笊ヶ岳の山頂にテントを張り、まったりしていましたが、4時を過ぎても、全く明るくなる気配が無い!
バルブ撮影なんかをしたり、本を読んだりしながら、日の出を待ちました。
テントの中で寛いでいると、昨日会った登山者が登ってきました。
落ち着かない・・・。
僅かに明るくなってきましたが、まだまだ。
月が西に移動していました。
5時半辺りから、徐々に明るくなってきましたが、やきもきします。
そして、ようやく!!
まともな御来光を見るのは、去年の甲斐駒ヶ岳でのクリスマス以来で、感激♪
雲海も素敵だし!
焼ける聖岳、赤石岳、荒川岳・・・。
待った甲斐がありました☆
今日も、天気は良さそうで、快晴だし。
朝食を取って、撤収し、7時もだいぶ過ぎた頃、やっと出発。
おいおい、時間かかりすぎじゃないかい・・・。
まぁ、最初は飛ばさずに、ゆっくりと。
ちょっと、藪っぽいなと思ったのも、最初だけで、快適に下る登山道でした。
分岐までのタイムが、予想よりも遅かったので、ペースアップを図ります。
下った後は、割と平坦な道がしばらく続きましたが、やっぱり登り返し・・・。
足に任せて、ガンガン登ります。
振り返れば、笊ヶ岳と同じような標高まで登らされているような気分になります。
ひたすら登っていくと、明確に左に逸れていくのですが、ここは、偃松尾山へ真っ直ぐ行く踏跡を辿ってみました。
ここにあった、古い指標は読解不能。
が!、藪が酷くて、一体どこが山頂なのか分からず、敗退・・・。
どうやら、直登ではなく、左から回り込むようにして行く気がしました。
戻って、ザレへ。
笊ヶ岳が、もうあんなに遠くなっていました。
向こうから見ると、ここはとっても目立つんですよね。
本当に、際を歩くんですね。
再び樹林帯となり、傾斜の無い緩い道が続きます。
順調に進んでいくと、生木割山へ。
CATVの何かがありました。よく、こんなところに・・・。
ここは、どっちへ進むか少し判り難いのですが、早川町の付けた指標を進むのが一番明瞭です。
標柱の指す方向は正しいのですが、廃材の先から、道が踏まれていません。
まぁ、普通の洞察力があれば、問題になりません。
あまり代わり映えのしない道を進んでいくと、天上小屋山の指標が。
山頂という雰囲気は無く、通過点でしかないです。
この、ちょっと先に、南部の山の見えるところがあったので、ここで小休止。
時間的に問題も無さそうなので、余裕がまだあります。
殆どトラバースするかたちで、登山道はついています。
左手には、南部の山々が素晴らしくよく見えるところがあり・・・。
今年は、もうあっちへは行くのは厳しそうかな。
堰堤が目立っていて、所々、かなり崩壊が進んでいるみたいです。
ビシバシ進んで、ついに、林道跡に出ました。
ちゃんと指標が付いていましたが、年季はだいぶ入っていました。
笹山へ向かう道も、こんな感じだったっけ。
崩壊しているところもありますが、全く問題なく通過。
分岐があるところから、様相ががらりと変わり、車も余裕で通れるくらいに。
そして、分岐と、トイレ?が。振り返って撮りました。
伝付峠から荒川岳に行くには、遠いなぁ・・・。
保利沢からの電線かと思われるものも脇にありました。
分岐から、すぐ、見覚えのあるポイント、伝付峠へ。
富士山を見るために、林道を先へ行ってから、新倉へと下りました。
空腹感が強かったので、食事を取るべく、水場へと足早に。
何だか、以前にも増して、笹が最初だけ濃かったように感じました。
水を1Lばかり補充。この水場は、本当に貴重だなぁ。
少し下ったところで、こんな景色を見ながら、贅沢な食事♪
渡渉に一抹の不安がありますが、軽快にいきます。
落ち葉が堆積したまま、全然踏まれていないです。
こんな道を歩くのは、小さな喜び♪
水の流れが聞こえてきて、出合いへ。
前と同じで、ここは、水量も全然問題ありません。
どんどん下っていきますが、小さい滝の写真なんかを撮ったりしているので、結局、遅め。
発電のための取水施設を右に見送り、10分程度で、東電小屋へ。
ん!?職員の人が仕事していました。
保利沢の吊橋は、通行不能になっています。
こんなところまで、ご苦労様です。
格好を見るからに、渡渉をしたようには思われないので、橋が架かったかも・・・。
挨拶だけをして、滝を眺めつつ、順調に下ります。
一部は、やっぱり木道が朽ちていて、注意を少し要します。
それよりも、ぬかるみの上の、落ち葉に乗って滑り転ぶことが、一番危険ではあります。
滝を楽しむには、歩きながらというわけには、中々いきません。
見応えのある滝は、写真の滝も含めて、4つあり、今日は全部見て回りました。
うん、満足♪ 見残しは、これで、無さそうです。
橋の番号も24となり、そろそろ、例の渡渉ポイントを意識してきました。
そして、番号18、これだ!
新しい橋が、やっぱり架けられていました。
もう、これで、どこにも心配するところはないはず。
心穏やかに、終点へ向かって。
堰堤工事は、去年より、だいぶ進んでいて、登山道は変わっていました。
仮設登山道、との指標に沿って、道路に降り立ちます。
去年は、右手の山の斜面を登って巻いていったのですが、今回は、堰堤直近を沢沿いに巻くようになっていました。
こうして、道路をひたすら歩き・・・。
ゴミが多いので、酷く気分が悪かったです。
治山工事や、自然の力を利用して発電するような仕事をする人がゴミを捨てていくなんて、腑に落ちない!!
もちろん、釣り師や、登山者もいるんだろうけれど・・・。
セローが見えたときには、ほっとしました。
お土産は、最後の新倉湧水と、クルミを持ち帰って、と。
さて、これで、山梨側の南アルプスは、広河原から布引山まで踏破しました。
次の連休は、早川尾根を歩いてみよう!
- 2日目のコースタイム
笊ヶ岳(7:20発) → 椹島分岐(7:40) → 偃松尾山ガレ場(8:55) → 生木割山(9:25) → 天上小屋山(10:05) → 林道終点(11:15) → 伝付峠(11:50) → 水場(12:15) → 出合い(12:45) → 東電小屋(13:10) → 橋No.18(14:10) → 堰堤(14:20) → 林道入口(14:30) → 駐車地点(15:20着)