは終点のようだ。

地図上ですぐ東から道があるので、延長されてここまできたのだろう。

変わらぬ植林を登っていく。

1362m高点。展望無し。

宮宕山(大滝山)と山頂標識がある。

日本山名事典によると、1998年までの地形図には宮宕山と記されていたそうだ。

この西にある甲州高尾山の一帯も、宮宕山とされており、紛らわしいこと。

そのため、私も踏んだと思い込んだのだろう。

ここで戻るもいささか物足りないので南下。棚横手山へ向かうことにする。

すぐ2つ先のピーク。里山は、私には冬が最も旬と思う。

展望が最も良いのは、ここのようだ。

この先、少々藪っぽさあり。無論、一般道にしてはだが。夏は嫌だろうと思う。

横手山、着。

踏むのは15年ほど前になるよう。

周辺には頻繁に来ているので、久しぶりという感じがしない。

パンを食べつつ、展望と地図を交互に見る。

大滝川の北側の尾根を利用して周回も候補であったが、まだ時間があるので、去年途中まで進めた境沢ノ頭に向かうことに決める。

トレランらしき人が登ってきたので、すかさず出発。

林道経由の方が早いのだろうが、気が進まない。

大滝山まで登り返し、東尾根を辿る。

目印もあり、普通の登山道と変わらない。

尾根の左右には林道が見えてくる。

降り立った深沢峠を振り返る。

境沢ノ頭と思しきピークも見えている。

相変わらずの植林。林道をショートカットして、最短で尾根を上がる。

これまでと特段変わらぬ植生と道の様子であり、目的地の境沢ノ頭へ立つ。

去年と様子は変わらぬことを確認。

さて、下山は・・・。鬟櫛川右俣という沢を下ることにする。

北東尾根はよく踏まれており、目印が見えるが、少々距離が延びるのを嫌い、これは却下。ここまでの林道法面の様子から、変な場所に出ると、面倒なことになると踏んで、小尾根から沢型に下りた。

右の斜面から下ってきた。落ち葉が堆積しており、歩き難さはあるが問題なし。

林道に合流した。そのまま沢型を下っていく。

予想外に、水が流れている。

倒木もあって、上部はペースが全く上がらない。

中間部は伏流となっていたので、問題皆無。

1170mほどまで高度を落とすと、堰堤群のお出ましだ。

地図上では1120mの堰堤が最終だが、こんなものだろう。

いずれも左から巻き下る。

地図上で点線の道まで来る。灌木が密というほどではないが、少々煩わしい。

ここも夏は遠慮したいところだ。

木の橋・梯子が崩壊しかかっていたが、あろうがなかろうが通行に支障はない。

地図で水線が開始となる付近で林道に出た。これは、どう通っているのだろうか。

上の写真では分からないが、沢沿い、右岸には廃林道が伸びており、それを歩いていくことにした。あらぬ方向に導かれてしまうようなら、沢に降りればいい。

ジムニーや軽トラであれば、何とか通れなくもないが、だいぶ傷んでいる。

右が岩だが、ボルダリング等で楽しめはしないよう。

この道は、出合から200mほど上で切り返し、鬟櫛川左俣(仮)と合流。

そちらの沢は、滑滝っぽいようにも見え、少し興味が沸いた。

駐車場所から1㎞付近で、作業小屋。

ここいる私が言うのも何だが、林業か狩猟以外の人は、まず来なさそうな場所だ。

その100mほど先、ゲート。

がっちり閉まっているので、車で来てもここまで。

その先、地図に記載のある764m付近から北に上がっている道は、気に留めていなかったので、見落としたのか廃道になってしまったのか分からない。少なくとも目立つ道ではなようだ。

日没間際の予定時間を使って、やっつけ感少なく、十分に楽しめた。

宮宕山・棚横手山・境沢ノ頭 / Argonさんの宮宕山(山梨県甲州市勝沼町菱山)棚横手山の活動データ | YAMAP / ヤマップ