甲斐駒様へ新年のご挨拶。
2時半頃に出発し、日帰り。
黒戸山もしっかり踏んでおく。
黒戸尾根経由では、これまで竹宇駒ヶ岳神社からしか登っていなかったため、今回は横手駒ヶ岳神社からとした。
神社付近の駐車場には、登山者らしき車は見られない。
車道を僅かに登り、登山口が左にある。
ヘッドライトを点けて登っていく。
整備具合はまずまず。と思いきや、倒木が途中にあって何とも。
トラバースをこなし、沢をまたいでしばし登れば竹宇駒ヶ岳神社からの道と合流。
途中で夜景が一望できる場所があった。
さて、ご来光は拝めるだろうか。
ここまで寒さは感じず、足の調子も悪くない。
五合目を過ぎた辺りで、空がいよいよという様子。
五合目にはテントが3張。雪も少なそうだし、黄連谷や坊主沢も快適そう?
小屋手前でアイゼンを履いて、ハードシェルやバラクラバで装備を整えた。
七合目小屋手前でついに日が出る。樹林の間からで写真がいまいちだ…。
積雪期に登った中では一番雪が少ないようだ。
既に人気は殆ど無い。皆、もう山頂へ向かっているのだろう。
テント場辺りまで来ると、だいぶ日が上がった。
本当は御来迎場で初日の出を、と思っていたのだが、力不足であった。
風は穏やかであり、この時期としては無いに等しい感じ。
しかも雪も少ないので楽勝。写真を何枚も撮りながら登っていく。
赤石沢奥壁やサデの大岩など、今はどんな状況なのでしょうか。
この北岳とのセットも好きな場所だ。
鎖がこんなに出ている。ストックからピッケルに持ち替える必要も感じない。
順調そのもので、色々観察する。
と、この辺で携帯が低温でバッテリーが使い物にならなくなる。
カメラは生きているから全然気にならない。
ここは特に私には特別な場所。
来て良かったと実感が湧いてくる。
社にもご挨拶。
そして、山頂へ。
去年に続いて、参りました。
ザックを下ろして、景色を楽しむ。
千丈ヶ岳。小千丈沢や馬ノ背なども行きたい。
年末の予定が押さなければ、北岳を狙っていたのだが…。今後また何度か踏むことになりそうだ。
中央アルプスは、まだ先かな。
すっきりしており、遠くまで見渡せる。
ご機嫌で写真を撮っていたが、ここでカメラのバッテリーも低温で使えなくなった。
慌てて体温で温めると、復活してくれて一安心。
下山も長いので、名残惜しいが下っていく。
全く危険を感じない。ストックをしたままでも問題なし。
七合目から、だいぶゆっくりだったので、体力にも余裕があるので、黒戸山も踏みに行く。
登山道は巻いてしまうので、途中から山頂少し南のコルに乗り上げてみた。
樹林密度はまばらで歩行にストレスが少ない。
三角点は雪の中かと思ったが、頭が出ていた。
この付近には目印がいくつかあった。
展望は僅かに駒が樹林の切れ目から見えた。
少し東の岩が日当たり良さそうであり、小休止をしに行ったところ、中々の展望。
早川尾根の先には北岳も見えていた。
これには、嬉しさと驚き。
山頂から適当に北へ尾根を下って、登山道復帰も楽々。
どんどん下って、刀利天狗手前でアイゼンを外す。
刃渡りから金峰山。雪少ないなぁ。
滑り転ぶようなこともなく、竹宇・横手の分岐へ。
少し下ったところから一枚。笹が結構好きな所。
登りでは暗くて景色が見えなかったので、じっくり下る。
標識は結構年季が入っているようだ。そして、植林のカラマツですね…。
蝉の抜け殻と標識。何気ない光景に癒される。
沢で水を汲んで小休止。その辺が少し分かりにくいか。
沢から登りのトラバースが何とも風化した花崗岩の砂で歩きにくい。
行きでは感じなかったのだが。
崩壊して、少しルートが変わったようだ。
何のことでしょう?入口?
これもすぐ近くにあった。一合目ってどういうこと?
謎ですねー。
地蔵様の前が展望がひらけている場所があり、中山を前衛として、奥秩父の主稜線が見事。
その先にも展望地がある。
こちらは八ヶ岳が特に良い。
後は落ち葉の堆積する登山道を蹴散らしながら下山。
登山口へ到着。
そして、神社でも参拝。
初詣は、山頂で済んだことになっているのか、やや疑問もあったが。
さて、ロングコースだったが、大きな問題無し。
体力低下とはうまく付き合っていくしかないことは分かった。
今年一年、また精進致します。
コースタイム
横手駒ヶ岳神社(2:30発) → 横手・竹宇分岐(4:00) → 七丈小屋(7:05) → 甲斐駒ヶ岳(9:05~9:25) → 五合目(10:50) → 黒戸山(11:20) → 横手・竹宇分岐(12:55) → 横手駒ヶ岳神社(14:35着)