遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

奥秩父縦走2日目

大弛峠での冷え込みは、結局、最低で-13℃。
装備万全のため、全然寒くなくて、暑いくらい。
去年12月の甲斐駒ヶ岳の時と比べて、比較対象にならない暖かさ。
この程度が-13℃だったら、あの時なんか、-20℃の寒さの感じでした。
風が結構強くて、曇っていたので、完全に明るくなってから、出発。
夢の庭園へは行かず、雪に埋もれた木道をゆっくりと進みます。

木に雪が付いて、モノトーンの世界。
樹林を抜けると、そこに青い青い空が広がって…。
上の写真は、左に奥秩父最高点の北奥千丈岳、右に富士山。
風は強いけれども、意外に天気いいじゃない☆
分岐から空身で、北奥千丈岳へ。

めちゃくちゃ風が強くなって、ヨロヨロしてしまう場面もありました。
金峰山を仰いで、後にします。
国師岳で、展望を最後に、ここからは、ひたすら樹林帯となりました。
雪は、概ね膝までは届かないので、つぼ足で。
アップダウンをいくつか繰り返し、ここが国師ノタルかな、と確信も持てずに通過。
東梓の直前のピークに、測量用の?石柱がありました。
代わり映えもしない樹林帯が、まだまだ続き、両門頭で、一応、展望。

風雪で、フードをしていないと、顔が痛い!
それでも、動いていると、下着とハードシェルの2枚で丁度いいくらい。
雪道は、やっぱり足に堪えるらしく、だいぶ遅い歩みです。
富士見までも、長く感じました。

ガッツリ下って、ガッツリ登り返して、水師へ。
この登りが、一番堪えました…(汗)
水師の看板は、年季が入っていて、カタカナでミズシと何とか判別。
もう、あと僅かなので、たまに見通しが利く所では、東沢や鶏冠尾根の様子なんかを観察しながらゆっくりと。
甲武信岳(左)と、木賊山(右)も、もうすぐ。

千曲川源流分岐からは、一気に踏跡が濃くなって、人にもよく会いました。
ノロノロと、山頂目指して、ようやく到着。

大体、予想通りの時刻。
国師岳までも見えず、富士見くらいまでの展望。
ボーっと、しばらく眺めて、テント場確保しないとな、と思い立ち、甲武信小屋へ。
徳ちゃん新道を開拓した、徳さんに、受付をしてもらって、甘酒を一杯いただき、とても美味しくて温まる♪
他にも、ツエルトやテントの人が5張ほど。

張っている時から、雪がチラチラ降り始めていました。
今度は、雪を溶かして、食事に。
餅入りラーメン2玉、ほっとレモンで、至福の気持ち☆
小屋からは、酔っ払いや、誕生日を祝う声や、冷え込みが何度か、とか賑やか。
起きている時、-16℃までは、どうやら下がっていたみたいですが、装備にほころび無し。
ということで、大晦日の今日もぬくぬく快眠♪
こんな年越しって、いいよねー。
翌日へ続く…。

  • コースタイム

大弛峠(7:20) → 北奥千丈岳(8:15) → 国師岳(8:30) → 東梓(10:40) → 両門頭(11:45) → 富士見(12:20) → 水師(13:10) → 源流分岐(13:25) → 甲武信岳(13:55) → 甲武信小屋(14:15着)