貴重な休日。家業をやっつけ、昼過ぎに出発。
台風の影響から緩い沢にしか行けない。
行先は、葛野川支流の釜入沢。
お隣の深入沢は去年行っているので、下降路の心配はない。
深城ダムの放水している水は濁っている。
釜入橋の脇から下降していくが、中々足場が悪く注意が必要。
何となく踏跡っぽいものはあるが、結構危険。
何とかして沢に降りるが…。
いやー、濁りも水量も中々のもの。
平静時であれば取るに足らないのだろうが。
さて、既にここで13時半を回っているので、さっさと進まねば。
3mそこそこしか無い滝も、かなりの迫力だ。
右を越えるが、飛沫でびしょ濡れ。
雨も降ってくるし、暗くて不安になってくる。
所々の小さな支流も滝のように落ちている。これは一番見応えがあった。
右岸に人工物を発見。こんなところに誰が来るのだろうか。
最早、水量が多すぎて、どこが二俣か分からない。
結局、こいつか、二俣は?
国土地理院地図では、この右俣に水流表示があるので、右俣に来てしまった。
4m滝。右を濡れながら登る。
支流が沢山あってどこがどこやら。
右岸は植林で適当に最後詰めあがれそうだ。
下山は沢下降が不安。
釜入沢と深入沢の中間の尾根を下ることにしたので、奈良倉山に近い所に詰める。
1238mに突き上げてもいいが、西に戻るのに距離が長くなりそうなので。
水流はまだ豊富で、連瀑帯のような感覚で楽しく登れる。
たくさんあって追い込みという感じ。
この先すぐに水流は左に消えてしまう。
私も左にトラバース開始するが、グズグズでそれなりに悪い。
尾根に乗ると、そこは植林帯。
藪も無くて歩きやすいので、林道(登山道)までほぼ一気に登る。
ここを歩くのは初めてだが、普通に車が通れそう。
遅く出ているワラビを少々いただいた。
林道は奈良倉山をトラバースしているが、折角なので、山頂を踏みに行く。
10分もしないうちに、展望台。
富士山が見えるのだろうが、雲の中だ。
すぐ北が山頂標識と二等三角点。点名は佐野峠。
地図上の佐野峠はだいぶ離れた南にあるが。
踏むのは2度目であるが、記憶が大して無い。
林道に再度下りて下降点の近くに、奇妙なキノコ。
どうやらキイロスッポンタケというらしい。
反射板が下降点にはあった。
あとは勝手知った道なので、サクサク下山。
今回、イドログリップなので下山も登山靴よりスムーズに感じた。
護岸壁が出ると間も無くで、釜入橋の脇、国道に下りる。
左俣に行きそびれたのが心残りであったが、台風後であったために、それなりに右も楽しめた。
通常であれば、早発ちすれば、釜入沢と深入沢を1日で余裕を持って楽しめるだろう。
大した沢ではないが、増水した時の沢の様子も経験しておいて損は無いはず。
- コースタイム
釜入橋(13:40発) → 入渓(13:50) → 二俣(14:40) → 水伏流、トラバース開始(15:55) → 林道(16:25) → 奈良倉山(16:40) → 反射板(16:55) → 釜入橋(17:40着)